ノンとゴン 「兄弟のように暮らす子供と障害犬」

ノンとゴン 「兄弟のように暮らす子供と障害犬」

我が家のノン(人の子)、ゴン(犬)を連れてお散歩に出たら、早速ご近所のママさんからクッキーを貰ってご機嫌のノン。ノンの手からクッキーを奪って笑いながら逃げるゴンと大泣きのノンです。
ゴンはそんなにお菓子好きじゃないのにノンをからかうのが楽しいみたいです。
クッキーは横取りしてすぐ、コンクリートの地面に穴掘りして埋めました。これは捨てたとも言えますけど。
ノンは「ゴン嫌い!」とか言って手足をバタバタさせながら泣いてたくせに、近所のお友達がゴンのリードを持ったら「ダメー!!」ってすぐにリードを取り返してゴンの首に抱き着いたりして。
この前はシュークリームを取り合って座布団の下に隠していたみたいです。掃除をしようと座布団をどけたら爆発したシュークリーム発見。ガーン!どいつがやったのかは見ていないので犯人特定が出来ませんでしたが取り敢えず2匹共叱っておきました。
今、ノンとゴンはそれぞれの場所でお昼寝中です。今日はままごとのオモチャで二匹で遊んでいました。
ノンがコックさん、ゴンはお客さんです。「はい!どーじょ♪」と言ってお皿にオモチャの野菜を乗せてゴンに差し出して、食べるふりが上手くできると「おいしいねぇ〜」と言って頭なでなで。
ゴンも調子に乗って、本気でカジカジしておもちゃボロボロにしちゃいました。それを見てノンが大泣きです。
ゴンも飽きてきてうたた寝が始まって、お皿で殴られて起こされてました。ちょっと気の毒なゴン兄ちゃんです。
リアルに食べても怒られるし、いいかげんに付き合っても怒られるし。子守りは難しいとぼやいているようです。だって、最近ゴンの顔がトホホな顔になってるんですよ〜。

仲が良いんだか悪いんだか。毎日がこんな繰り返しです。2匹の磯野カツオに振り回されてるサザエさん状態の私です。


子犬時代ってあっと言う間に過ぎていってしまうんですね。あの頃はずっとそのまま続くように感じていたのに。
事故に遭う前のゴンの元気に駈け回る姿は今も忘れられません。お気に入りの川原や畑の中を鳥の群れを追いかけて空を見上げながら駈け回るゴンはとっても綺麗に輝いていました。
カエルを追いかけて田んぼに二人でダイブして泥だらけになったこと、秋の虫の音に不思議そうに首を傾げる姿、どれも忘れられない宝物です。
あの頃の写真は室内で撮影した写真がほとんどなんです。走ってる姿やジャンプしている姿が一枚も無いんです。気が付けば何時の間にかゴンも4歳です。
 
ゴンの足&ノンの手を重ねてみたんです。ノンの掌と同じ大きさでした。 
 
痴呆の老柴犬・ロッキー君の介護をされたりえこさんの言葉を思い出しました。
 
去年できたことができなくなり、半年前にできたことができなくなり・。りえこさんが話してくれました。今まででいていたことができなくなる、その切なさや不安を受け入れることの難しさや悲しさを思うと胸が詰まります。
 
ホリーのママさんの「ロクシー」の手記を読んだときにも感じたことです。(2005/5/15)(大阪府 M.Nさん) 愛犬の突然の交通事故

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