昨年秋の訪れとともに
下半身まひのムックが14歳で旅立ちました。
最期の日々のムックの頑張りは
本当に命というものの素晴らしさを改めて感じました。
私は医療従事者、介護職の専門家として
犬の介護を通じてやはり介護の原点は母性に尽きると痛感しています。
大変だ、どうしよう、そう立ちすくんでいても
日常生活は繰り返され
どうしよう、から
どうにかするに変わっていく
唯なんとかしてやりたい、この命を守りたい
それだけで12年の介護を続けてこられたと思うのです。
障害があっても重い病気があっても
日常は繰り返されます
今、あの子たちに費やしてきた時間が
私に返されたけれど
排せつ介助の時間になるとそわそわする私がまだいます
今、世話に追われ大変な時間を過ごされている方たちに
エールを送ります
亡くなった悲しさはありますが
やり遂げたという気持ちで
後悔は無いのです
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ちかぽん