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 »  続・続ドッグトレーニング MaxHolly 2006-3-19 14:14
      Re: 続・続ドッグトレーニング MaxHolly 2006-3-26 16:30
        Re: 続・続ドッグトレーニング ジャck 2006-3-28 6:16
          Re: 続・続ドッグトレーニング MaxHolly 2006-4-2 15:14
            Re: 続・続ドッグトレーニング MaxHolly 2006-4-9 14:54
              Re: 続・続ドッグトレーニング - 自習編 MaxHolly 2006-4-19 15:20
                Re: 続・続ドッグトレーニング - 自習編 ミック 2006-4-19 20:38
                  Re: 続・続ドッグトレーニング - 自習編 MaxHolly 2006-4-23 14:42
                    Re: 続・続ドッグトレーニング - 自習編 ミック 2006-4-25 3:19
                      Re: 続・続ドッグトレーニング - 自習編 MaxHolly 2006-4-25 12:53
                        Re: 続・続ドッグトレーニング MaxHolly 2006-4-30 14:31
                          Re: 続・続ドッグトレーニング MaxHolly 2006-5-9 15:36
      CGCテスト結果 MaxHolly 2006-5-15 13:43
        Re: CGCテスト結果 ミック 2006-5-16 21:57
          Re: CGCテスト結果 MaxHolly 2006-5-17 14:10
投稿者 スレッド
MaxHolly
投稿日時: 2006-5-17 14:10
Just can't stay away
登録日: 2005-3-20
居住地: オレゴン州ビーバートン市
投稿: 198
Re: CGCテスト結果
ミックさん、お礼をいうのは私のほうです。

もとはと言えばミックさんとSarubiaさんがこのフォーラムで学習理論のことを書いていらしたことが、Hollyのトレーニングをどうしようか迷っていた私の背中を押してくれたのですよ。今度は私のレポートが迷っているどなたかの背中をちょっと押してあげることができるといいなと思っています。

ただ日本でのトレーニング費用がアメリカに比べて高額なことや、いろいろ規則が厳しくてなかなか一般の飼い主達が気軽に受けてみようかと思えるような状況ではないらしいのが、ちょっと残念ですが。

一握りの飼い主と選ばれた犬だけのトレーニングではなく、多くの飼い主と普通の犬たちがある程度のトレーニングを受けることができれば、後は家庭の毎日の生活の中で地道に続けていけるし、実はそちらのほうが効果的で本当は必要なことなのですよね。

ですから時間的または経済的にトレーニング教室に通う余裕が今のところない方々でも、私がPetsMart(実はずっとPetSmartと思ってましたがPetsMartの間違いでした)のトレーニングクラスでならった要領で、“Watch me”で飼い主に注目させるところから自宅で練習してみたらどうかなと思いますが、やっぱり専門家の指示がないとだめでしょうかね?そういう期待もあってなるべく具体的に今まで書いてきたのですが。

ところで、ミックさんには大きな夢というか目的がおありのようですね。私も陰ながら応援していますね。頑張ってください。
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ミック
投稿日時: 2006-5-16 21:57
Just can't stay away
登録日: 2005-10-18
居住地: 神奈川県
投稿: 105
Re: CGCテスト結果
MaxHollyさん おめでとうございます。

我が事の様に 嬉しく思っています。
毎回楽しい レポートを読ませていただき、きっとテストは上手くいくとは信じていましたが、「きっと合格間違いなし」と 無責任な応援もできずにいましたが、影ながら応援していました。

MaxHollyさん がおっしゃる様に

>すべての飼い主が上記のようなことを理解し、責任を全うすることができれば、不幸な犬を減らすことができるのではないでしょうか。その意味で私はCGCの趣旨やトレーニングの必要性を普及させていきたいと思いました。

と私も そのように思いますし、いつもこのフォーラムに書かせていただく時に私の場合 その事がメインテーマとなる事が多いですね。

MaxHollyさん この度は本当におめでとうございます。

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MaxHolly
投稿日時: 2006-5-15 13:43
Just can't stay away
登録日: 2005-3-20
居住地: オレゴン州ビーバートン市
投稿: 198
CGCテスト結果
今日は嬉しいご報告です。HollyがAKCのCanine Good Citizen (CGC)テスト(http://www.therapyarc.org/AKC_CGC_Testing.htm) に合格しました!

Holly のクラスからは、BoscoとDuchesseとHollyの3匹が参加し、他にはアメリカンピットブルのBella、チョコレートラブのEmma、それ からもうじき12歳になるという秋田犬のMurphyの合計6匹がテストを受けました。そしてBoscoを除く全員が見事合格しました。通常は50から 60パーセントの合格率とのことなので、今回は殊のほかいい成績だったとの審査員のコメントでした。

不安と期待で挑んだテストでしたが、Hollyは10項目すべてパスしてCGCとして認めていただきましたが、これは称号でも資格でもなく、生涯にわたってよき市民であるための努力を怠らないという飼い主と愛犬のCommitment(確約)と受け取りました。

現にテストの前に飼い主は次のような文書に署名しなければなりませんでした。
1)私は私の犬の健康に責任をもちます(定期的な健康診断およびワクチン、栄養のある食事と清潔な水、毎日の散歩と定期的な入浴およびグルーミングなど)
2)私は私の犬の安全に責任をもちます(庭のフェンスを設け、オフリードにしない、公の場ではリードを使用、鑑札札等IDの着用)
3)私は私の犬に他の人々の権利を侵害するような行為をさせません(犬をオフリードにしない、庭やホテルなどで吠えさせない、公共の場所および野外での糞の始末はきちんとするなど)
4)私は私の犬のQuality of Lifeに責任をもちます(基本的なトレーニングの必要性を理解し、犬をよく気づかい、一緒に遊ぶ時間を取り、犬を飼うということは時間的にも世話の面でも多大な覚悟を要することを理解している)

すべての飼い主が上記のようなことを理解し、責任を全うすることができれば、不幸な犬を減らすことができるのではないでしょうか。その意味で私はCGCの趣旨やトレーニングの必要性を普及させていきたいと思いました。

と ころでBoscoが合格しなかった理由ですが、どうやらストレスのためではないかと思われます。あんなにフレンドリーでグルーミングもお行儀よくさせてい たBoscoなのですが、昨夜はテスト前からちょっと緊張気味で、同じくとてもフレンドリーと飼い主が言う秋田犬のMurphyとテストの直前に一悶着し てしまったのです。そしてBoscoは昨夜のテストにはお父さんと来ていたのですが、そのお父さんにしかられました。お父さんのほうも、テスト項目に“他 の犬と仲良くできる”というのがあるので少し気になっていたようです。それで本番の時は、Boscoはいじけていて、見知らぬ人が近づいてきたときにお父 さんの後ろに隠れてオドオドしてしまいました。これは明らかに失格でした。一項目ずつ6匹の犬が審査されるので結局一時間半ほどかかってしまいましたが、 この間にBoscoは何度も吐いてしまいました。(注:吐くこと自体は失格の理由にならない。失禁はダメ)見ていて気の毒になりました。今度はもっとリ ラックスしてできるといいね。

