介助犬初めて首相官邸に

介助犬初めて首相官邸に

今、色々と話題の多い麻生総理のもとに、介助犬の普及協力を要請するために3頭の介助犬が初めて首相官邸を訪問したそうです。

身体障害者補助犬法が成立してから7年も経つのに、未だに補助犬の同伴を拒否されている実態を訴えたそうです。

公共の建物、乗り物は補助犬が堂々と入れるようにはなりましたが、民間の施設では、残念ながら受け入れ体制が整っていないと同伴拒否されるケースがまだまだあります。

盲導犬の認知はかなり広まってはいますが、介助犬や聴導犬への理解はまだまだ深まっていないのが現実です。

日本の車椅子利用者や視覚障害者、聴覚障害者にとって、バリアフリーとかユニバーサルデザインとか言われ初めてずいぶん経ちますが、障害者にとって十分に優しい国とは言えない状況です。

日本中、どこでも障害者の方が補助犬と共に歩けるようになるにはあと何年必要なのでしょうかね。(2009/2/14)(LIVING WITH DOGS)


介助犬:初めて首相官邸に−−普及協力要請

身体障害者の代わりに物を拾うなどの介助動作をする介助犬3頭が13日、初めて首相官邸に入った。「日本介助犬使用者の会」の木村佳友会長(48)=兵庫県宝塚市▽川津亜紀さん(38)=横浜市戸塚区▽川本昌代さん(69)=神奈川県横須賀市−−の3人が、麻生太郎首相に介助犬普及への協力を要請した。
懇談の場で麻生首相は木村さんの介助犬「エルモ」に顔をなめられるなどし、「犬には好かれる自信があるんです」と話したという。木村さんらは、02年に介助犬を含む補助犬を公的に認知した身体障害者補助犬法が成立したものの介助犬は全国に44頭と少なく、現在も同伴拒否が相次いでいる現状を説明。「解決のため広く国民に補助犬を周知していただきたい」と要望した。麻生首相は「介助犬育成にはどのくらいの期間がかかるの」などと質問し、「時間はかかるけど、取り組んでいければいい」と応じたという。(2009/2/14)(毎日新聞記事より)

サブコンテンツ

カテゴリー

このページの先頭へ