以前住んでいた地域にあるペットショップで、オリジンという聞いたことのないフードを店員さんに薦められました。そのとき購入していたフードに満足していたので、変える気はなかったのですが、その後たまたま別のショップに立ち寄ると、そこでもオリジンを薦められました。そんなに良いフードなのかな、と話を聞いてみると、カナダのアルバータ産で、原材料はHuman gradeのナチュラルフード、穀類を全く使用しない新しいタイプのフードで、たんぱく質が４２パーセントと随分高いのです。以前メールリストで、似たようなフードが話題になった時に、高たんぱく質のフードを小型犬にあげる危険性を指摘する人がいたのと、家の犬は犬らしく走り回ることもない、おとなしいタイプだし、たんぱく質が高いと腎臓への影響も心配（これも他の愛犬家から聞いていた）、家の犬には向いていないと思いましたが、対応してくれた店員さんが好意的だったことと、そんなに薦めるのなら、と、おやつ代わりに、トライアル用の小さいパックのフードを購入しました。

一週間前ほど前、常備しているフードを切らしてしまい、ショップに行く時間がなかったので、このオリジンを代わりにあげてみたら、２日ほどで毛並が前にも増して良くなっているのに気がつき、とても驚きました。数年前に目の下が腫れてきたのがきっかけで、醜い歯周病を持っていることが分かり、上の歯をほとんど抜かれる、という大手術をしたその直後に毛並がかなり良くなったのですが、今回はたったの２日間フードを変えただけで毛並はさらにつやつや、気になってこのフードのことをネットで調べてみました。

大手のチェーンストアには置いていないので、アメリカでは手に入りにくいにもかかわらず、多くの好意的な意見が寄せられていて、実際に愛犬に与えた人の感想の中では、皮膚病がすぐに治った、という意見が多かったです。製造元のサイトは日本語版もありました。市場に出ている殆どのフードに含まれている穀類（過剰な炭水化物）は、本来の犬の体質＆消化の理由上与えるのは好ましくないこと、好ましくない原材料が使われたままのフードが何故今まで市場にあり続けたのか、高たんぱく質の臓器への悪影響（動物実験で使われたマウスの場合であり、肉を主食にする犬とは消化の働きが異なる動物の実験なので、犬にはあてはまらない）、ということにも触れていて、子犬、シニア、パフォーマンスドッグに関わらず、犬には高たんぱく質の食事が望ましい、と納得し、これからこのフードに切り替えることにしました。ここに書くと長くなるほど詳しい情報が下のサイト（日本語）に記載されていますので、ぜひ読んでみてください。異なるたんぱく質のフードを一定期間複数の犬に与えたリサーチのことも書いてありました。

http://www.orijen.net/index.html

このサイトから直接購入出来るようですが、お値段はかなり高いです。他には、アメリカのナチュラという会社が、同じコンセプト（穀類は使用せず、４０％以上の高たんぱく質を含む）でEvo（エボ）というフードを製造していますが、こちらは大粒、小粒、缶フードもそろっており、お値段も手ごろでした。

海外からアクセスされる方も多いようですので、一般消費者の声（英語版）のリンクも参考に載せておきます。
高たんぱく質のフードへの移行は、お腹のゆるい子の場合、最初は注意が必要だとサイトに書いてありました。

http://dogfoodchat.com/dog-food-ratings/

http://www.consumersearch.com/dog-food?utm_source=yahoo&utm_medium=cpc&utm_campaign
=dog%25252BfoodAdvanced&refcd=yh%257bysmkwid%257d%257bysmmtc:e:a:c%257d_Dry_dog_
food&tsacr=yh%257bysmadid%257d&OVRAW=top%25252010%252520dry%252520dog%252520food
&OVKEY=dry%252520dog%252520food&OVMTC=advanced&OVADID=432246521&OVKWID=1210469521

Cybeleさん。
ありがとうございます。
うちの子は１０歳を過ぎ、まだまだ元気で長生きをしてもらいたいので
フード選びは大切です。
参考にさせてもらいます。

日本のネット上でサイエンスダイエットの名前をよく目にしますが、こちらの一般の愛犬家のフォーラムでは人気がありません。主な材料であるコーンが犬にとって消化しにくいこと、重要なたんぱく質の元になる肉類にBy-product（humanグレードではない）が使用されていることが主な理由です。コマーシャルなどでネームバリューのあるIams,Purinaなども同じ理由で、お勧め対象にはなっていません。穀類が入っていないGrain freeという言葉も最近耳にしますが、たんぱく質の成分が高くなるので、シニアにはお勧め出来ないそうです。

下のサイトに、一般のボランティアがフードのランク付けをした情報が載っていますので、良いフード選びの参考になるかと思います。私が参加しているメールリストに良く紹介される良質のフードの情報と照らし合わせると、同じメーカーのフードが上位にランクされており、信用出来る内容だと思います。

http://www.dogfoodanalysis.com/dog_food_reviews/

遅くなってすみません！

皆さんの意見。
ありがとうございました。

手作りが安全かもしれませんが、栄養を考えると自分の知識の無さでは不安があります。
やっぱり、製造企業に信頼をもてればいいですね。
最近は、食品製造業の会社がひどいことをしているニュースが多いいですね。