さて、Hollyの一番の難関は、例の“見知らぬ人に身体を触らせる”というところでしたが、よりにもよっ て審査員の二人のアシスタントのうちの一人が、以前クラスに一度やってきてHollyが滅茶苦茶吠えまくった女性だったのです! 私は心の中で、どうかあ の女性じゃなくて痩せて小柄のほうのアシスタントにあたりますようにと祈っていましたが、現実はそんなに甘くありませんでした。でも自分のブラシを持参し ていいということだったので、彼女はこの間の大きなブラシではなく、Hollyの匂いのついたブラシ片手に近づいてきました。声をかけるのはOKだったの で、私はひっきりなしに“Holly, you are such a good girl…”といいながらもHollyが緊張しないようになるべく自然に振舞いました。おかげで、耳もOK、爪と肉球もOK、やったあ!よく頑張ったね!  そばで見ていたHollyのクラスのインストラクターと私はウインクしあいました。後で“Hollyを預けて視界から3分間消える”という項目のときも またこの女性にあたりましたが、もう心配は無用でした。

テストとは別に昨日Hollyはもう一つ頑張ったことがあります。ダウンタウンのWaterfront ParkでDoggie Dash 2006 (http://www.doggiedashportland.com/main.html)
と いうイベントがあることを先週書きましたが、それに私と参加して2マイル歩いてきました。3キロちょっと歩くことなんてHollyにとってはなんでもあり ませんが、私が感心したのは朝の8時から3時間、2000人もの人と2000匹近い犬達の中にいて、たったの一度も吠えなかったのです!そして私がトイ レを我慢できなくなり(失礼!)見ず知らずの人に(といっても同じく犬の飼い主なので心配はしなかったけれど)Hollyのリードを預けて簡易トイレの中 に消えても、ちゃんとおとなしく待っていられたのです。こうやっていろいろなことを二人(?)で経験していくことでお互いの絆がだんだん深まっていくのを 実感しました。Maxと私はこのイベントに過去2回参加していますが、今回は歳も歳なのでリタイアして、主人とお留守番してもらっていました。(ほとんど 寝ていて私とHollyが出かけたのもずっと後になって気付いたそうです)

ところでCGCの話にもどりますが、このテストに合格するとい うことは“飼い犬の健康と安全と幸せを守り、かつ周りの人々の迷惑にならないよう、飼い主が責任をもって犬をコントロールすることがある程度できるように なった”ということなのだと思います。そしてこれは愛犬の生涯努力していかなければならないことで、テストに合格することで目標達成と思ってはいけないと いう審査官のお話でした。

日本にもきっと同様のテストがあると思いますので、皆さんも愛犬と一緒に是非チャレンジしてみてくださいね。

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MaxHolly
投稿日時: 2006-5-9 15:36
Just can't stay away
登録日: 2005-3-20
居住地: オレゴン州ビーバートン市
投稿: 198
Re: 続・続ドッグトレーニング
おかげさまでHollyは上級クラストレーニングを(土)に無事卒業しました!!
トレーニングクラスにすっかりはまってしまったママとしては嬉しいような、ちょっと寂しいような心境です。でもインストラクターが、“卒業生は無料で何回でも他のクラスに出席していいですよ”と言ってくれたので、今後も忘れないために時々顔を出すつもりです。

さて最終回は、HollyとポーチュギーズウォータードッグのBoscoとゴールデンレトリーバーのLibbyの三匹だけで、チョコレートラブは二匹とも欠席でした。

このコースはAKCのGood Citizen Testのためのおさらいが主なので、最終回はまず下記の3項目から始めました。

1) 見知らぬ人を行儀よく受け入れる
2) おとなしく座って身体を触らせる
3) 外観と手入れの状態

今まで会ったことのない隣のドッグデイケアの人が大きなブラシを持ってやってきて、一匹ずつ外観と手入れの状態をチェックするのですが、Boscoは問題なし、Libbyもおとなしくちゃんと触らせていましたが、Hollyは見知らぬ人がブラシ片手に近づいて来たのでいつものように吠えました。インストラクターが私に“Hollyに話しかけてもいいですよ”と言ってくれたので、私はHollyを撫でながら“大丈夫だよ。何にも痛いことなんてしないからね”と言いながら、ドッグデイケアの人に少しずつ近づけて行き、やっと吠えるのをやめて胸を撫でさせてくれました。私とその人が言葉を交わしたりするのを見て、Hollyもそれからは大分安心した様子で、耳の中、歯茎、爪と肉球を触らせてくれました。本番の時もこんな状態では、おそらく失格でしょう。でも以前に比べれば少しは慣れてきたようです。

4) リードを引っ張らずに歩く
5) 人ごみの中を歩く

の練習はもう何度もしてきましたが、この日もPetSmartの店内ではAdoption Outreach (里親募集)が行われており、“Adopt me (僕/私をもらってください)”と書かれた赤いベストを着た犬達や、ボランティアの人や買い物客で混みあっていたので、いい練習になりました。Hollyはこの2項目に関しては問題ありません。とはい言っても一歩店の外に出ると別人(別犬?)のようになってリードを引っ張りますが。(汗)

6) 座れと伏せのコマンドに待てを加える
7) 呼び戻し
8) 他の犬に対する反応
9) 気を散らせるもの(こと)への反応

については、店内で6)の状態で待たせている間に他の犬や人間が脇を通りぬけたり、インストラクターがまたしても例の松葉杖やショッピングカートを押したり、ボールをついたりしながら横を通りぬけて行きましたが、Hollyは今回は松葉杖にも怯えずにちゃんと座り続けました。7)の呼び戻しは通路の片方の端に私が立ち、反対側の端にインストラクターが立って、代わりばんこにHollyを呼び寄せました。Hollyは途中のおやつの商品棚には目もくれずに呼ばれたほうに走って行きました。思えばずいぶん成長したものです。(嬉し涙)

そして最後の
10) 飼い主が視界から消えた場合の反応

の練習もしました。またドッグデイケアから別の従業員が来て、まずはリードを私から受け取ってHollyを部屋から連れ出そうとしましたが、Hollyは頑として動きませんでした。インストラクターが、“一緒に部屋の外に出てからリードを渡してください”と指示したので、今度はその人にリードを預けて視界から消えました。テストではこうして飼い主がいなくても3分間おとなしく待っていられるかを見ます。Hollyから見えないように店の中をうろうろしながら時間をつぶしましたが、こういう時の3分って結構長く感じるものですね。(はじめて子供を幼稚園に預けた日のような気分?)Hollyは二人別々の人とこの練習をさせてもらいましたが、どちらの時もちゃんと座っておとなしく待っていられたそうです。

これで全10項目のおさらいをすべて完了したので、卒業写真を撮って卒業証書をもらいました。ペットショップが提供しているトレーニングクラスなので、フリスビーや様々なおやつ、それにデイケア一日無料のギフト券ももらいました。以前中級クラスを卒業した時にも、このデイケア無料券をもらっているのですが、Hollyをいまだに預けることができずにいる第一の理由は、Hollyの過去を考えると例え何時間かでもHollyが“また捨てられた、置いていかれた”と思ってしまうのではないかと心配だからなのです。

