Noahのアジリティーに挑戦!(2)

Noahのアジリティーに挑戦!(2)

2回目のクラスからシェルティのFlintが仲間入りし、総勢6匹になりました。

今日のレッスンでは、まず犬を“Sit”から“Down”ではなく立った状態からいきなり“Down”のコマンドで伏せをさせ、すぐに“Stay”をかけます。次にリードを軽く振ってもまた軽く引っ張っても、Stayの状態を保てることができるかを見ます。このとき犬の身体の筋肉がリードを引っ張る方向と反対に働いていることを確認します。この練習はテーブルの種目のときに役に立つそうです。なぜなら犬はテーブルの上に飛び乗った瞬間に伏せをし、そのまま5秒間伏せの状態を続けなければならないからです。本能的にそのまま前方に飛び降りたいところをじっと我慢しなければならないので衝動を逆方向に制御することが必要だからだそうです。

Noahはトレーニングクラスでさんざんこのリードを引っ張られても“Stay”の練習を積んできたので、これはバッチリ。インストラクターのLisaにお手本として褒められました。
実際に今度は飼い主がリードをもってテーブルのところまで歩いて行き、ハンドシグナルでテーブルの上に乗せ、瞬間的に“Down”させます。そのまま5秒間待ってからリリースして(OKとか、Lets go!など)下ろします。

いきなり伏せをせずにまずお座りをしまうのは犬にとって不都合を生じます。時間の無駄はさることながら、座った位置によっては伏せると前足がテーブルからはみ出してしまって落ちてしまうこともあるので、テーブルに飛び乗った瞬間にいきなりDownができるよう練習しました。

今日練習したもう一つの種目はスラロームです。今日はまだ初めてなのでほんの触りだけでしたが、なんとなくアジリティらしくなってきました。Hollyの時には使わなかった初期の練習用のスラロームの用具ですが、これは棒を左右に交互に倒すことができるので、進行方向を見ると大きく開いたV字型に見えます。リードを引きながこの上を犬に歩かせ、犬は出たところにあるとトリートを食べてよいことになっています。Noahも他の犬達もさっさと渡ってトリートにありつけるので大喜び。

さて三週目のクラスでは、まず初めに犬のストレッチ体操を習いました。飼い主の両足の間に同じ方向を向かせ犬を立たせて、犬の腰のあたりを足で軽く挟みます。トリートを右手で持って犬の鼻先から右の後方へと移動させると犬は上半身を右にほとんど逆さUの字型に自分のお尻の方向に曲げます。左も同様に。

同じ体勢で、トリートを今度は鼻先から上方に動かすことで犬に真上を向かせ伸びをするような姿勢にさせます。逆にトリートを犬前足の間から前方に動かし、下半身は立ったまま上半身をかがませて「遊ぼう」のポーズをさせます。

犬の真横に犬と反対方向を向いてひざまずき、犬の後ろ足を片方ずつ静かに持ち上げて伸ばします。それからTタッチのように犬の頭の先から尻尾の先まで皮膚の表面をゆっくり擦っていきます。ほかにもいろいろとマッサージやストレッチの方法を教えてもらいました。アジリティークラスの前にストレッチ体操をしてウォーミングアップをするといいですね。

次に今日はAフレームに挑戦しました。最初は石のブロックの上にAフレームの板を乗せただけのほんの20センチほどの高さで練習しました。両斜面とも下方が黄色で上方がブルーで塗られており、てっぺんは30センチほどしか平らな面がありません。初めは歩く速さでボードの直前から犬側の手で方向を示し、反対側の手でリードをもちます。ボードを降りきったところにトリートを置き、犬がそれを食べるために黄色のペンキで塗ってある部分で止まらなければならないようにしました。Aフレーム、シーソー、ドッグウォークなどの競技はContact (接触) と呼ばれ、この黄色の部分に最低片足はつけなければ失格になるそうです。

Noahは一回目には半分上った途中から飛び降りてしまいました。インストラクターのLisaが言うには、犬には自分の回りにパーソナルスペースがあり(人間もそうですが) あまりに飼い主がそばによりすぎるとそのスペースを保とうとして飛び降りてしまうこともあるそうです。でもうちのNoahに限ってそんなことはないと思いました。彼ほどベタベタくっついてくる犬は見たことありませんもの(笑)。おそらく何をすればよいのか分からずに飛び降りてしまったのでしょう。2回目からは上手にできました。

最後に今日はトンネルもやってみました。これはどの犬も以外と簡単にできました。それもそのはず、今日のトンネルは曲げてなかったので行く先がしっかり見えて犬も安心して入れたのでしょう。

さて来週はどんなチャレンジが待っているのか楽しみなNoahママです。(2009/4/5)(アメリカ Y.Mさん)

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