私としては、原産国や原材料をきちんと明記しているペット用食品を選んでいこうと思います。
そして、動物愛護に真摯な国の製品がやっぱり安心なのかな？

私も海が好きさん同様、はじめはおしっこに結晶が出たことからでしたが、４年ほど手作りをしています。
与える食材の原料を自分の目で確認できるので安心です。
とはいえ、勉強も必要ですし、栄養バランスのリスクもありますが。

オヤツだけなら、簡単なので手作りしてはいかがでしょう？
ササミを薄くスライスして、フライパンで軽く焼いた後、キッチンペーパーを敷いてラップせずレンジで水分を飛ばします。ささみジャーキーのできあがりです。

クッキーも卵・小麦粉・オリーブオイルを混ぜてのばして焼けばOK。ゴマや煮干し粉を入れても良いでしょう。
人間用と違って味は気にしなくて良いので分量も適当で大丈夫です。お試しください。

フードについては、心配ならメーカーに原料の輸入先など徹底的に問い合わせしかないかもしれません。誰かが安全と言ってたといっても、確証はないので、最後は自分でメールなど残る手段で直接メーカーに確認した方がいいでしょう。

今回のリコール騒動、本当に心配ですよね。
　私は、それが理由ではないですが、しばらく前から手作りしています。栄養バランスに不安はありますが、食材の安全性については、少なくとも飼い主と同程度には保てるはずだと思っています。
おやつは、市販品を使うこともありますが、極力日本製（それだって原料は分からないですが）を与えています。
　国産フードでも、様々な種類のものが出ているので、メーカーに問い合わせをして、その対応を見るなどするのもいいかもしれませんね。

今回の件では、かなりの数の有名ブランドの製品がリコール対象になり、驚いています。
家で与えているドライフード（California Natural)は対象外で安心していましたが、同社の缶フードは今回問題になったカナダ所有の工場で委託製造されていることが分かり、ドライと併用して与えているので、かなりあわてました。ただし、問題の小麦は入っていないので安全だとのことでした。
良いフードって、やっぱり愛犬家の口コミ、メールリストなどで評判が浸透すると思います。Natura社のInnova,California Natural,それからWellnessなどは評判が良いようです。

みなさん

ぼくはいまオフリードをテーマに長い話をしていますが、ドッグフードの問題も、根本のところで、同じテーマになるように思っています。つまり、愛犬家の精神構造の問題です。

数年前、はじめて日本語圏のネット愛犬家グループに参加してみて確認できたのですが、ニッポンの愛犬家の中には、ご自分の犬の健康には関心があっても、実験動物として苦しんでいる犬たちのことには関心のない人が目立つようです。まして中国で人間の食用にされている犬のことなど考えたこともない人が多いようです。ぼくがそのようなテーマで投稿したら、異文化に寛容になれない人間はダメだみたいな反論がほとんどでした。

犬を教育するときに、その健康のことでもそうですが、イヌという動物をどれほど尊い生き物に思えるかということが重要であって、ただ自分の愛犬のことしか考えられない利己的な人には、「適正に」犬を育てることはできないと思います。なぜなら、「適正に」犬を育てるということは、犬の社会性を育てるということだからです。

ぼくがあの愛犬家グループで中国製ドッグフードを批判したとき、多くの常連は、まったくぼくの意見に耳を貸そうとしませんでした。ぼくは決して人種差別主義者ではないつもりですが、犬を食べることを許すような国が動物愛護国のはずはないと思っています。そんな国でドッグフードを作ること自体がおかしいのです。最近のペットフード関連の事件は、最初から予想できたことです。

マスコミの体質が国民の精神構造を反映するように、ペット産業の体質は、その国の愛犬家一般の精神構造を反映すると思います。

なぜか同じ投稿が公開されてしまったようですので、こちらのを消去します。失礼しました。

cootabiさん

残念ながら、ニッポンでは信頼できるペットフードを見つけることは難しいように思います。ほとんどの企業が中国と関係しているはずです。ぼくは中国と関係しているペットフード企業は、動物実験をしている企業と同様、むかしから信用していません。英国ならぼくの基準で合格になるペットフードは少なくないのですが、ニッポンで手に入るもので信頼できるのは、フランス製ロイヤルカナンくらいでしょうか。といっても、英国の動物実験反対運動のスタッフから聞いた話だと、このロイヤルカナンも、アメリカ系の巨大ペットフード企業に買収されたそうで、今ではあまりすすめられないという話です。

今回の事件などを取り上げて、もっと愛犬家が企業に対して強く抗議すべきだと思いますね。ニッポンの企業に動物愛護精神を期待するのは現状ではほぼ無理ですから、怪しいものを作ったら買わないぞというメッセージを送るのが効果的じゃないでしょうか。そのような愛犬家の努力が続けられれば、ニッポンでも徐々に上質なペットフードが作られるようになるでしょう。

アメリカで中国の小麦を使用したドッグフードを食べて、ペットが死亡したという記事を見ました。
中国産の野菜に高濃度の農薬が検出されたりと、あまりいい話は聞きません。
日本で販売されている、ペットフードに中国産とあるものも沢山あります。（特におやつ関係）
日本製となっていても、原材料がどこだか書いていないのもほとんどです。
うちの子は、8歳になりますが、最近おなかが弱くて、今までだったら平気な食品でもウンチがゆるくなることもしばしばです。
安心して食べさせられる、ペット用フードを見分けるにはどうしていますか？