Hollyがうちの仔になってもうじき1年と9ヶ月になり、家でお留守番もとてもよくできるようになりました。以前は留守にすると必ずカウンターの上の食べ物を片っ端から食べてしまっていましたが、いつの間にかしまい忘れた食べ物があっても手をつけなくなりました。それはおそらく、“毎日ちゃんと食べさせてもらえる”ってことを分かってくれたからでしょう。そして、私達が留守にしても“ここで待ってればちゃんと帰ってくる”ってことを確信しているからでしょう。

Hollyは私と車で出かけるのが好きなので、よくスーパーマーケットなどに連れて行き、30分ぐらいは車の中でおとなしく待っていられます。(もちろん日中の暑い時は避けますが)私が運転中は後ろの座席に座っているのですが、私が車を出ると必ず運転席で私が帰るまで席を暖めていてくれて(?)います。これも家でのお留守番と同じように“ここで待ってればちゃんと帰ってくる”と分かっているからでしょう。

家や車はHollyの慣れ親しんだ場所ですが、ドッグデイケアではどんなにか不安になるのでは?以前いた収容所を思い出してしまうのでは?と心配してしまうのです。もちろん初回だけで2回目からはそんな心配も無用になるとは思いますが。そのうちドッグデイケアに預けてみましょう。

それでは、来週の(土)は夜の7時からいよいよAKCのGood Citizen Testです。その日の午前中はDoggie Dash 2006 http://www.doggiedashportland.com/main.html がポートランドダウンタウンのWaterfront Parkで行われます。おととしまではMaxと一緒に参加していましたが、今年は14歳3ヶ月になったMaxに2マイルの道のりはちょっと無理そうなので、Hollyと参加してこようと計画中です。5月13日は忙しい一日になりそうです。どうか応援していてくださいね。
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MaxHolly
投稿日時: 2006-4-30 14:31
Just can't stay away
登録日: 2005-3-20
居住地: オレゴン州ビーバートン市
投稿: 198
Re: 続・続ドッグトレーニング
今日は三週間ぶりのHollyの上級クラストレーニングでした。全6回コースなので残すところ今日と来週の2回で5月13日のAKCのGood Citizen Testに備えなければなりません。

今日の出席犬はポーチュギーズウォータードッグのBosco、ゴールデンレトリーバーのLibby、それにチョコレートラブの雌の方のDutchessとHollyの合計4匹でした。

まずは久しぶりなので飼い主に注目させるための“Watch me”で30秒。続けて“Sit”と“Stay”で、飼い主が離れて行き、“Come”で呼び戻します。また“Stay”の状態で3分間飼い主から離れた位置で待たせている間に、インストラクターが先日の松葉杖でHollyの傍を通りましたが今日は少し怯えただけで吠えたりしませんでした。実はこの状況を予想して、今朝箒で家の掃除をしてきたのです。そしてわざわざHollyのそばを箒をもって通りながら、“Holly、見てごらん。恐くないんだよ。”と慣らせる練習をしたのが功を奏したのかもしれません。テスト当日もこれは効くかも。

その後は、店内の人ごみの中をリードを引っ張らずに歩く(Loose leash walk)の練習をしました。Hollyはローハイドや他のおやつの通路でも“Leave it”で、だいぶ無視できるようになってきました。

問題は本番のテストでは一切ご褒美なしでやらなければならないということです。Hollyはご褒美のためならなんでもする仔なのですが、ご褒美がないと果たしてどうなることやら、半分楽しみ、半分不安です。インストラクターは、“これからはほとんどのコマンドをご褒美無しで練習してください。ただし“ストップ!”はテスト項目にないので、ストップを入れて一連のコマンドを練習し、“ストップ”のときだけご褒美をあげてください。そうすることで犬はまだご褒美がもらえると理解しますからね。”と。

なるほど、ミックさんがこの間書いてらしたように、コマンドをつなげていくわけですね。インストラクターはHollyをお手本に使って次のような一連のコマンドをやらせました。

まず、自分の横に“Sit”させてから“Lets go”で歩き出し、“Stop”ではじめてご褒美。そして、“Sit”“Down”“Stay”でHollyから離れて行き、振り向いて“Come”。この一連の行動の中でHollyはご褒美たったの一回。これでご褒美は賄賂ではなく報酬になりましたね。(笑)

何か困っていることがありますかと聞かれたので、Hollyは興奮するとよく吠えるのでどうしたらよいかとたずねてみました。これを直すには“Quiet(静かに)”と言って4秒間黙ったらご褒美をあげて、その時間をどんどん延ばしていくようにといわれました。根気よく続けていくしかないようです。ご褒美の催促のためにも吠えるHollyなので、つまり“待つことでいずれご褒美”、という理解になってしまうのでしょうか。その辺の理論は分かりませんがとりあえずやってみようと思います。

先日私が家でPCに向かっていた時、近くに住んでいる末娘の咲が遊びにきたので、私の代わりにHollyにいつものゲームで遊んであげるように頼みました。このゲームというのは散らかしたおもちゃを一つずつ取りに行かせて、持って来るごとに小豆大のご褒美をあげて全部片付けさせるのです。いつもと違って咲がコマンドしたことでHollyはまず面食らいました。拾ってきたおもちゃを毎回咲にではなく私のところに持ってくるのです。それで私は“咲ちゃんのところに持って行きなさい。”といちいち言わなければなりませんでした。おかげでHollyはいつもの倍の運動量になりましたが、私は習慣の力を思い知ることになりました。たまにいつもの習慣と違った場面に遭遇したとき犬がどのように対処するのかをみるのは興味深いことですね。

では来週は上級クラスの卒業式です。Hollyはこんなにクラスが好きなのでできれば留年させてあげたいくらいです。


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MaxHolly
投稿日時: 2006-4-25 12:53
Just can't stay away
登録日: 2005-3-20
居住地: オレゴン州ビーバートン市
投稿: 198
Re: 続・続ドッグトレーニング - 自習編
ミックさん、こんばんわ。今回も補足説明をしてくださり感謝しています。

ご褒美を減らしていく(そして最終的にはその必要をなくす)ことの3つの理由、なるほどと感心して読ませていただきました。

1つ目の理由は分かるのですが、Hollyの場合はちょっと違うのです。彼女はご褒美を催促するんです。というか、ご褒美欲しさに“早くトレーニングとしてよ、何でも習ったことならするからさ。”とトレーニングクラス中にせがむのです。決してパフォーマンスレベルは下がっていないし、おざなりでもないのですが、おそらくトレーニング自体をゲーム感覚(?)でとらえているような気さえしてしまいます。

2つ目の理由は、全くその通り。現実にたった一つ“Sit”だけを独立してさせるような場面は、ご飯をあげるときぐらいしかないですよね。だからHollyのトレーニングクラスでは一つのコマンドに対し、3D(Distance, Duration, Distraction)を加えていって強化しているんですね。

3つ目の理由はつまり、“大好きなママが喜ぶし、良い仔って言ってくれるから、やろう”というモチベーションに変えていくわけですね。そこまで来れたら最高!以前飼っていたロクシーには、そういう面が見られましたから(でも11年以上も一緒に暮らしてましたけど)Hollyに対しても望みは捨てていません。

>犬の問題行動を「アルファシンドローム」でかたづけるのは簡単な事ですが「力でねじ伏せるリーダー」より「群れ全体の構成を考えられるリーダー」となるような飼い主さんでいて欲しいと思います。

