駐米大使の愛犬スキッパー

駐米大使の愛犬スキッパー

2008年に「駐米大使の愛犬物語」としてご紹介しましたが、2010年3月14歳の生涯を終えたそうです。

大使としてアメリカに駐在した1996年盲導犬財団からパピーウォーカーとして預かった犬でした。約1年一緒に暮らし、財団に戻りましたが、残念ながら盲導犬にはなれず、爆弾や麻薬を捜索するワーキングドッグになっていました。時は各国テロ事件の頻発の時代、アメリカからイタリア、ミラノで危険な任務につきました。
大使家族は当時スイス大使として駐留しており、ミラノまでスキッパーに会いに行ったのです。そして2年後スキッパーがリタイアし、晴れて米国ワシントンで暮らす大使家族の元に戻ったのでした。

盲導犬候補の犬が、最初のパピーウォーカーと最後のリタイアウォカーが同じ家族というのはほんとにわずかです。そして14才という年齢まで長命だった。何とも幸せな犬でした。

大使夫人が「盲導犬になれなかったスキッパー」として本を出版したそうです。

きっと悲しいときつらいとき、このような本を読むときっと温かい気持ちになれると思います。
(2010/12/14)(LIVING WITH DOGS)

心温まる「スキッパー」 国境を越えた人と犬との触れ合い(産経新聞)

サブコンテンツ

カテゴリー

このページの先頭へ