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生体展示販売反対関連: 日本の犬の流通システムは悪の根源  
発行日付: 2003/3/8
閲覧数: 11509
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日本の犬の流通システムは悪の根源

LIVING WITH DOGSは、生体展示販売を行っているペットショップでフードやグッズ類を買いません。
なぜならば、そのようなペットショップは、安易に仔犬が手に入る為心構えなしに衝動買いする人が多いからです。そしてそのような飼い主によって簡単に捨てられるような状況になります。また安易に産ませるバックヤードブリーダーの受け皿として、また悪徳ブリーダーの利益を支えているからです。
さて、ドイツにお住いの小野さんとLIVING WITH DOGS が熱く語りました。小野さんのご了解を得ましたので掲載させていただきます。(LIVING WITH DOGS)


 小野さん:
人が気まぐれや、お金儲けのために犬を買い、ブリーダーたちが増やし続けた結果、不要になった犬を、心ある人たちが面倒みる… いつになったらこの循環を断ち切ることができるのでしょうか?


LIVING WITH DOGS:
日本は、ほんとうにそうです。
インターネットが普及してかなり犬の飼い主のレベルは上がってきました。しかし、犬をこれから求めようとする人は、犬はペットショップから買うものと言うのがまだまだ一般的な認識なんですよ。
LIVING WITH DOGS で「犬と暮らしはじめる前に」を書いた頃、ペットショップで購入しないで下さいと最初書いたんですけど、まともなペットショップもあるわけだから否定的すぎると皆さんからお叱りを受けました。

小野さん:
これでは動物孤児院もいくつあっても足りないですよね。彼らのエゴイズムの尻拭いは動物を愛する人たちがする。きりがないですよね。


LIVING WITH DOGS:
受け入れ場所、シェルターが多ければ良いという問題ではないと思うんですね。捨てない人を多くするしかないと思っています。シェルターを増やせば、もっと捨てられる犬が増えます。捨てない飼い主を思いとどまらせる、捨てることを恥ずかしいこと、人として行ってはならないことであることを広めていかなければ、捨てられる犬や猫は減っていかないと思うんです。

小野さん:
ブリーダーたちのモラルの問題ですが、彼らに気づかせるにはどうしたらよいのか考えると、お先真っ暗になりそうです。この風潮は、日本、台湾で強いですね。お金儲けのためなら何でもする。アメリカも似たり寄ったりですけど。


LIVING WITH DOGS:
日本の動物愛護法はまだまだ不十分で、動物をビジネスにしている人を保護するような状況です。ほんとうの動物愛護の法律になっていません。

小野さん:
ドイツにように…犬を飼いたい人が、そのことに気づけばいいのですよね。ペット店から買うのでなく、動物孤児院から引き取ることこそ、「すてきなこと」「かっこいいこと」みたいな風潮ができたらしめたものですよね?


LIVING WITH DOGS:
ほんとに、いつになったらそんな日が来るんでしょう。

小野さん:
「ペットショップで買うな」のモットーはすばらしい。それを前に出していくわけにはいきませんか?だって、これなんですもの、悪の原因は。


LIVING WITH DOGS:
ペットショップが悪であることは、確かに要因の一つではあるんですけど、問題はバックヤードブリーダーなんです。うちの愛犬の可愛い子供を見てみたいと8頭も10頭も生まれる。1頭は残しても残った犬はペットショップに買い上げられているんですよ。
J*Cの登録で、実際に一番増えているのはプロのブリーダーではなくバックヤードブリーダーなんです。自家繁殖というものです。
卵が先か鶏が先かになってしまいますが、悪質なブリーダーはインターネットが普及してからかなり減ってきました。いわゆるパピーミルというものです。その分、犬のテーマパークなんぞという動物虐待でしかないものがどんどん増えています。
また、インターネットで通販で仔犬を販売する手法が増えてきました。
素人ブリーダーが安易に増やし、ペットショップに流し、WEB販売を行っているのが現状なんですね。WEBで実際に見もしないでパートナーを購入するんですよ。親も見ていない、早いうちから親元から離して社会化も充分でない犬達がどんどん増えている。異常ですね。
法律を改正し、ブリーディングを素人が出来ないようにすることが出来れば、それと厳しいペットショップの規制が必要です。ほんとうは生体展示販売をしないペットショップになっていくことが望ましいのですが。
また、悪質な環境のペットショップは動物虐待で保健所からの命令で営業が出来なくなるような法改正が必要です。まだ命令は出来ても実際に取り締まる機関がないんです。
虐待であってもそれを取り締まる機関もないんですよ。そうやって徐々に生体展示販売のペットショップをなくしていく最終的に国の法律でペットショップでの生体展示販売を禁止まで持っていく。

小野さん:
ペットショップで買う… ブリーダーが増やす… 増えすぎて捨てる… 好まれない色形は捨てる… 人がペットショップで買うことを止めないことには、人がこのことに気づかないことには、だれかが大声でこのことを言いつづけなければ、どんなに動物孤児院を増やしても何にもならない。犬を飼いたい、だから動物孤児院に行こう、というドイツの図式にならないとだめ。


LIVING WITH DOGS:
日本のJ*CはアメリカのA*Cの様にファンシャーから派生した犬種登録団体ではないんですね。犬屋、犬に関する商売をやっている人が集まって立ち上げた、自分に都合の良い団体なんです。だから、政府にも手を伸ばし、法改正が思うように行かない。