と書かれていましたが、「アルファシンドローム」という言葉を知らないので調べてみました。Googleでまず英語Alfa Syndromeで調べたのですが、英語のサイトには見つかりませんでした。Beta Syndromeでは一つあり、それを読んだかぎりでは“リーダーの留守に犬が自分がリーダーだと思い込み、他の家族に攻撃的な行動を取る”ということだと理解しました。日本語のサイトでは「アルファシンドローム」は簡単に見つかり、あるサイトではその矯正の仕方として10項目ぐらいあげていました。それを読んでいて、なぜか飼い主と犬の関係(主従関係、上下関係、権力関係???)が私の家庭での犬達と人間家族との関係と全く結びつかないためにとても違和感を覚えました。そしてこの問題を皆さんと話しあいたく、別のスレッドをたてることにしました。ミックさんにもご意見を書いていただければと思います。

さて、Hollyの問題行動ですが、以前にも書きましたが、私達が出かけると決まって盗み食いをしていましたが、それはSeparation Anxiety(別離不安)が大きな要因だったようです。時間はかかりましたが、おいて行かれても必ず帰ってくることを分かってくれたこと、食べ物は決まった時間にちゃんと食べさせてもらえること、そしてこれは希望的憶測ですが、上の3つ目の理由も少しあるかなって気もします。
ですから、吠えることも時間と愛情と根気で頑張って乗り越えていきますね。

では別のスレッド“家庭における愛犬の位置”を立てましたら是非ご意見お待ちしています。
編集削除返信
ミック
投稿日時: 2006-4-25 3:19
Just can't stay away
登録日: 2005-10-18
居住地: 神奈川県
投稿: 105
Re: 続・続ドッグトレーニング - 自習編
MaxHollyさん こんばんは

今回も レポートありがとうございます。
このレスの内容は 以前、私が書いた「学習理論」の後に書くかどうか迷ったのですが、MaxHollyさんの書かれた内容に通じる事なのでこちらに書かせていただきますが、私の個人的な意見であり、MaxHollyさんへのトレーニングに対してのレスでないことを 初めにおことわりを申し上げます。


行動とそれに対しての ご褒美の関係はトレーニングを始めたばかりの時に 「そのタイミングを今後どのように変化させていくか?」説明する事は少し難しいので ある1つの行動ができたら その事に対して100%ご褒美を出していき、その行動を固定化します。
そして、その行動を 定着化するためにその行動にご褒美をださなくする訳なのですが それには3つの理由があると私は考えます。

1つ目の理由として
 MaxHollyさんも 今回書いていただいた「賄賂化」する可能性もそうなのですが、それ以上の学習が進まなくなると言う問題が生じます。
トレーニングセミナーなどでは よく言われることなのですが パチンコなどのギャンブルに はまってしまう心理は 出るか、出ないかわからないからこそ 研究意欲が沸く訳で、常に出てしまえば研究意欲もなくなり その行動自体への意味がなくなってしまうこと。
犬の行動で言えば その行動がいいかげんになる原因になっていきます。
例えば「おすわりすれば ご褒美くれるんでしょ」って愛犬に要求される様になる事が 賄賂化するということで、「おすわりしたんだから 早くご褒美くれよ」って言う状態になって来れば その行動のパフォーマンスレベルは低下していきます。

2つ目の理由として
 飼い主が愛犬に望む行動の大半が「単一の行動」ではなく実は「行動の連鎖」だったりします。
例えば「ふせ」 日常生活で飼い主さんが愛犬に「ふせ」と言う事はどんな状況下でしょうか?
愛犬のご飯の支度中でしょうか? それとも、お散歩の途中でご近所さんと会って立ち話をするときでしょか?
もっと極端な例をあげれば ドッグカフェで友達とお茶をするときでしょうか?
では、その行動を細分化してみると 「ふせ」と「待て」という2つの行動、さらに言えばカフェなどでは 「テーブルの下に行く」、「ふせる」、「待つ」、「ウェートレスさんに動じない」、「テーブルの上に運ばれた 上手そうなものにも気を取られずにそのまま伏せている」、「飼い主が食べ終わっても そのまま伏せている」、「お茶一杯で あと何時間ここに居るのかわからない飼い主の話が終るまで ここで伏せている」
考えればきりがないのですが MaxHollyさんが以前のレポートで書かれていましたが ヒールウォークが「ついて歩く事ができる」という事から 「様々な誘惑の中でもついて歩く事ができる」と言うように 刺激の中でも 行動を持続していく事で難易度を上げていき その事(レベルアップ)に対してご褒美をあげる事によって 行動のレベルをあげる事ができますし 以前の行動には ご褒美をなくして その先にある飼い主の望む行動に ご褒美をあげる事により さらにトレーニングが進みます。

3つ目の理由として
 トレーナーによっては「ご褒美をなくす」と言うかもしれませんが、私の感覚としては ご褒美を無くすのではなく、ご褒美が「おやつ」ではなく「飼い主そのもの」になる様な関係を築くと言う事が 最終目標です。
「愛犬に 餌をやり、愛犬を守る事は飼い主にとっての当然の責務」だと考えれば 飼い主は愛犬にとってのご褒美的な存在になりえるわけです。 そして愛犬が「飼い主の家のルールや言い付けを守る」事は多くの飼い主が望むことではないでしょうか?

犬の問題行動を「アルファシンドローム」でかたづけるのは簡単な事ですが「力でねじ伏せるリーダー」より「群れ全体の構成を考えられるリーダー」となるような飼い主さんでいて欲しいと思います。


最後に 興奮して吠える事。その行動自体に今は 悩まれているかもしれませんが こんなに頑張り屋さんのMaxHollyさんですから この先もきっと良いアイディアで 克服できると思いますよ。

我が家の 愛犬も以前は口数が多かったのですが つい先日、とあるイベント会場で人とお話していて「後ろに犬がいたなんて全く気付かなかった」と会う人々に言われたところです。

これからも 愛犬とのトレーニングを楽しんでください。
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MaxHolly
投稿日時: 2006-4-23 14:42
Just can't stay away
登録日: 2005-3-20
居住地: オレゴン州ビーバートン市
投稿: 198
Re: 続・続ドッグトレーニング - 自習編
ミックさん、こんばんわ。いつも私の報告を読んでくださってるそうでありがとうございます。以前ミックさんが話されていた犬の学習理論や行動分析など抽象的だったものが、自分が実際にトレーニングに通うようになって、具体例と結びついてきて理解しやすくなりました。もちろんそれぞれの犬と飼い主の性格はすべて違うわけですから、理論は絶対ではないでしょうが、知っているといないでは犬の学習効果にも差がでてくると思いました。私のほうこそ、ミックさんに感謝しています。
さて、今週もHollyの教室はお休みなので、またインターネットの英語のサイトで自習をしてみました。

(1)生後6ヶ月になっていなくても、仔犬がレッスンを楽しんでいるようならトレーニングを始めてかまいません。ただしレッスンは短くし、いままでできていたいろいろなことを子犬が急に忘れてしまったりしても怒らないこと。ただの仔犬であることを楽しむ時間も充分に与えてあげてください。こうしてあなたと仔犬が一緒にいろいろ経験したり、遊んだり、いろいろな人と出会うことは、おそらく長い目でみると、短時間のトレーニングクラスよりももっと大切なことかもしれません。ここで一番大事なのはやっぱり、楽しむってことですね。楽しいことでなければ、犬も飼い主も続きませんからね。

