Hollyとママのしつけ教室奮闘記1

Hollyとママのしつけ教室奮闘記1

実は今日、Hollyと第一回目のトレーニングに行ってきました。PetSmartというペットショップの店内の一角で行われているクラスで、中級から入りました。“正式なトレーニングを今まで受けさせたことがないのなら初級に移ってもらうかも”と最初トレーナーに言われたのですが、クラス終了時に、この中級クラスに残ってよいとのお許し(?)が出ました。
さて今日習ったことの復習の意味もこめて、お話ししたいと思います。

まず第一に、ここのトレーニングはPositive Reinforcementといい、まさにミックさんとSarubiaさんがこの掲示板で以前話されていたように、できたら褒める、できたらごほうび、という図式で、叱ったり罰を与えたりしないそうです。更に、“No”という言葉さえも強すぎるので、このトレーナーは例えば“座れ”といって一旦座ったがすぐまた立ち上がったりした場合は、注意を促す意味で、“Uh-uh”(“あらダメよ”ぐらいの感じ)を使うように勧めていました。

トレーニングする際一番大切なのは、犬の注意を自分に向かせること。ですから犬の名前を呼んで、“Watch me”と言い、視線を合わせたら、褒めてごほうび。(毎回できるたびにごほうびをあげるのが私としてはちょっと気に入らないのですが)次に“座れ”のコマンドで座ったら、褒めてごほうび。そのまま数秒座り続けたら、Release(解除)をしなければいけないそうです。座れの後に褒められてすぐに立ち上がってはだめ。その数秒を少しずつ長くしていくことで、Stay(動くな)と同じ効果があげられると言っていました。Stayも後でReleaseしてあげないと、犬はいつまでそうしていなければいけないか分からないので、必ずReleaseをしなければいけないとのこと。その仕方は、例えば“OK”とか“All done”(もういいよ)とか言ってあげればいいそうです。ですからここまでをまとめると、“Watch me”“Sit”“All done”となるわけですね。もちろんその間に、褒めてごほうびが入りますけど。(笑)

次にドアのところに行き、犬と向かいあって右手でウエストあたりを左から右へ遮るように振って、“Wait”を教えました。右手で引いた線を犬が越えてこちらに来ようとしたら自分の身体を使って遮って、再び“Wait”と右手で線を引きます。そのまま後ずさりしても犬がこちらに来ずに待っていたら合格。Releaseの代わりに“Come”と言って、来たら褒めてごほうび。

そして最後に習ったのが、よく犬のコンテストなどでハンドラーの左脇に犬が付いて座りますよね?あんなふうに左に座らせるためには、まず向かい合って立っている犬の鼻先に右手でTreatを持って行き、そのTreatで自分の左側まで誘導し、向きを変えさせて(自分と同方向に)座ったら、褒めてごほうびという訓練でした。ごほうびのためなら何でもするHollyは見事合格。

このクラスは今日はボーダーコリーMixのHolly(2-3歳)ビーグル(2.5歳)イエローラブ(1歳)と犬種不明(サモイドみたいだけど黒っぽい毛の中型犬11ヶ月)の4匹でした。約45分の訓練の間に困ったことは、このガラス張りの部屋の外に大きな男性の店員が通るたびにHollyは気が散って吠えることです。Hollyは迷い犬時代か、その前の飼い主(男性?)から暴力をふるわれたか何かで、男性に対して警戒心が強く吠えるのです。Hollyが吠えるたびに私はTreatを彼女の鼻先に持って行き“Watch me”“Good girl”でごほうびを繰り返しました。注意をこっちに向かせる訓練が“男性に向かって吠えると、ごほうび”という図式にならないことを祈る新米トレーナーでした。(苦笑)
 (2005/12/4)(MAX&Hollyのママ)

 

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