Ｐａｇｅ 9 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ ＩＮＤＥＸ ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼いろいろありがとうございました。 キャッピ 03/7/26(土) 14:02 ─────────────────────────────────────── ■題名 ： いろいろありがとうございました。 ■名前 ： キャッピ ■日付 ： 03/7/26(土) 14:02 -------------------------------------------------------------------------
| 皆さん、こんにちは。 お返事が遅くなったことをお詫びします。 最初のスレッドがとても長くなっているので、別途投稿いたします。 私の個人的な好悪に端を発したにも関わらず、様々な意見を伺えた事をとても感謝しています。恐らくまだまだ未熟なコンパニオンアニマルと人との関わりについて考えていく上で、一方に偏らないことはとても大切なことと思っていますので、とても私自身勉強になりました。 以前は私も犬を連れて色々と出掛けたり、旅行したりしました。楽しかったことも困惑することもありました。これは皆さん一緒なのではないかと思います。それでも、ホテルや病院に犬を置いて出掛けるよりは一緒に連れて行ってやりたかったし、総じて楽しかったものです。当時は今ほど犬を連れた人がいなかったのも正直なところです。 当然のことながらその頃は堂々と犬可の表示のある店も少なく、まさに店の方の理解と好意に頼っていました。そういう場合は、本当にこちらも感謝し、また周囲に気を配って行動していました。 逆に言えば自分達が心配りさえすれば解決できる問題が多かったとも言えるかもしれません。 少数派であった時と今とでは視点を変えて考えなければならなくなりました。自分を犬を飼う者たちの一人としてどこに位置付けるかを行動として示すことを思うのです。そういう意味では、多数に紛れて入店しないということもまた一つの選択肢と思っています。 今、私が同じ犬を飼うものとして苦々しく思うのは、集まってしまうことで自分達を許してしまう無神経さです。これは子供を連れた場合でも同じかもしれませんし、犬を子供と同列に思うということの否定的な側面でもあるかもしれません。恐らく、昼時のファミリーレストランで通路を駆け回っている幼い子供とその親御さん達に不愉快な思いをしたことがある方は少なくないと思います。場所が作り出す無神経さでもあると思うのです。ファミリーレストランだからイイだろうと許されることは、場所をかえて矯正するのは困難でしょう。 日本は子供に頗る甘い社会です（私は決して欧米盲信礼賛主義ではありませんが）。しかし、心優しい私達の隣人たちの幼い者に対する寛容さが、そのまま犬にスライドするかと言えば疑問です。私にとって犬は家族同様で、かけがえのない存在ですが、他人様にも同じように思えとは言えません。 あえて、「ドッグカフェは嫌いです」と断定したのは、しつけの悪い犬がいるからでも不衛生（大問題でしょうが）だからでもありません。一番の理由は集団になってしまうことで許される自分達の甘えと排他性です。犬の市民権を得るという立場からすればマイナスの側面を含むと思うことが多いのです。 決して、「如何にして楽しみましょうか」という観点からの発言ではありませんでした。飲食店に拘ったのもそのためです。 ドッグランの側で、飼い主が犬を連れて軽く休憩するための場所であったり、愛犬家が集まることが主目的の「場所の提供」であればそれは「カフェ」と限定する必要はない訳で「ドッグサークル」の延長であり、会場であるわけですから、何の問題もないと思います。大いに楽しむにこしたことはありません。他の犬と遊ぶのが好きな犬なら大いに連れていってあげて欲しいし、そうでないなら行かなければ良いだけの話です。 但し、愛犬家だけが集まる愛犬家だけのための場所を作ることは自らを隔離する側面もあります。『犬と社会との関わり』という観点で考えるのとは論点が異なり、別問題と思います。「ドッグカフェが嫌い」とは「犬と社会との関わり」を念頭においての発言でした。社会との関わりが未成熟な過渡期だからこそ「ドッグカフェ」という奇なる名称のものが存在すると自覚があれば、それもまた必要悪というもので、止むを得ないのかもしれませんが。 最後にドッグカフェやドッグランが余程人里離れた所にある時以外は、せめて、「会場内＆店内」だけではなく、近隣への迷惑も考えたいものです。駐車場や道路で排泄するのも度重なれば悪臭を放ちます。営業時間中ずっと犬の鳴声が聞こえれば、近所で嫌な思いをしている人もいるかも…。これも、また社会との関わりですよね。 |