(2)トレーニングの基本は、犬の注意を飼い主に向けさせることだと第一回目のレッスンで習いましたが、確かにその通りだと書かれていました。更に注意を払わなければならないのは犬のほうだけでなく、飼い主もまた犬の行動を注意して見ていなければ、犬は注意力を失ってしまうそうです。確かにそうですよね。犬も一生懸命頑張っているのに、飼い主が見て、褒めてあげなければやる気が萎えてしまいますよね。人間の子供と同じだなと思いました。

(3)以前ミックさんがこちらの掲示板で“陽性強化トレーニングを批判する人の多くが「餌でつっているだけだ」と言いますが、これは全くその理論すら理解していない証拠で「ご褒美は あくまでも報酬であって 賄賂ではない」のです。つまり 出来た事に対して ご褒美があるわけで これあげるからこうしなさいと言う事ではないのです。”と書かれていましたよね。そこでそのことについても調べてみました。

食べ物を賄賂として使うことと、報酬として与えることは違う。報酬として使う場合、犬は何かの行為をした結果として食べ物が確実にもらえるかどうかは、事前に分かるすべがない。ところがご褒美をあげたりあげなかったりを使い分けることの出来る人は少ない。犬にある行動をトレーニングしているときには、ご褒美の頻度は高くてよいが、犬が習得するにつれて、頻度を下げていけばよい。多くの人が犬の習得が進んでいることに気付かず、ご褒美が習慣づいてしまい、それゆえ賄賂と化してしまう結果となる。

と書かれていました。そう言えばHollyが確実のできること、例えば“Sit”“Down”“On your bed”“Wait”“Stay”などにはもうご褒美をあげなくなりましたね。一回目のレッスンのときにご褒美ばっかりあげて嫌だなと感じたのですが、だんだん減らして行けることが分かりました。

さて3週間も間があいてしまうので、先日は夜買い物がてらPetSmartに行って通路で“Come”と“Leave it”と“Heel”の練習をして来ました。Hollyは支度をしている私の動作や目の動きで、一緒に連れて行ってもらえるかどうかが分かるようで、その気配を感じ取ると吠えるのでうるさくて仕方ありません。落ち着かせるために“Wait”をかけるのですが、こういうときは聞く耳を持ちません。興奮したときに吠えるのを止めさせる良い方法があったら、どなたか教えてくださぁーい!!(悲鳴)
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ミック
投稿日時: 2006-4-19 20:38
Just can't stay away
登録日: 2005-10-18
居住地: 神奈川県
投稿: 105
Re: 続・続ドッグトレーニング - 自習編
MaxHolly さん こんばんは

ご紹介頂いたサイト 私の英語力では解読不能と言うより 開く前からあきらめていましたが・・・

私は 個人的に海外のトレーニング方法について 大変興味がありますので 毎回MaxHolly さんの お話を毎回 楽しみにしております。ありがとうございます。


(1)につきましては まさにその通りで、さらに言うと、一連の行動の中で どの部分を強化し、どの部分を弱化するのか 明確化するためには以前ご紹介した クリッカーを使用するとさらに 行動を細分化して 強化することができますが、これはトレーナーとご相談の上、行ってください。

(2)につきましては 日本の訓練士の中には チョークチェーンさえあれば どのようなタイプの犬でも 躾られると言う過信を持ったトレーナーが 多くいますが、私も 飼い主さんと愛犬の関係を第一に 考えられないトレーナーこそ問題ありと言う疑問を持ってしまいます。

(3)トレーニングをしていて 良く感じるのですが、こちらが何の説明もなしに「(愛犬を)褒めてくださ〜い」と言うと 大体の人が愛犬を 撫でます。
しかし、私はよく思うのですが、愛犬にとって撫でられる事が 必ずしもご褒美になっているでしょうか?
逆に言うと 「体を触られる事が 愛犬から見てのご褒美になるような関係を 今までに築いてきましたか?」と言う事なんです。

問題行動を抱えて トレーニングスクールに通う 大半の方は、愛犬との接し方に問題があり(その逆に無論 愛犬の行動だけに問題がある場合もありますが) その問題修復をはかるのがトレーナーの仕事だったりもします。

つまりは、トレーナーの仕事の多くは 飼い主さんへトレーニングの知識や知恵を 伝授する事が主であり、訓練士が トレーニングした犬が 競技会などで賞を取り その事により訓練士(訓練所)の名が売れると言う商売道具に愛犬がならないように 日本の飼い主さんも もっと勉強して欲しいと思います。

今回 MaxHolly さんも 久々の勉強で お疲れだと思いますが(失礼)、毎回 楽しいレポートを お聞かせ頂き大変感謝すると共に 日本でも、「犬」について真剣に お話できる場が もっと増えれば良いのにと思う今日この頃です。
ですから、LWDさんにも 大変感謝していますし、 この場をお借りして 御礼申し上げます。
ありがとうございます。
編集削除返信
MaxHolly
投稿日時: 2006-4-19 15:20
Just can't stay away
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投稿: 198
Re: 続・続ドッグトレーニング - 自習編
先週と今週はHollyのトレーニングクラスがお休みです。それでインターネットでトレーニングのことを少し勉強してみました。興味のあるかたは下記のサイト(英語ですが)を読んでみることをお勧めします。これを読んで今まで疑問に思ったことや、インストラクターに指摘されたいくつかのことの裏づけになり役立ちましたので、皆さんとも共有したいと思います。

http://www.faqs.org/faqs/dogs-faq/training/

(1)Hollyが他人(特に男性)に吠えるのを止めさせるために“Watch me(こっちを見て)”と言って、こちらを見たらご褒美をあげることで、吠えるとご褒美にならないか心配でしたが、犬は最後にした行為とご褒美を結びつけるので、飼い主を見ることでご褒美と理解するから大丈夫。

(2)良いトレーナーとは、トレーニングを通し飼い主とその犬をよく観察し、飼い主に自分の犬をどうトレーニングすればいいか的確なアドバイスを与えられる人、なぜならトレーナーがその犬と接するのはせいぜい週に一時間だが、飼い主は短時間でよいが毎日繰り返しトレーニングしなければならないため。つまり、トレーニングクラスは犬をトレーニングするという目的よりも、飼い主がどのように自分の犬をトレーニングすればよいかを習う場ということですね。トレーニングは一朝一夕に効果が期待できるものではなく、2年ぐらいかかるのは普通なので根気よく続けること。

(3)ご褒美は犬のある特定の(選択された)行動の頻度をあげる効果があり、矯正はある特定の(選択された)行動の頻度を減らす結果となる。ここで言うご褒美とは、Treatsのほか、おもちゃ、遊んであげること、撫でてあげること、言葉で褒めてあげることも含める。ところがこれを無意識のうちに間違って使っていることが多いそうなのです。その例として、例えば自分の犬がよその犬を見ると唸るとします。自分の犬はおそらく恐がっているのだと思い、やさしく撫ぜながら“大丈夫よ。恐くないからね”というとどうなるか。唸ったことでご褒美(優しい言葉と撫でてもらえる)がもらえたため、これを通してその犬が学ぶことは、“唸るとご褒美”となってしまうのです。

