雷嫌いの犬

雷嫌いの犬

毎年、梅雨が明けると夕方の雷雨が始まります。
今年も豪雨による土砂災害で多くの方が亡くなりました。被害に遭った方々には心よりお見舞い申し上げます。

地球温暖化の影響か、気候がどうも以前とは違うように思います。

我が家は山に住んでいますので、雷の恐怖は格別です。昨年は、雷が近くに落ち、そのために停電しましたが、パソコンのモデムがやられました。

ちょうど私はパソコンの前に座っていて、マリヤが足下にいました。突然のビシッという音で驚いたことは言うまでもありません。ものすごい衝撃でした。

我が家の犬達は雷の音にはびびりませんが、雷が鳴り始めるとパニックになったり、狭い場所に隠れたりする犬はたくさんいます。

犬は雷の音で怖がるのでしょうか?確かに雷の音は大きくて、特に聴覚の鋭い犬にとってはものすごい衝撃だと思います。だけどうちの犬達は大きな音にびっくりはしますけどパニックにはなりません。雷嫌いの犬はいったい何におびえるのでしょう。

アメリカのタフツ大学動物行動学のニコラス・ドッドマン博士は、原因は「静電気」であると発表しました。

おー、そうだったのかと思わず納得です。

友人のてんかん持ちの犬が、雷の日に発作が起きやすいと以前聞きました。それ以降、雷嫌いの犬がいると色々と聞いていますが、もしかしたら低気圧が原因かもと何となく思っていました。そうか確かに低気圧も要因ではあるけど、静電気だったんですね。
犬は全身が毛に覆われていますから、静電気が起こりやすいんですね。
科学的にちゃんと説明できないんですけど、雷が起こるとなぜか毛に帯電している静電気が増してくる?それで不快感になる?なのでおびえてパニックになる。と言うことなんでしょうかね。

そう言えば、車酔いの原因の一つに、乾いた車内で犬の身体に帯電した静電気で涎が多くなったり吐き気や不快感になるという説もあります。

画期的な商品を見つけました。

雷嫌いの犬には必需品になるかも知れません。

ストーム・ディフェンダー・ケープ

ストーム・ディフェンダー・ケープには毛から静電気を放電させて犬を保護する特殊なメタリックの生地が使われているそうです。
ケープを身につけて雷を体験することにより、雷はもちろん、その前に関連している雨や風、気圧の変化、特別な匂いなども、もう怖くないんだということを学びます。ケープを着ていれば安全だと認識するようになるそうです。

ただすぐ効果のある犬、何度も試してやっと安心できるようになった犬といるようです。
雷嫌いの犬と暮らす飼い主さんにとっては救いの商品になるかも知れませんね。
(2009/7/30)(LIVING WITH DOGS)

サブコンテンツ

カテゴリー

このページの先頭へ