Page 2 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼去勢/避妊について? LIVING WITH DOGS 03/6/29(日) 15:33 ┣Re:去勢/避妊について? hk 03/10/20(月) 20:12 ┣Re:去勢/避妊について? オリーブ 03/10/23(木) 16:21 ┗犬の去勢/避妊について?あれこれ思案中です ジャck 03/11/3(月) 12:53 ┣Re:犬の去勢/避妊について?あれこれ思案中です さやか 03/11/4(火) 12:36 ┃ ┗Re:犬の去勢/避妊について?あれこれ思案中です ジャck 03/11/4(火) 14:29 ┣Re:犬の去勢/避妊について?あれこれ思案中です 只野屋不 03/11/4(火) 12:49 ┃ ┣Re:犬の去勢/避妊について?あれこれ思案中です さやか 03/11/4(火) 13:05 ┃ ┃ ┗Re:犬の去勢/避妊について?あれこれ思案中です 只野屋不 03/11/5(水) 9:57 ┃ ┗Re:犬の去勢/避妊について?あれこれ思案中です ジャck 03/11/4(火) 14:34 ┗Re:犬の去勢/避妊について?あれこれ思案中です ジャck 03/11/4(火) 14:32 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 去勢/避妊について? ■名前 : LIVING WITH DOGS ■日付 : 03/6/29(日) 15:33 ■Web : http://living-with-dogs.com/ -------------------------------------------------------------------------
みなさん、こんにちわ! 去勢/避妊についてはいろいろな本、Webサイトで語られています。 当コミュニティーの他の掲示板でも関連して語られていますが、 こちらは特化して語る掲示板です。 みなさまは去勢/避妊について、どのようにお考えでしょうか? |
イエイヌやイエネコはオオカミやリビアヤマネコから、ヒトの手でヒトの意に沿うように改良を加えられながら作られてきた動物=家畜です。 家畜は野生動物とは異なり、ヒトが作った動物だからこそ、その形や性格はヒトが扱いやすいようになっているのです。 もちろん、その命を軽視するつもりは毛頭ありません。殺処分には反対です。 しかし、その命は、どのような形であれ最後までヒトが責任を持つべきです。 イヌであれネコであれ、その品種には、それぞれの使用目的があり、それに従って作出されてきた歴史があります。一般家庭で飼われているイヌやネコは、その品種のスタンダードに沿った体型・性情でしょうか? そうでなければ繁殖は慎む(避妊/虚勢する)べきです。 MIXならばなおさらです。 品種の歴史・スタンダードについての深い知識を持たない、あるいは理解しようとしない飼い主やブリーダーには、繁殖を行う資格が無いと言わざるを得ないのではないでしょうか。 |
本当に、難しい問題だと思います。 正直、私にとっては混合ワクチン接種の問題と去勢避妊手術の問題と 同じ位、考える問題です。 ただ、私はあまり人の意見には左右されないので自分で色々調べて、自分が「こうだ」と思ったことを実行するので今時点での私のいぬは避妊手術をしていますし、混合ワクチンも接種していません。 しかし、もし、また次にメスの犬が家族になったら迎えた子によってする、しないを決めます。でも、オスだったら早いうち(四ヶ月位)に去勢すると思います。 でも、その時にならなければわかりません・・・。 今、申し上げた事を「何故そうするのか」という理由はここでは必要ないと思いますので省略します。 その犬の保護者(飼い主)が広く意見を聞いてよく考えその犬と、自分に最良の方法を取ればいいと思うのです。が、なかなか、それが出来ない・・・。ただ、感情のみでする、しないを決めている気がします。 しないなら、しない躾かた育て方、また行動があります、それをよくわかった上でしないのであれば全く問題ない。 私は素人ですが去勢、避妊の事をよく聞かれます。 しかし、簡単に手術を勧めることはできません。結果として勧める事は ありますが、まず、犬と飼い主さんをよく知ってからですし、飼い主さん自身にもメリットデメリットをよく知ってもらいます(他の意見も聞いてもらう)。 私は、去勢/避妊が良いとも悪いとも思いません、と言うより良いとも思えるし、悪いとも思える・・・。 明らかに「するべきだ!」という飼い主&犬もいますし、しなくても良いのでは?と思っても飼い主さんの考えでする方もいます。 結局・・・つまる所、一人一人がもっと「犬」(生態や生理や性質)を理解して欲しい、と思うのです。それがある程度理解できれば、自分の犬はするべきか、またしないのであればどうするべきかがわかると思うんですが。 ・・・なかなかそれができないから難しく、「去勢、避妊するべきだ!」と言う意見が出るのですよね。う〜ん・・・。 |