逆に矯正の間違った使いかたをしてしまうこともよくあることだそうです。矯正の方法として一番一般的なのが叱ること。例えば原っぱのずっと端のほうにいる犬を何度も呼ぶが一向に来ない。そこで飼い主はしびれを切らし犬のところに行って怒る。または何度も呼んだあげく犬がやっとやって来たときには飼い主は怒っていて犬に“何で呼んだらすぐに来ないのか!”と叱る。これで犬が学ぶことは、前者では“飼い主が近づいてくるといいことはない”、後者ではなぜ怒られたのか分からない。従ってこの例では矯正によってある特定の行動(この場合Come)の頻度を減らす結果となってしまうのだそうです。だからHollyのインストラクターは“ドッグランでは呼び戻しが効かないのです。”というわたしに“ドッグランでComeの練習はしてはだめ”と言ったことの理由がはっきりしました。

とたった三項目ですが、久々に勉強すると疲れますね。また機会があったら続きを書きたいと思います。私は新米トレーナーなので、皆さんのご意見やアドバイス是非いただければと思います。

ミックさんとジャckさん、以前お二人が掲示板に書き込んでいらした古典的条件付けやオペラント条件付けについても上記のサイトに書かれていましたよ。興味深く読みました。


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MaxHolly
投稿日時: 2006-4-9 14:54
Just can't stay away
登録日: 2005-3-20
居住地: オレゴン州ビーバートン市
投稿: 198
Re: 続・続ドッグトレーニング
ポートランドもこの数日だいぶ暖かくなり、昨日は華氏70度近くまで(摂氏20度ぐらい)気温が上がったのでMaxとHollyを連れてドッグランに行ってきました。私はドッグランでは14歳のMaxの後を付いて廻っています。大型犬が走り回っているので、Maxにぶつかったりはしないか、またはじゃれてMaxに飛び掛っては来ないかと心配で仕方がないからです。もし突き飛ばされでもしたら、骨折とまでいかなくても弱っている後肢が立たなくなってしまいそうなので。そんなわけですから、ひとしきり遊ぶと私はHollyに“Wait(待て)”をさせてMaxだけ連れてドッグランの見えるところに止めてある車に戻りHollyともう少し遊ぶ間Maxを車の中で待たせることにしています。Hollyは私が車から戻るまで同じ場所で伏せをしてちゃんと待っていられます。

そんなわけで、Hollyはかなり長く“Wait(待て)”ができるようになっていたので、今日の上級クラス4週目では日ごろの訓練が役に立ちました。今日は、6)の“座れと伏せのコマンドに待てを加える”と7)の“呼び戻し”を合わせて練習しました。

まず部屋の端に犬を連れて行き、“Sit”と“Wait(待て)”のコマンド。飼い主は背中を向けて部屋の反対側の端まで歩いて行き、振り向いて“Come”で呼び戻しをします。犬が途中に落ちているおもちゃや、ローハイドなどに引っ掛からずに飼い主の所に真っ直ぐきて座ったら合格。Hollyはローハイドにちょっと引っ掛かりそうになりましたが、私の“Leave it(放っておきなさい)”で気を取り戻して私のところまでやってきたのでホッとしました。ポーチュギーズウォータードッグのBosco、ゴールデンレトリーバーのLibby、それにチョコレートラブの雌の方のDutchessは皆“Come”は上手に出来ましたが、“Wait(待て)”のコマンドは日ごろ練習していないらしく、飼い主が背中を向けて歩き出すと付いてきてしまいました。“Wait(待て)”は本当に便利なコマンドなので、“On your bed”と同様うちでは毎日使っています。

次に“Stop”を教える第一段階として、今日はリードをつけて店内を歩きながら時々“Stop”と言って犬を止まらせてご褒美をあげ、“Stop”が“止まれ”を意味することを教えました。第二段階は来週に持ち越しです。

さて、次が大変でした。座れや伏せをさせてから“Stay”の状態でインストラクターがすぐ脇を松葉杖を付きながら歩き回るのです。Hollyは放浪犬時代か、以前の飼い主に箒などで虐待を受けた経験があるのでしょう。うちに来たばかりのころは、箒を見せただけですくんでしまい、新聞紙を丸めたものでさえ恐がっていました。最近は慣れたせいか箒で怯えることはなくなりましたが、この松葉杖ははじめての経験で、インストラクターが2m以上離れていても吠えまくりました。ショッピングカートがすぐそばを通ってもなんともないのに、松葉杖は私がついても恐がって逃げました。よほど辛い経験があったのでしょう。“まずは松葉杖に慣らすことから初めましょう。”とインストラクターの提案で床に置いた松葉杖の近くにご褒美を置いてだんだん近づけていき、とうとう鼻で触れるところまできました。その間ご褒美は沢山あげなければなりませんでしたが、まずは成功。こうして一つ一つ恐怖心を取り除いていくことが大切なんですね。レスキューの犬たちには多かれ少なかれある種の心の傷を受けています。この傷を癒せるのは新しい家族の忍耐と愛情しかないように感じました。

さて、レスキューといえば、今日もPetSmartの店内には“Adopt me (僕/私をもらってください)”と書かれた赤いベストを着た犬達が沢山いました。気に入った犬を見つけたら、その犬と一緒に過ごす時間をしばらく与えてもらえるらしく、隣接した公園にベストを着せたまま散歩に連れていっている人たちも見かけました。その一人に“この仔をアダプトするの?”と聞いたところ“ええ、それで今この仔のことをもっとよく知ろうと思って。母もレスキュー犬をもらったんだけど、その仔が自分のうちができたことをとっても感謝しているんですって。私も母もレスキュー以外に犬を飼うことは考えられないのよ。”と言っていました。私がこのペットショップが気に入っている理由の一つがまさにこの“Think adoption first(犬を飼うならまず里親になることを考えましょう)”を勧めているからなのです。

さてトレーニングのほうは、来週はイースターのため、再来週はインストラクターが休暇を取るので二週間続けてお休みになります。うちでしっかり復習するつもり。忘れるとHollyがしっかり催促してくれるので、助かります。



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MaxHolly
投稿日時: 2006-4-2 15:14
Just can't stay away
登録日: 2005-3-20
居住地: オレゴン州ビーバートン市
投稿: 198
Re: 続・続ドッグトレーニング
ジャckさん、先日はレスを入れてくださってありがとうございました。私のひとりよがりに聞こえていたら困るなと思っていたのですが、楽しく読んでますよと言われてとても嬉しかったです。先週はHollyとBoscoのたった二匹のクラスでHollyもかなりリラックスしていたためすべてが順調でした。それでジャckさんに羨ましがられるような報告をしてしまいましたが、現実はそんなに甘くないことを今日のクラスで経験しましたのでご報告しますね。

さて、上級クラス3週目の今日は、始まりからして不調でした。
というのは、今朝9時半に来客があり家を出るに出られず、10分遅刻してしまった上に、今日のクラスはなんとフルハウス、Hollyを入れて5匹の犬が勢ぞろいで、遅れて来たHollyはナーバスで興奮気味。私の“Watch Me”にも反応せず、“Finish”の出来もイマイチ。いつもは皆より早く着いて余裕をもってレッスンを始められていたので、まずこの点を反省しました。

