今年の春・初夏は、天候が不安定だったせいか、子ども達の体調もだらだらと低調が続いています。

上の娘に比べると、1歳半の息子は喘息やアレルギーの症状はほとんどなく、丈夫なように思います。上の子も4歳になってからは、喘息はほとんど出ていません。成長に従って、本当に強くなりました。（姉弟ともに、ハウスダストなどの吸入系アレルギーよりも、卵などの食事アレルギーの影響は残っていますが）

ところが最近、上の娘に意外な現象が。彼女は血液検査で「犬」にアレルギー反応が出るのですが、我が家は２匹の日本犬系雑種と暮らしており、日常生活の上はまったく問題が起こりません。たとえ、アイスクリームを食べた後の彼女の口の周りを２匹がベロベロしても、一緒のソファでひるねをしても、です。

ところが最近、長くお世話になっている獣医さんのところの、ジャーマンシェパード嬢（彼女のもっぱらのお気に入り娘です）を尋ね、歓待のベロベロをされるたびに、舐められた舌の跡がくっきり！と肌に残り、赤いプツプツが発現するように。最初は偶然だろうと思っていたのですが、ほぼ100％の確率で起こるのです。

本人いわく「すこしヒリヒリする」そうですが、水で洗い流すとすぐに治まるのです。そう思って観察していると、ご近所のアイリッシュセター氏やチョコレート色のリトリーバー嬢に舐められたときにも同じようになるのでした。
過去にも似たようなことはあったのですが、しばらくなりを潜めていましたので、すっかり忘れていました。また、不思議なことに、ゴールデンやラブ、シェルティ、和犬や雑種などの場合は、もっと濃い接触をしても無反応なのです。周囲の知人に聞いても、似たケースはほとんどありません。

こればかりは小児科の先生に聞いても首を傾げられるばかり。「犬種によって反応が違うとは考えにくいけれど、そのあたりの研究報告はほとんどされていないから…」と。アレルギーは学会でも日進月歩の分野なので、臨床に医学的検証がおいつかないのだそうです。洋犬だから、というよりは、珍しい犬、接触の少なかった犬に触れると反応する、ということなのか…。毛や皮膚よりも、唾液のほうが強い反応は出る傾向にあるようですけれど、いずれにしても、洗ったり拭えば済むことなので、仲良く遊んでいる時は放っておきますが…、しかし謎です。