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 ▼腕の中で…  パパさん 05/2/23(水) 0:45
   ┗Re:腕の中で…  ロクシーのママ 05/2/23(水) 13:06

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 ■題名 : 腕の中で…
 ■名前 : パパさん
 ■日付 : 05/2/23(水) 0:45
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    家には15歳になるメスの柴犬がいます。右の頬から下あごにかけて癌(骨肉腫)ができてしまい、現在は3週間に一度の割合で抗がん剤治療を受けています。しかし既に直る見込みは無く、少しでも腫瘍の成長を遅らせる為だけの効果しかないそうです。
 癌になる前は散歩していても「まだ子供ですか?」と聞かれるくらい元気で活発だったのに…
 2ヶ月前からは食事ができないほど腫瘍が大きくなり、胃に直接チューブを通して流動食を注射器で与えるようになりました。
 現在は、腫瘍が脳も圧迫しているようで、真っ直ぐ歩けなくなり、壁などにぶつかると自分で方向を変える事ができないようで
、苦しそうに泣き喚くような状態になってしまいました。排泄もわからなくなり、所かまわずしてしまいます。
 胃にチューブを通す手術を受けたときに、獣医の先生に、「排泄がわからなくなり、自分の力で歩けなくなったら、安楽死させ
たいのですが…」と伝えた所、「欧米なら今の状態で安楽死の対象になっているので、飼い主さんが決めた事ならば…」と承諾し
てくれました。
 しかし「獣医として一番辛く、やりたくない仕事です。」とも…
 私も先生の気持ちは痛い程わかります。おそらく動物が大好きで獣医の道を選んだのだろうと思いますし…
 許されるなら誰の手もわずらわせず、愛犬の命の尊さを感じながら、私自身の手で最後の注射をし、私の腕の中で安らかに眠っ
てほしいと考えています。
 15年間共に生活し、一番信頼してくれているであろう私の苦渋の決断なら、愛犬も解ってくれると信じています。
 後数日で歩けなくなってしまうかも知れませんが、奇跡が起きて腫瘍が治る事を願っています。

 誰も大好きな愛犬を安楽死させたいとは思っていません。
 回りから何を言われようとも、愛犬の気持ちは本当の飼い主には解るのです。
 愛犬との心の会話で出た結論に、後悔も、間違いもありません。
 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:腕の中で…  ■名前 : ロクシーのママ  ■日付 : 05/2/23(水) 13:06  -------------------------------------------------------------------------
   ▼パパさんさんへ

はじめまして。ロクシーのママです。実はうちのロクシーも癌その他の不治の病に冒されていたので、丁度一年近く前に安楽死で見送りました。このサイトのグッドバイマイフレンドのところに手記を載せていただいています。

> 家には15歳になるメスの柴犬がいます。右の頬から下あごにかけて癌(骨肉腫)ができてしまい、現在は3週間に一度の割合で抗がん剤治療を受けています。しかし既に直る見込みは無く、少しでも腫瘍の成長を遅らせる為だけの効果しかないそうです。
> 癌になる前は散歩していても「まだ子供ですか?」と聞かれるくらい元気で活発だったのに…
> 2ヶ月前からは食事ができないほど腫瘍が大きくなり、胃に直接チューブを通して流動食を注射器で与えるようになりました。
> 現在は、腫瘍が脳も圧迫しているようで、真っ直ぐ歩けなくなり、壁などにぶつかると自分で方向を変える事ができないようで
>、苦しそうに泣き喚くような状態になってしまいました。排泄もわからなくなり、所かまわずしてしまいます。
> 胃にチューブを通す手術を受けたときに、獣医の先生に、「排泄がわからなくなり、自分の力で歩けなくなったら、安楽死させ
>たいのですが…」と伝えた所、「欧米なら今の状態で安楽死の対象になっているので、飼い主さんが決めた事ならば…」と承諾し
>てくれました。
> しかし「獣医として一番辛く、やりたくない仕事です。」とも…

私たちはアメリカに住んでいますが、こちらではそれが良い悪いは別として、安楽死でなく死んだ犬を探すほうが難しいほど、安楽死が一般的になっています。長生きさせるより、犬としての生きがいのある生活を優先する、いわゆるQuality of lifeの考え方です。とは言っても獣医さんのおっしゃることもよくわかります。ひどい痛みや苦しみがある場合は別でしょうが、誰でも自分の手で愛犬の一生にピリオドを打ちたくないものです。
本当に難しい決断でした。でもロクシーは幸せな一生を送ってくれたと信じています。そして私たちが悩みに悩んだあげくの決断を許してくれていると信じたいです。少なくても私たちの記憶の中のロクシーはそれこそ、やんちゃで甘えん坊で生き生きとしています。最後の一年足らずを除いては。

> 私も先生の気持ちは痛い程わかります。おそらく動物が大好きで獣医の道を選んだのだろうと思いますし…
> 許されるなら誰の手もわずらわせず、愛犬の命の尊さを感じながら、私自身の手で最後の注射をし、私の腕の中で安らかに眠っ
>てほしいと考えています。

パパさんのその気持ち、私は素晴らしいと思いますよ。責任もって飼い始めた家族の一員としての愛犬がその生涯を閉じるときは、一番信頼する飼い主の腕の中であって欲しいし、一番最後に目に映ったものが大好きな飼い主でいて欲しいと思います。

> 15年間共に生活し、一番信頼してくれているであろう私の苦渋の決断なら、愛犬も解ってくれると信じています。
> 後数日で歩けなくなってしまうかも知れませんが、奇跡が起きて腫瘍が治る事を願っています。
>
> 誰も大好きな愛犬を安楽死させたいとは思っていません。
> 回りから何を言われようとも、愛犬の気持ちは本当の飼い主には解るのです。
> 愛犬との心の会話で出た結論に、後悔も、間違いもありません。

私も家族もロクシーを安楽死で見送ったことを悔やんでいません。あと二匹いるマックスとホリーもそのときが来たら、苦しみを長引かせることなく、ロクシーのもとに送ってあげるつもりです。

どうぞ、パパさん、頑張ってください。わんちゃんの一生はパパさんのうちの子で本当に幸せだったはずですよ。
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