次に先週書いたAKCのCanine Good Citizenのテストの10項目のうち、今日は1)の“見知らぬ人を行儀よく受け入れる”と2)の“おとなしく座って身体を触らせる”の項目を隣のドッグデイケアの従業員にテストしてもらいました。ところがこの従業員は若い女性なのですがとにかく身体が大きく(縦も横も)ブラシをもって近づいて来ただけで、Hollyは怯えて吠えてしまいました。インストラクターは意外だと思ったそうですが、私にしてみれば、やっぱりって感じでした。だいぶ落ち着きが出てきたと思っていましたが、Hollyはまだうちに来る前のひどい経験のトラウマから完全に抜け出せていないため、初めての人には(特に男性)は警戒心がとても強いのです。

Hollyの特殊なケースはさておき、このテストは犬種の特性が顕著に現れて面白いなと感じました。まずはポーチュギーズウォータードッグのBoscoはグルーミングなどにかなり慣れているのでお行儀よく初めての人に手やお腹を触られたり、ブラシをかけられることもなんともありません。次にゴールデンレトリーバーのLibbyは、すぐにお腹を見せてひっくり返りなんともフレンドリー。そしてチョコラブの小さいほう(メス)はまあまあ普通に触られていましたが、大きいほう(オス)は嬉しくて飛び掛ってしまいました。でもこの項目に関して一番の問題児はやっぱりHolly。いろいろなコマンドを憶えさせ、それに従わせることはHollyにとってはさほど難しくないけれど、警戒心やトラウマを乗り越えさせるには時間がかかると痛感しました。Hollyはこの点でAKCのCanine Good Citizenテストに合格しないかもしれないけれど、それでもいいと思っています。私達にはまだまだ時間はたっぷりあるのであせらずゆっくりやっていくつもりです。

さて、次にしたことは、“Take it(取って)”と“Drop it(放して)”の練習です。おもちゃを口のところに持っていき、“Take it”で取らせ、“Drop it”で放させるのです。隣のBoscoはおもちゃの代わりにローハイドでやっていたので、Hollyにもローハイドで練習させようとして失敗に気付きました。Hollyはローハイドを口に入れるやいなやバリバリと音を立てて食べ始めたしまったのです。慌てて取り出して、おもちゃに代えましたが、目はまだ取り上げられたローハイドのほうを恨めしそうに見ていました。(笑)

それから、二匹と二人の飼い主たちがペアとなり通路の両端から歩いてきて、挨拶や立ち話をする間いい仔で待っていられるかをテストしました。次に10)の“飼い主が視界から消えた場合の反応”のテストで、インストラクターにリードを渡して姿を消しました。これは全員合格でした。もちろん今日も4)の“リードを引っ張らずに歩く”と5)の“人ごみの中を歩く”の練習もしました。本当は7)の“呼び戻し”の練習もするはずでしたが、時間切れで来週に持ち越しになりました。

今日一つなるほどなと思うことを習いました。“この中で呼び戻しが効かなくて困っている人?”と聞かれたので、私がドッグランなどでは3回に1回ぐらいしか効かないと訴えたところ、インストラクターのアドバイスはとても的を得ていると思いました。彼女いわく、ドッグランなどでは練習するなというのです。なぜなら呼んでも来なかった場合に“まあいいや”と諦めてしまうことで、逆に“呼ばれても行かなくていいんだ”と犬に間違ったメッセージを送ってしまうというのです。そうか、どんな場合でも呼び戻しがきくように躾けるのなら、必ず実行させることができる環境で教え込まなければ逆効果になりかねないという、私にとっては大きなレッスンをさせてもらいました。ドッグトレーニングは飼い主がまず犬の学習理論をしっかり理解しなければいけないとミックさんが以前書いていらしたことを実感した一幕でした。
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ジャck
投稿日時: 2006-3-28 6:16
Just can't stay away
登録日: 2005-3-24
居住地: 神戸市
投稿: 144
Re: 続・続ドッグトレーニング
MaxHollyのママさん、こんにちは。

前回からの上級クラスのお話は記事の方(奮闘記)で読んでました。(^^)
毎回、トレーニングの話しを聞いていくうちに、なんだか段々と羨ましい気分になってきています。
特に、今のHollyちゃんと通いはじめた頃と比べ、ママさんにさえも「あの頃は想像だにできなかった」ってことを、
Hollyちゃんと一緒に体験されていること。
また、Hollyちゃんに「落ち着きや自信が見えるようになった」ってことが、どんなに幸せなことか想像するだけで
嬉しく(羨ましく)なってきます。

家の話しで言えば、ミックを迎えた去年「果たしてスムーズにジャムがミックを受け入れてくれるかなぁ」っていう
不安がいまでは嘘のように……、また、それがいい思い出(笑い話)になっています。
ジャムと9年。ずっと一緒に暮らしてきてるのに、いまだに「想像だにしていない喜びごと」をもたらしてくれます。
ミックは迎えてまだ1年。
それでも2匹を見ていると「犬は話すことが出来ない」と言うより「話す必要なんてないんだろうな」って感じる時が
あります。

「犬(だけじゃないだろうけど)は、良い意味で単純な未来の予想を裏切ってくれる」って過去に何度も感じました。
それはこれから先も「ふとした時にやって来るんだろうな」って、「やってきた時は見逃すまい」と思ってます。
おっと、僕の話しの方が長くなってしまいそうなのでこの辺で……。(^^;;
これからも「奮闘記」を楽しませてもらいますね。
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MaxHolly
投稿日時: 2006-3-26 16:30
Just can't stay away
登録日: 2005-3-20
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投稿: 198
Re: 続・続ドッグトレーニング
今日もHollyとトレーニングに行ってきました。上級クラスの2回目です。
春休みの始まりとあってか、なんと今日はHollyとポーチュギーズウォータードッグのBosco君の二匹だけでした。まるでプライベートレッスンです。

Bosco君とHollyは一緒に中級クラスを卒業しレベル的には同じくらいだったので、AKCのCanine Good Citizenのテストのための練習をしました。まずテストは下記の10項目からなっています。

1) 見知らぬ人を行儀よく受け入れる
2) おとなしく座って身体を触らせる
3) 外観と手入れの状態
4) リードを引っ張らずに歩く
5) 人ごみの中を歩く
6) 座れと伏せのコマンドに待てを加える
7) 呼び戻し
8) 他の犬に対する反応
9) 気を散らせるもの(こと)への反応
10) 飼い主が視界から消えた場合の反応

この中で今日は2) 4) 5) 6) 8) 9)を練習しました。Boscoはポーチュギーズウォータードッグだけあってグルーミングなどにかなり慣れている様子で手や尻尾やお腹をインストラクターに触られてもなんともありませんでしたが、Hollyはやはり不幸な過去のトラウマからか、よく知っているインストラクターなのに少しおどおどして後ずさりをしてしまいました。このテストは会ったこともない試験官が行うのでHollyはもう少し慣らせなければいけないなと感じました。

