愛のしっぽ(vol33) Education for life

愛のしっぽ(vol33) Education for life



 子どもの教育。健全な社会造りのために、これ以上重要なことはない。
人間も動物も、生きるための勉強が赤ん坊のときからはじまる。
  さて、その勉強内容を分析してみると、二つの大きな部分に別れていると分かる。一つは生命に関わる危険をいち早く関知し、自分の身、すなわち自分の種を絶滅から守るという基本。もう一つは生きるために他の種と共生するだけではなく、他の生き物と生活環境を上手に生かすという知恵。
  地球に生命が誕生してから、この生き残るための基本教育が守られてきたことによって、生命の進化はとどまることもなく約42億年にわたって続いてきた。実に感動的!
  ところが、人間の誕生によって地球の環境と生命が危険にさらされ、猛スピードで破壊の道を歩むよになった。原因は、異常とも言える欲望の持ち主である人間が、「共生」と「生かす」という生きるための原則を守っていないからだ。
  戦後のヨーロッパは自分たちの過ちにやっと気づき、環境や生命の悪化に敏感になり、子どもたちに「生きるために生かすこと」を徹底的に教える努力をしている。この考えに基づいて、子どもができるとペットを飼い始める家族が多い。それは赤ん坊のときから動物との正しい共生と命の大切さを教えるためである。
  子どもが生まれると、飼っていた犬や猫を保健所に持ち込んだり、捨てたりする日本人とは大違い!

Ext_link動物愛護支援の会

(2008/9/20)(足立朝日 連載記事より)
 

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