小野さん:
ドイツでは、ブランド製品で武装して、犬まで血統書付きの珍しい犬を連れていれば人が羨望の眼差しで見るという悲しい誤解者がいます。「人から一目置かれたい」と期待して、そういう犬、人が振り向く犬を連れて歩きたがる。
ドイツでも、本物の上流階級(財産の有無とは無関係。精神的な上流!)は、自分たちの世界観だけで、他人から畏れられていると誤解している連中を横目で見て、自分の雑種の犬を誇りにしているのです。
そういう風潮を日本にも作らなければならない。
犬を捨てる人に、「捨てないでください」と言っても捨てます。
犬を虐待する人に「虐待しないで」と言っても無駄。動物をかわいがりましょう、なんて言うのも時間の無駄。かわいがらない人は、言われたから「あ、そうか、動物はかわいがらねばならないのですねえ」と思いなおして、かわいがると思いますか? 「親孝行しましょう」「町から暴力をなくしましょう」と同じです。
犬を繁殖するやつらに「増やさないで」と言っても無駄。かれらは、だれも気にしていない。したいことをするんですから。
ドイツのペットショップから犬猫が消えてもう10年以上たちました。デパートのペット売り場に見に行っていたのですが、ある日犬猫が消えて張り紙がしてありました。犬猫を店頭で販売するのは犬猫にとって非常に大きいストレスとなるため、店頭販売はもうしません、と。そうだったのかぁ、ストレスかぁ、と思いました。
当時から動物保護関係に関心の深かった私でさえ、店頭の犬猫のストレスまでは考えませんでしたから。日本もそういう感じなのでは?
言われてみて初めて気づくってことありますからね。1人でも多くの人が、そうか、そうかもしれないなあ… と考え始めたらしめたもの!」
「何がかっこいいことか、ステキなことか。ドイツの町や森を歩いていて、あれ?あの人すてき! なんで? なんで? と思わず振り向いてしまうことがよくあります。そういう人って、あきらかにオーラが違う。ブランド製品はどこにも見当たらない、人を威圧するような車に乗っていない、穏やかな話しかた、見えない部分にお金を使っていることが、見えないのになぜか一目瞭然! そして… 犬を連れているとしたら… 動物孤児院で引き取ったような犬なのですよ。ただし、手入れは人一倍してあるから、犬までかっこいい。「何ていう種類ですか」(と、いちおう訊く私。)「動物孤児院の出身なんですよ」私はこういう会話を何度も何度も経験しました。
「犬がほしければ、動物孤児院へ」に尽きますね、現在は。
もちろん、付随する問題はあります。動物孤児院に引き取りに来た人が、本当に家族の一員としてその動物をかわいがるかどうかが一番大きな問題でしょう。気まぐれで、孤児院にいた大きなレトリバーを引き取って、やっぱり散歩が無理、吠える、とか言って、捨てるかもしれない。ドイツの動物孤児院は里親になる人に根掘り葉掘り聞きますよ。
家の広さ、家族構成、住所、抜き打ち検査に応じるかどうか。転売するのを防ぐためです。ある友人(ドイツ人)が、近所の動物孤児院で、散歩のボランティアをしたいと申し出ました。まず必要な書類は、警察が発行する犯罪証明書!そうです。犬を連れ出して盗んで売る人がいたからです。動物孤児院にいるのは雑種とは限りません。血統書つきの犬も多くいます。特に小型犬は人気があって、東欧で盗んだ小型犬を繁殖させ、ドイツに連れてきて売るという「犯罪」が時々ニュースになります。「そういう商売を止めさせるためには不買運動をするしかありません。みなさん、そういう人からは買わないでください」と、テレビで言っています。人々が買うかぎり、この悪循環を断ち切ることはできないのです。
だから、法律が取り締まらないと、こういう馬鹿は減らない。どの国にも馬鹿はいるけど、犬繁殖に関しての馬鹿は日本や台湾や東欧に多いです。精神的後進国です。
ドイツでも自家繁殖させて売る人いますけど、そう多くはいないでしょう。周囲の目が厳しいですからね。特に大きな犬を何頭も飼っていたら、目立ちます。ドイツ人は良くも悪くも、おせっかいですから、小鳥だって小さな鳥かごで飼えば、いきますよお、報告。密告ですね‥ あの家では(遠い家でもなぜか見える)バルコニーに鳥かごを置いたままだ、おまけに小さすぎる、と。そして、市の調査員が確かめに行くのですからね。
偉い… としか言いようがないです。


LIVING WITH DOGS:
英国のRSPCAも動物虐待を通報出来るし、日本は通報してもどこに持っていったらと受け入れてくれるところがないんです。保健所? 警察? 保健所が一番近いでしょうが、担当する部署がない。LIVING WITH DOGS に近所の犬が車庫に繋がれたままで、虐待ですがどうにかしたいのですがという相談が入ります。
愛護団体に通報しても、結局手がない、自分でその犬を保護しなければならないんですね。おまけに飼い主には所有権がありますから、逆に訴えられることもある。
しかし保健所に訴えても何も変わらないんです。飼い主に注意をすることしか出来ないんです。

小野さん:
ドイツで犬を個人で繁殖している人たちって、最下層ですが。ほかに何も収入がなくて、という感じ。かわいいから子供産ませたいという感覚はあまりないように思います。こちらの、繁殖の目的は単にイージーマネーですね。


LIVING WITH DOGS:
日本の犬業界のダーティーな部分は、LIVING WITH DOGS には、これまでも随分書いてきました。しかし、どうしても匿名としないと名誉毀損で訴えられてしまうんですね。
そのぎりぎりのところでいつも語っています。
見え見えの写真も使って動物虐待だと言ってるんですけど。
ペットショップに関しては、生体展示販売をするペットショップ不買運動と言うのを立ち上げてみるのも、そろそろ良いかな?と思いますね。

(2003/03/08)(小野 & LIVING WITH DOGS)

ペットショップでの犬の生体展示販売反対 (オピニオンバナー)
 
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