次にリードをつけて店内を歩きまわり、所々で座らせて周りの状況に惑わされることなく待てができるように練習しました。今日はたまたまPetSmartの店内でAdoption Outreach (里親募集)が行われている日だったので、10匹以上のレスキュー犬が“Adopt me (僕/私をもらってください)”と書かれた赤いベストを着てボランティアの人に連れられて店内のあちこちにいましたし、里子探しに来ている人をはじめ買い物客等でごったがえしていたので、これ以上のDistraction (気を散らせるもの/こと)はないだろうと思えるほどの厳しい状況でした。でもHollyもBoscoもよく頑張りました。特に里親募集のわんちゃんたちが興奮して吠えても、じっと座れをさせられているHollyに近づいてきても、無視しなければならないのはHollyにとっては大変な自制力だと感心しました。

そのあとは部屋に戻り、HollyとBoscoが順番に部屋の真ん中で座れまたは伏せの姿勢でステイをかけられ、その周りをインストラクターがボールを転がしたり、ショッピングカートをスツールにぶつけながら通り過ぎたり、もう一方の犬の飼い主が犬を連れて脇を通ったりと、とにかくこれでもかこれでもかというほどのDistractionを与えました。でもHollyもBoscoも誘惑に負けずとてもよく耐えていました。

それから座れと伏せを完全にマスターしているかどうか、インストラクターが犬に背中を向けてコマンドしました。これをProofingと言い、飼い主が犬の目の前で立った姿勢でかけるコマンドに反応するだけでは充分でなく、どんな状態であっても、また離れた場所からのコマンドにも従うように訓練しなければいけないとのこと。家ではソファーに寝転がった状態、または台所で料理をしながら、座れや伏せのコマンドを練習するように言われました。

別れ際にインストラクターが私に“You must be proud of Holly (Hollyは本当に偉いわね。あなたも嬉しいでしょう)”と言ってくれました。その通り、Hollyはわたしのご自慢の仔なんです。3ヶ月前この躾け教室に通いはじめた頃のHollyと今のHollyを比べると、あの頃は想像だにできなかったいろいろなことを習得してくれました。でもそれよりもっと私が嬉しく思うのは、自分の居場所をしっかりと築くことができたことによる落ち着きや自信がHollyの表情や動作に見えるようになったことです。Hollyはつい1年半前まで、今日PetSmartで里親を探していたあの仔たちと同じ境遇にいたのです。里親が見つからなかったら殺処分されてしまうかもしれない運命にありました。今日のあの仔たちが一匹でも多く新しいHomeに引き取られて行き、新しい家族と一緒に幸せに暮らしていってくれることを願ってやみません。

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MaxHolly
投稿日時: 2006-3-19 14:14
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登録日: 2005-3-20
居住地: オレゴン州ビーバートン市
投稿: 198
続・続ドッグトレーニング
皆さん、お久しぶりです。MaxとHollyのママです。
実は先週の(土)からHollyの上級クラストレーニングが始まるはずだったのですが、人数が集まらないからとかで一週間延期になってしまったのです。それで今日が初日でした。

今日は出席犬5匹。ボーダーコリーMixのHolly(推定年齢3歳)、中級クラスでも一緒だったポーチュギーズウォータードッグ(1歳)、そして新入りさんは、ゴールデンレトリーバー(14ヵ月) にチョコラブが二匹 (10ヶ月と9ヶ月)でした。新入りさんたちは、やはりパピーなので落ち着きがなく、後で家に帰ってから気がついたのですが、もしかしたらこの仔たちは中級を受けていないのかなという気がしました。それぞれ自己紹介がてら、このトレーニングを通して何を習得させたいか、またどんな困った行動があるかなどを白状(?)しました。Hollyの場合は、家やクラスでトレーニングする時は、ご褒美のせいもあってとってもよくできるのですが、いざドッグランとかに行くと、私のコマンドなんて無視も無視もいいところ。それとやっぱり吠えるのを止める方法を習得 (私が)したいという希望でしたが、ゴールデンレトリーバーとチョコラブの飼い主さんたちは、まず飛びつくこと、穴を掘ること、そして靴などをかじることを止めさせたいと言っていました。

コマンドができてご褒美をあげようとしても飛びつくときは、さっと後ろ向きに身をかわし、飛びつくのを止めるまで決してご褒美はあげてはいけないとのこと。穴掘りに関しては、それは犬種にもよるがほぼ習性なので、庭の一箇所に掘ってもいい場所を決めておき、掘ったら埋めるを繰り返して他の場所では掘らせないように仕込んでいくという方法が効果ありとのことでした。幸いHollyは穴掘りはよほど骨とかを隠したいときだけなので心配なし。飛びつくことはたまにあるのですが、身体が小さく(GRやチョコラブに比べて)押し倒されるようなことはないので大目にみています。そうそう、今日はクラスの最中にハプニングがありました。インストラクターにチョコラブの大きいほう(80ポンド位ある)が飛びつき、ご褒美の入ったポーチが床に落ちて中身が全部飛び散ってしまったのです!こりゃ大変!と思った私はたまたま座っていたHollyに“Leave it!”のコマンドをかけ、飛び散ったTreatsを拾うのを手伝いました。この間ほかの飼い主たちは自分の犬のリードをしっかり握っていましたが、Hollyはその場でじっとStayして待っていました。Hollyのこの行動を他の飼い主さんたちが褒めてくれましたが、実はこれは日ごろの訓練(?)が役立っただけなのです。私が調理中はHollyはいつも何かが落ちて来はしないかとキッチンで目を光らせているのですが、たまに玉ねぎやチョコレートなどを落とした時には、とっさに“Leave it!”のコマンドをかけて食べさせないようにしているのです。やっぱりトレーニングは生活密着型が一番ですね。(苦笑)

さて、今日はほとんど中級で習ったことの復習でした。FinishのポジションからHeelで歩きはじめ、おやつなどがばら撒かれている通路をLeave itで通り抜け、金魚の水槽の前で座らせてStayを一定時間というメニュー。Hollyは10日に一度ぐらいは夜のドライブがてらこのPetSmartに来ているので店内の様子にも慣れており問題なくできました。この上級クラスはAKCのCanine Good Citizenのテストのための準備コースなので、おそらく今まで習ったことを強化していくことになるでしょう。新しいことを習わなかったのでちょっと物足りない感じがしましたが、これから新たに習うことの一つとして“Stop!” があるそうです。いままでのコマンドはほとんど全部犬が飼い主と向かいあった状態でかけているものですが、“Stop!”は飼い主が犬の後姿に向かってかけるので、犬は飼い主が見えなくてもそのコマンドだけで反応しなければいけません。どうやって訓練するのか楽しみです。それからCanine Good Citizenのテストのときは、ご褒美なしでやらなければならないので、少しずつそれにも慣れさせていかなければなりません。とにかくご褒美目当てのHollyですから先が思いやられます。インストラクターは自分の犬に対してほとんどご褒美をあげないそうですが、たった一つだけ必ずご褒美をあげているコマンドがあるそうです。それは、Comeのコマンド。たとえその場にご褒美を持っていないときでも、“よくできたね。さあご褒美を一緒に取りに行こうね”と言って必ずご褒美をあげるのだそうです。そのほかのコマンドに関しては、ご褒美なしでももちろん言葉でちゃんと褒めてあげなければいけません。

久しぶりのトレーニングでHollyは疲れた様子。おとなしく寝ているので、さて私は今日貰ってきたAKCのCanine Good Citizenの小冊子でもう少し勉強しましょうか。ではまた来週ご報告しますね。
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