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Cybele
投稿日時: 2008-10-24 14:48
Quite a regular
登録日: 2007-5-16
居住地: Vancouver, B.C. Canada
投稿: 73
Re: ジャパン シリアス ブリーダー アソシエーション
上に貼ったリンク先ですが、ここに紹介してしばらくしてから、内容が殆ど削除されていることに気付きました。サイトのトップには、第三者がインターネット上でこの団体の名前を間違って紹介していることに対しての訂正のお願いと、会長さんの名前が表示されているのみでした。昨日また飛んでみましたが、サイトごと削除されていたので、この協会に関係があると思われる方のブログで聞いてみましたら、残念なことにこの協会は解散したとの回答でした。理由は不明です。

繁殖に経験のある方なら、悪徳業者がどんなパピーをショップに送り込んでいるか、そのような子達が健康で幸せな生活が送れる可能性が少ないということは一般人よりも承知されているはずです。状況を良くしようという一般人の声は、カナダにいる私にもネットを通じて聞こえてきます。一般人に出来る事は限られています。経験のある、業界関係者が一体となったサポートを強く希望します。

この協会がなぜ数ヶ月で解散したのか、もし関係者の方がこのスレッドを見ておられましたら、ぜひ教えて頂きたいと思います。愛護関係に興味を持つ人や、似たような団体を立ち上げようとする人にとって、今後の活動の参考になると思います。
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Cybele
投稿日時: 2008-8-7 15:01
Quite a regular
登録日: 2007-5-16
居住地: Vancouver, B.C. Canada
投稿: 73
ジャパン シリアス ブリーダー アソシエーション
6月に設立された協会だそうです。
業界内からパピーミルを撲滅しようとする働きかけがあることは喜ばしいことだと思います。

http://serious.breeder.googlepages.com/
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Cybele
投稿日時: 2008-6-13 13:37
Quite a regular
登録日: 2007-5-16
居住地: Vancouver, B.C. Canada
投稿: 73
血統書による差別
ミックさん。
トレーナーやショーの世界まで閉鎖的と聞いて、とても残念に思います。広島ドッグパークの件を見ていて、知らない人同士が協力し、揉め事もなく円滑にレスキュー活動を成功させるのは今の日本では難しいことなのだと実感しました。日本人同士でオープンになれないのなら、愛護先進国出身の、在日の外国人に話しかけて、愛護について話し合う機会を持ってほしいと思います。日々日本人の閉鎖性を実感している人達ですから、自国の犬の状況など知っていることは喜んで教えてくれると思います。

最近ブログに犬のこととは全然関係ないことを書いていて、歴史的なものだけではなく、現代の社会を取り巻く人の意識が愛護にも影響しているのでは、と漠然と思う今日この頃です。欧米の有名犬舎の犬の購入、交配のための犬の空輸の費用にお金を使うことを惜しまない、犬種に知識のある日本のブリーダーにとって、スタンダードを満たさない、立派な血統書も持たないペットショップの犬はどのように映るのでしょう。純血種の犬への愛情が深ければ、パピーミルから次々と生産される今の現状を黙って見ていることは出来ないと思うのですが、こういう状況を改善しよう、とネット上で声を挙げて活動している人はほとんどが一般人ですね。日本人が学歴、職歴、年収で人を差別するように、ブリーダーも血統書で犬を差別しているような気がしてなりません。そうでなければJKCなどに働きかけて、不幸な犬が減るような活動が起きているはずだと思うからです。大阪で起きたブルセラ感染などの事件にしても、自分の繁殖する目的がJKCのサイトに掲げてあるものと一致するなら、同業者として黙って見過ごすことも出来ないと思うのです。業界内から今のペットショップ、パピーミルの現状を改善しようと声が聞こえてこない限り、どんなにアメリカで名声を得ようとも、日本のブリーダーを私は尊敬することが出来ません。

私がTonyaを譲っていただいたブリーダーさんは、彼女のサイトに書いているスタイルがとてもオープンで親しみを感じたため、私がメールを送ったことからお付き合いが始まりました。アメリカでとても有名な方だとは認識していなかったのですが、Tonyaが家に着いた初日から、彼女が新しい環境に適応しているかどうか、毎日私からの報告のメールをハラハラしながら待つような方で、あれから4年経った今でも交換するメールの内容は、一般の愛犬家が交わすような他愛もない内容です。日本にもオープンで、愛護活動にも熱心なブリーダーさんが増えてほしいと思います。自分の犬舎から巣立っていった犬の飼い主とのネットワークを生かして、一匹でも可哀想な犬を救ってほしいと思います。

