室内犬にエキノコックス感染

室内犬にエキノコックス感染

エキノコックスが、国内で3頭目の飼い犬に感染という記事がありました。
感染した犬は、週末に郊外でオフリードで遊ばせていた犬。もう1頭は全くの室内飼い、オフリードで遊ばせてもいなかったミニチュアダックスフントでした。飼い猫が運んできたネズミを食したらしいとのことです。
猫は家の中・外を自由に出入りしますから、持ち込んだ野ネズミを犬が食べて感染したのでしょう。

北海道の飼い主さんは愛犬のオフリードは例えドッグランでも十分注意が必要です。特に野ネズミが生息するような地域で飼われている犬は、オフリードにしないことがエキノコックス対策上も最も重要です。

猫が持ち込んだ野ネズミというケースでは、防ぐためにも猫も出来れば家の中だけで暮らさせた方が長生きできると思います。愛犬・愛猫の為にも感染症を未然に防ぐ努力は必要でしょう。

もしも愛犬がエキノコックスに感染したら、獣医師の検査はもちろんですが、人に感染しないよう速やかに治療を施しましょう。

また放浪している犬をレスキューした場合は必ず検査をし、駆虫処理を行いましょう。エキノコックス発症地域では定期的な駆虫薬投与が有効だそうです。もしも心配な方は以下のサイトをご覧下さい。

Ext_link北海道庁「エキノコックス症の知識と予防」

Ext_link北海道大学 獣医学研究科 寄生虫学教室

(2004/12/17)(LIVING WITH DOGS)


室内犬で3匹目の感染確認 エキノコックス、北大など

北海道のキタキツネなどに寄生し、人に感染して重い肝機能障害を起こす寄生虫エキノコックスに、北海道網走地方などで主に室内で飼われた犬2匹が感染していたことが、北海道大などの研究グループの調査で分かり、16日発表する。室内犬の感染は国内で3匹となった。感染したうち1匹は、放し飼いにしたことのない雄のミニ
チュアダックスフントで、ことし6月に確認された。

飼い犬は、屋外の放し飼いでネズミなどを食べ感染するとされ、2002年12月に札幌市内で感染が確認された室内犬も、週末などに郊外の緑地で放し飼いにする習慣があった。

しかし、この犬は、散歩でも常につながれていた。屋内で一緒に飼っていたネコが持ち帰ったネズミを、食べた可能性があるという。

(2004/12/16)(共同通信記事より)

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