生後8週齢未満の犬猫の取引禁止

生後8週齢未満の犬猫の取引禁止

8週齢というのは、生まれて56日です。

母親から授乳し、兄弟犬と一緒に生存競争を戦い抜き、目が開き、兄弟達と一緒に遊びながら育ちます。母犬からの教えや兄弟同士の遊びの中で子犬は社会化されていくのです。

子犬にとって、7週から12週はとても重要な時期となります。 子犬の頃に、たくさんの物、人、場所に慣らし、社会化をさせている犬は、素晴らしい人のパートナーになれると統計的にも明らかです。
この間に人とたくさん接することで人には優しく、犬同士も問題なく友好的になれる犬に育っていきます。

環境省が早すぎる子犬の販売を禁止することを明らかにしました。

これからペットショップでは、「生まれて8週齢の子犬」ですと店頭に貼り紙がされて行くんでしょうね。

あくまでも親犬と離す時期が8週齢ということですから、ペットショップのガラスケースの中にいる子犬が8週齢で親元から離されたという証明はありません。
すでに店頭に並んで8週齢になって販売されるのでは意味がないと思いませんか?
8週齢で仕入れたことを証明するには一体どうしたら良いのでしょうか?

親元に8週齢までいたという証明が必要です。

ペットショップで子犬を販売する規制がどんどん出来てくるように思いますが、もっともっと規制が進むことを愛犬家達は願っています。

少しづつですが環境省も動物愛護をすすめようとしてくれているのが伝わってきます。

まだまだ、不安要素はありますが、日本も動物愛護国へと一歩一歩進んでいるかも、と実感できるニュースでした。
(2005/9/23)(LIVING WITH DOGS)


赤ちゃんペット販売禁止、環境省「8週齢以後」を検討

環境省は21日、生後間もない犬や猫といったペットの販売を禁止する方針を明らかにした。

かわいらしさなどから、国内では犬と猫の約6割が生後60日以内にペット店に仕入れされ、販売されている。しかし、生まれたばかりの犬や猫は、環境の変化や輸送に弱いほか、人間や他の動物に十分に慣らされていないという問題がある。

成犬などに比べてエサやフンの始末なども大変で、世話しきれずに捨てられるケースもある。

米国では8週齢未満の犬猫の取引、輸送を禁止。英国も8週齢以下の犬の販売を禁止している。

動物愛護法が今年6月に改正され、ペット店などの動物取扱業に登録制度が導入された。同省はこの登録基準に幼齢な動物の販売禁止を盛り込む考えだ。生後いつまでのペットを販売禁止にするかは、海外の事例や国内の販売実態を踏まえ、8週齢を軸に検討する。

また、インターネットのペット店では、業者がペットの状態をよく確かめずに販売し、トラブルになるケースがあったが、販売時にはペットの状態を2日以上観察して、下痢や皮膚病、四肢マヒなどがないか確認することを業者に義務付ける。ペットの病歴や飼育方法の説明も求める。
(2005/9/22)(読売新聞記事より)

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