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ミック
投稿日時: 2008-6-9 22:49
Just can't stay away
登録日: 2005-10-18
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投稿: 105
Re: あるBC州のブリーダーさんの話
しばらくご無沙汰しておりました。

Cybeleさんのご意見を読みまして同意見です。特に

>閉鎖的なものを感じるのです。

このことは(日本において) ブリーディングだけに限らず トレーニングの世界でもトリミングやショーの世界でも私は感じています。


乱暴な言い方をしてしまえば 日本にはまだまだその世界の専門家と呼ばれる人の中には、公開されてはまずいことを平気でしているからのでは?とさえ思ってしまうほどの「その世界においての常識」が未だにまかり通っていたりもします。

その常識は一般に公開されてしまうと 世間一般の人が持っている常識と言うものさしで判断されて「非常識」となってしまうことがあるからだと思います。



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Cybele
投稿日時: 2008-6-8 15:33
Quite a regular
登録日: 2007-5-16
居住地: Vancouver, B.C. Canada
投稿: 73
あるBC州のブリーダーさんの話
私がまだ犬を迎える前、イタリアングレーハウンドの繁殖暦がBC州では一番永いKさんという人が主催するオフ会に行ったことがあります。彼女の犬舎から巣立ったイタグレとオーナーさんの集まりで、かなりの数が集まっていました。私は、これからイタグレを迎えようと思っていることを伝え、参加させていただきました。なので、多分彼女の中では、私は次回繁殖した時に生まれるパピーの飼い主候補に入っていたと思います。その後縁あって、私はアメリカの犬舎からTonya(当時3歳)を迎えました。その数ヶ月後、カリフォルニアでイタグレの単犬種のショーにTonyaを連れて行った時、ホテルでKさんにばったり会いました。私はショーに犬を参加させるわけではなく、単にTonyaのブリーダーさんとそのお友達に会いたかったのが主な理由でしたが、Kさんにしてみれば不愉快だったのでしょう。Tonyaのブリーダーさんがアメリカでは有名なことも影響していたかもしれません。翌日ショーの会場で会った時には彼女はとてもそっけなかったのです。

そしてKさんとはその後交流も無いまま2年が過ぎました。ある日近所のペットショップで今まで売られていたことが無かったイタグレのパピーがショーウィンドーのケージに入るのを見た私は驚きました。他の犬種のパピーが狭いケージに入れられているのを見るのもつらいのですが、イタグレはジャンプ力がすごく、パピーの時の骨折、そして歯の病気になりやすくお金がかかる、など、犬種のことを知らない人には向かない犬種でもあるので、パピーの流通経路や、売れ残った場合の犬の処置など情報を知っている人に相談して何とかしなくては、と思い、地元のことならやはりKさんに相談するのが一番と、彼女にメールを送り、色々と質問をしました。とりあえず私に出来ることとして、売れ残った場合にはこちらに連絡を入れてもらい、引き取って飼い主探しをしたいけれども、住んでいるマンションの規定で、永くは飼えない、と相談をしました。彼女からは、"一時預かりなら知り合いにいくらでもいますから大丈夫です。もしも売れ残ってあなたに電話がかかってきたら、ショップには絶対お金を払わないように"とすぐにアドバイスが来ました。パピーがどの様な流通経路を突き止めるため、血統書を見せてもらい、その情報をKさんにもお知らせしました。

先日も書きましたが、北米の良識あるブリーダーさんは、何らかの形で単犬種のレスキューに係わっています。そして私のような一般の愛犬家が助けを求めてメッセージを発信すると、必ず協力してくださいます。数年前東京で虐待された可哀想なイタグレの件で、関東では名の知られているブリーダーさんに協力をお願いするメールを送りましたが、返事は来ませんでした。(その前に犬種のことでメールを何回かやりとりしていたにも関わらず)この件だけで日本のブリーダーさんは閉鎖的だと決め付けるわけではありません。ただ、日本でトリマーをしているいとこの知り合いのブリーダーさんの話を聞いていても、どこか日本のブリーダーさんには閉鎖的なものを感じるのです。

