コーギーの遺伝性疾患「変性性脊髄症」知ってますか? (その1)

コーギーの遺伝性疾患「変性性脊髄症」知ってますか? (その1)

ウエルシュ・コーギー・ペンブローク、英国王室の愛犬として有名な犬ですが、日本でも多くの人達に愛されて暮らしています。中型犬ですがたくましい体つきをしており、運動量も多く小さな大型犬と言うような姿です。この愛らしいコーギーに遺伝性疾患があります。2頭のコーギーと暮らすE.Mさんから貴重な愛犬の病気についてご報告を頂きました。コーギーと暮らす方々にとって参考になれば幸いです。(2012/8/28)(LIVING WITH DOGS)


マーブルの足の異変にはっきりと気付いたのは、2011年7月12日の事でした。

その前からフローリングの上で後ろ足を滑らせる事が多くなったとは思っていましたが、10歳という年齢のせい?足裏の毛が伸びたせい?そんな程度だろうと思っていたのです。
7月12日、フローリングに血の後がいっぱいあり、マーブルの娘のシフォンにヒートが来たのかと思い確認しましたが違いました。
あわてて2頭の全身をチェックして、マーブルの後ろ右足の爪からの出血とわかりました。

その時思い出したのですが、数日前パパが、マーブルの爪の擦り減り方がいつもと違うと不思議がっていた事がありました。爪からの出血なんて、マーブルと暮らして10年以上になりますが、初めての事でした。

絶対におかしいと思い、午後の診療が始まるのを待ちかねて、かかりつけの動物病院に受診しました。問診と視診、それから多分コーギーという犬種から、「ヘルニアだと思えるから絶対安静にして薬で様子を見ましょう」と言われ、薬を8日間分処方されました。容態が悪くならなければ、8日後にまた再受診です。
処方された薬は、ステロイド1/2錠を1日1回、ビタミン剤、抗生物質を各1錠を1日2回でした。

それから、絶対安静の日々を一週間、お散歩はシフォンとはもちろん別々で、ウンPが出たら帰るという5分足らず、ちょっと長くかかった時は抱っこして帰って来た日もありました。
そして、薬も指示通り飲ませていましたが、一週間近く経っても症状は改善されませんでした。
マーブルは痛がる素振りさえ見せず、いつも通りおもちゃを持って来て遊ぼうと誘います。本当にヘルニアなのかな?との不安な思いが日々強くなって来ました。

そして、予定より2日早くかかりつけ医を再診しましたが、獣医師の診断は「やはりヘルニアだろう」でした。
徹底的に調べるならMRI検査の出来る医療機関を紹介するけど、マーブルの今の症状では服薬の内科的治療になるだろうという事なので、また薬を8日分(今度はステロイドとビタミン剤の2種類)頂いて帰って来ました。

しかし、一向によくならずやっぱり変だと思い、インターネットでマーブルの症状を入力して調べまくる日々が始まりました。本当はかかりつけ医の再診前から調べまくってましたが。

そんな中で、県内の三郷市にヘルニア等神経系のスペシャリストと言われる先生がいらっしゃるとの情報に行き着きました。とがさき動物病院の院長の諸角先生です。

かかりつけ医を再診する前にも諸角先生を受診を検討していたのですが、ひょっとすると服薬で良くなるかもという期待もあり躊躇していました。その後の再診で再度の投薬となり、諸角先生の受診を決めたのでした。
(2012/8/28)(埼玉県 E.Mさん)(嬉しい!楽しい!!まぶしー親子♪♪♪)

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