愛犬のプロになろうよ!

愛犬のプロになろうよ!

愛犬と暮らす皆様へ!

愛犬と長く一緒にいるのはあなたです。いわゆる飼い主さんです。だから愛犬のことは一番良く知っているのは愛犬と暮らすあなたなのです。

愛犬と目を合わせて会話してますか?

眠いよ、お水が欲しいよ、おしっこをしたいよ、ウンチしたいよ、おなかが痛いよ、もっと遊びたいよ、もうこの場にいたくないよ、この人うさんくさいな、この人大好き、あっ誰か来たよ、お父さん大好き、お母さん大好き、お風呂やだ、今おきたくない、おやつちょうだい、ボールちょうだい、お散歩行きたい、ねえねえリード放して、気持ちいいねえ、持ってきたよ偉いでしょ、楽しいよう!

なんで悲しいの? どうしたの? お母さん泣かないで、

私が愛犬から受けたボディーランゲージです。
もっともっとあるでしょう。

犬と人が会話をするって、別に言葉を交わすのではなく、何気ないボディーランゲージや、目で語り合えるのです。特に目はたくさんの言葉を含んでいます。

愛犬とのコミュニケーションを深めれば深めるほどその絆は強くなっていくと感じています。

愛犬の病歴はどうでしょう。
この子が家にきて、食が細く食べない犬? と思った時、どうしたら食べてくれるの? 成長期に食べない犬なんて今までの犬の常識とはあまりにもかけ離れていると思った時、最初におなかを壊したとき、夏の暑さでぐったりした時、耳の匂いが臭くなった時、耳をかゆがる時、目の異常に気がついた時、拾い食いをして血を吐いた時、肝機能が高い数値になった時、ノミアレルギーで赤い発疹がでた時、血液検査で膵機能が上がった時、脂肪種が出来て様子を見ていた時、イボが出来た時…..。

口臭が気になった時、

そして季節の変わり目に必ず起こす大腸炎。これは毎年の事でした。

毎日の健康のバロメーター、ウンチをしっかり見ているのも飼い主さんあなたです。
この子の身体を全身毎日マッサージをしながら変化を知っているのは飼い主です。そして季節毎の体調の変化を知っているのも私達飼い主です。
飼い主であれば当然の事でしょう。

人の子供と同じように、飼い主は愛犬の身体のすべてを知っているのです。どんな立派な獣医さんよりも実体を判ったカルテを持っているのです。

その処方は獣医さんにお願いするしかありませんが、この子の病歴や体質を一番良く知っているのは飼い主さんでしかあり得ないのです。

運動性はどうでしょう。

この子はボールが大好き、山歩きが大好き、お家の中で探してゲームが大好き、ハードルをジャンプするのが大好き、泳ぐのは最高に大好き!
アクティブな運動能力を持っています。どんな時嬉しいと表現するかを知っているのは飼い主さんあなたです。

では、性格的にはどうでしょうか?

どんな人にも挨拶をする、触られることを嫌がらない、他の犬に対しての扱いに節度を持って接している、幼い犬には教える態度、図々しい犬はNoと言う態度、虚勢を張る犬には無視の態度、このような様子がうかがわれます。

犬が、「社会に共生」することは飼い主が愛犬との暮らしの中で必要と思わなければ実現しないのです。
自分を知り、愛犬を知ることです。

愛犬は一瞬のうちに飼い主を見定めます。それは本能的なものですが。
この人は信頼できる人か出来ない人かを判断しています。

信頼できないけど、愛犬の言うとおりにやってくれる飼い主、我が儘を聞いてくれる飼い主、怒ってちょっと唸ればどうにか自分の言うことを聞いてくれる飼い主は、あっと言う間に愛犬の地位は人よりも上となってしまいます。

飼い主が愛犬からの信頼を得るということは、あなと一緒にいたいよ! あなたが大好き! あなたの言うとおりに何でもやってみたいよ! あなたが一番! という表現をしてくれます。

もしも、そのような表現をしてくれるならば、訓練所やしつけ教室に行かなくても愛犬との絆が出来ることを是非知っていただきたいと思います。

でもどうしたら良いの? と思ったら、しつけ教室や、訓練士さんにご相談することも手段の一つです。

犬の能力は無限です。飼い主さん! 愛犬のプロになりましょう。

愛犬と向き合ってますか?
愛犬が何を考え何をあなたに期待し、そしてあなたの要望に応えようとしているか考えてみましたか?
愛犬と向き合うことがプロへの最初の出発点です。

愛犬との素晴らしい暮らし、それは、あなた次第なのです。(2000/11/03)(LIVING WITH DOGS)

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