可哀想な犬を目の前にし、"何とかかしたい"と何か提案した場合、行政(SPCA)、ブリーダー、個人のレスキューに係わらず、無視された事は一回もありません。逆に、先方が日本人の場合、返事が返ってきたことはありません。私がカナダに住んでいるからなのでしょうか。

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Cybele
投稿日時: 2008-6-6 11:21
Quite a regular
登録日: 2007-5-16
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投稿: 73
繁殖業者とブリーダーの違い
日本のネット界で愛護関連の記事や個人のブログなどを読んでいて、一つ不思議に思ったことがあります。皆さん、"繁殖業者"と"ブリーダー"という言葉を微妙に使い分けておられるようです。悪徳業者は繁殖業者と日本語で呼び、良識な業者の人達を英語でブリーダーさんと呼んで区別されているようです。

カナダ、アメリカで一般的に評判の良いブリーダーはどんな人達かというと、下のようなことが当てはまります。

−犬種についての知識が豊富(スタンダード&性格)
−その犬種特有の疾患について知識がある
−交配に際しての知識(疾患が出やすいような組み合わせの交配を避ける)
−交配の一番の目的はショードッグの養成
−パピーが社会性を身に着ける重要さを知っている&実践する(早い時期に母犬から離したりしない)
−パピーを購入した人への長期に渡るサポート
−パピーを購入した人が将来万が一飼えなくなった場合、自分に犬を返還すると定めていること
−犬種のレスキューに関わっていること
−多頭飼いのメリット、デメリットを知っている

私がイタリアングレーハウンドのブリーダーを探し始めた時、仕事のことなどを考えて、パピーは無理だとあきらめていました。成犬だと巡り合う時期がパピーより限られてしまうため、色々なブリーダーさんとコンタクトを取り、上の全条件を全て満たす理想のブリーダーさんがBC州に2人、アルバータ州に1人、アメリカに2人見つかりました。タイミング的にもしも合わなかったら、アメリカのブリーダーさんを通じてさらに他のブリーダーさんを紹介してもらうことも可能でした。良識なブリーダーさんは、数少なくブリーディングをしているため、ブリーダー仲間での紹介は普通のことです。カナダでも、考えてもいなかったハリファックス(東部)にも、とても良いブリーダーさんがいる、という情報を下さった方もいました。

家の犬は縁あってアメリカから迎え入れましたが、私がもしもこの子をやむを得ず手放さなくてはならくなった場合は、元のブリーダーさんに返還する、と契約を交わしてあります。どんな理由であっても、文句も言わずに引き取ってくださることは確実です。(そんなこと考えてもいませんが!) このブリーダーさんとは今も交流が続いていますので、時々出戻ってきてしまう子の話を聞きます。何歳の犬であっても迎え入れ、また新たに飼い主さん探しを自分でされておられます。ある飼い主さんは、引越しの事情で一時的にブリーダーさんに犬を返し、2年間預かってもらった上で、やはり飼えなくなった、と最終決断した人もいました。自分の犬舎の血統がパピーミルに流れてしまうのを防ぐためもありますが、第一の目的は自分が繁殖した犬への責任なんですね。出戻りは当然犬にとって可哀想なことなので、当然飼い主候補への目も厳しくなりますし、迎え入れた犬との生活がスムーズにスタート出来るよう、協力を惜しみません。2匹目を迎え入れる場合は、オーナーの希望よりも先住犬の性格との相性を重視します。

日本のネット界では、"終生飼育を"という言葉が頻繁に聞かれますが、時と場合によっては当てはまらない場合もあるかと思います。安易にペットショップでパピーを購入してしまう一般人だけを悪者扱いするのは簡単ですが、一般人が良識なブリーダーを探そうとした場合、ブリーダー側からの協力、情報発信も必要だと思っています。愛犬の友に載っていた、Am.CH, Cn.CH,Int CHの名を連ねる犬を所有するブリーダーの広告も一種の情報発信なのかも知れませんが、やはり所有数の多い(=生まれてくるパピーを売ることが目的)広告主は、英語でブリーダーと呼ぶにはちょっと早いような気がします。
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