大型犬ばかりがワーキングドッグじゃない

大型犬ばかりがワーキングドッグじゃない

日本で麻薬探知犬と言ったら、ラブラドール、ジャーマンシェパードを思い起こします。
まあ、ジャーマンシェパードやラブラドールは訓練性能が良いから当然かと思いますけど。

以前シドニーの飛行場で働く探知犬は確かビーグルでした。
飛行場の捜査をするのに、乗客の間を怖そうなジャーマンシェパードが捜査するより、ちょっと優しそうなラブラドールが近ごろは主流になったという話を聞いたことがありました。そう言う意味で考慮したら、ちょっと愛らしい中型犬か小型犬の方が良いかも知れませんね。

なんと2.7キロの超小型犬が麻薬捜査犬候補になったそうです。

超小型犬を単にペットという感覚でしかみていない人にとっては考え方をあらためていただきたいですよね。超小型犬だって訓練したら、立派なワーキングドッグになります。

ちなみに、身体障害者補助犬の聴導犬や、介助犬は中型犬、小型犬を訓練しています。
超小型犬の飼い主さん、頑張ってしつけて、小型犬の訓練性能は大型犬と比べても決して劣ってないと大きな声で言ってみませんか。(2006/8/10)(LIVING WITH DOGS)


米最小の麻薬捜査犬の「候補」登場、体重2.7キロ

オハイオ州シャルドン――米中西部オハイオ州、クリーブランド市東方のジオーガ郡保安官事務所の麻薬捜査班「K―9ユニット」で、麻薬捜査犬の候補である生後7カ月の「ミッジ」訓練に励んでいる。試験に合格し、正式資格が認められると、体重約2.7キロのミッジは、米国内では最小の麻薬捜査犬となる。
ミッジを候補に抜擢(ばってき)したのは同ユニットのマクレランド保安官。ミッジはチワワとテリアの雑種の小型犬で、生後3カ月から保安官と麻薬捜査の訓練を開始した。警察犬といえば、ジャーマンシェパードやラブラドールレトリバーなどが一般的だが、ミッジのような小型犬の導入を思い立ったのは、大型犬による捜査で家や車が破損したと容疑者から訴えられる事例があったためだ。

米国とカナダ国境の税関では小型犬のビーグル犬が、ペンシルベニア州などではベルジャン・マリノワという犬種が活躍しているという。
捜査犬の訓練士らによると、小型犬は持久力があり、狭いスペースにも入り込んで捜査が可能という長所がある。しかし、ミッジのような小型犬はこれまで前例がないという。
いまのところミッジは、今年5月の戦没将校記念パレードの先頭で「総指揮官」を務めたり、刑務所や学校を慰問したりして、地域社会との良い関係作りに貢献している。
訓練は1歳になるまでには終わる見込みだという。 (2006/8/4)(CNN記事より)

サブコンテンツ

カテゴリー

このページの先頭へ