こんにちは、同じように去勢/避妊について考えている皆さん。 先ず僕は去勢・避妊などの不妊手術は飼い主それぞれの考えで決めれば良いと思っています。 下記に(僕の思う)一般的なメリットとデメリットをあげてみます。 ■メリット (1)望まない妊娠が避けられる (2)前立腺、子宮の病気や乳がんの予防にも効果がある (3)生理や発情時のわずらわしさとともに、発情のストレスもなくなる (4)発情期に雄犬が寄ってくることが無くなる と、大体このような事ではないかと思います。 (2)以外の(1)(3)(4)は、飼い主で充分にケアできる事だと思っています。 (3)は、いかにも雄犬の発情がなくなると書いているところもありますが、それは正しいと言えません。去勢しても発情する雄犬は少なくありません。 (2)についてですが子宮の病気の予防と聞けば耳障りはよいですが、実際には子宮を摘出してしまうのだから病気になりようがないという事です。 例えば、全ての歯を抜いてしまうのが虫歯の予防だと言えるのか?と言うような事ですね。 もちろん、子宮を摘出しない方法もあります。しかし、その方法だと子宮の病気の予防にはなりません。 ■デメリット (1)麻酔に関する危険性、ショックやショック症状など。 (ショック症状は薬剤の量に関係なく起こるものだ) (通常、犬の麻酔薬には鎮痛作用はない) ※(麻酔が効くと痛がることが出来ないので痛がらない) (2)精神的に幼さが残ったり、子供がえりする場合がある。 (3)ホルモンバランスが崩れるので性格が変わる場合がある。 (4) 〃 肥満になる場合がある。 (5)ホルモン欠乏症による皮膚病がおこる場合がある。 (ただし発症率は低く、有効な治療法がある) (6)手術後に発生しやすい病気がある。 (1)-※ これが載っていたHPは現在閉鎖中。 上記で(2)(3)(4)はパッと見は似ていますが原因と症状が違うので別にしました。 他には子宮のような大きな内臓を摘出する事で(平たく言えば)その空間による背骨や体内の他の部分への影響を心配される先生もいらっしゃいましたが、今はそのHPは閉鎖中です。 (6)の手術後に発生率が上がる病気では、・尿道括約筋不全症(USMI。雌に多い。後天性のタイプは避妊・去勢後に多くなる。大型犬に危険性が多い)などがあります。 最後に(ここまで書くと不妊手術が反対のように思われるかもしれませんが)最も厄介な腫瘍(癌)で例をあげると・泌尿器の移行上皮癌(雌に多く特に※避妊済みの雌に多い。小型犬、老犬)や、・膀胱移行上皮癌(雌に多く特に※避妊済みの雌に多い。老犬)、と言ったもの(癌)があります。 ※文中に避妊済みとあるのは引用した部分なので敢えてそのままにしました。 随分と長くなってしまいましたが、少しでも参考になればと思い、なるべく知っている事をもらさずに書いたつもりです。 僕と暮らしている犬は、来年の1月で7歳になります。手術のメリットとデメリットを考え、いまだに去勢するか否かを決断できずに悩んでいます。 僕の一番のネックは手術で防げるであろう病気は、手術をしなければどれぐらいの確立で病気になるんだろう?という事です。 何もしなければ8割の確立で病気になり、手術をすれば約半分の確立になるのならば迷いません。でも、何もしなくても病気になる確立が僅かであるなら危険を冒してまで去勢をしないと思います。 そう言った(実証されたデータや)数値を探す事が出来ないでいるので、いまだに決断できていません。 |
▼ジャckさんへ はじめまして。貴方の意見とお考えについて大変興味を持ち、お返事させていただきます。 >メリット >(3)生理や発情時のわずらわしさとともに、発情のストレスもなくなる >(3)は、飼い主で充分にケアできる事だと思っています。 私の意見は、ケアできないと思います。なぜなら、発情期は本来なら自由に繁殖行為を行う時期です。特にオスにとってこの本能的行為を制限され、我慢を強いられることは苦痛以外の何者でもないのです。そのためのストレスは飼い主であっても軽減することさえ難しいものです。 もちろん、子宮を摘出しない方法もあります。しかし、その方法だと子宮の病気の予防にはなりません。 子宮の病気や乳がんの発生には、女性ホルモンが、また前立腺や精巣の病気には、男性ホルモンが密接に関与しています。そのため、子宮摘出しない方法でも、機能しないような処置をするわけで女性ホルモンの分泌が無くなるということです。ただ、メスの場合は主に女性ホルモンを分泌する部分は卵巣なので、卵巣の機能さえコントロールされていれば病気の発生は抑えられると思います。 >僕の一番のネックは手術で防げるであろう病気は、手術をしなければどれぐらいの確立で病気になるんだろう?という事です。 その通りです。 様々な報告があり、どの数値が正しいというのは言えないのでしょう。ただ、病気の発生は去勢・避妊をしているほうが明らかに低い数値であるのは確かです。しかし、手術を行ったからと言っても100%発生しないとは言えません。また、手術を行った時期によって発生率が変わってくると言う報告もあるようです。 長くなりましたが、私の知っている情報を提示しましたので宜しければご参考にして下さい。 |
はじめまして、さやかさん。ジャckと言います。 >我慢を強いられることは苦痛以外の何者でもないのです。そのためのストレスは飼い主であっても軽減することさえ難しいものです。 以前は僕もその話しを信じていたんですが、いまではやや懐疑的なんです。 と言いますのは、そのストレス検査では、室内でわざわざ雄犬に性欲を発生させ、その後なんら軽減させるような発散の方法は取られずに行った血液検査での判断なのでパブロフの犬のような感を受けています。 >機能しないような処置をするわけで女性ホルモンの分泌が無くなるということです。 女性ホルモンの分泌をおさえることは出来ることは聞いて知っていましたが、無くす事が出きると言うのは初耳です。また教えてください。 >ただ、病気の発生は去勢・避妊をしているほうが明らかに低い数値であるのは確かです。 そうだと思います。ある病気に限っては統計的にはその通りでしょう。また、別の病気(特定の癌)に限っては高い数値という事もありますね。 それに僕はいざ、自分の犬の手術となると、どうしても個体差も考えてしまいます。 多分、さやかさんは賛成派だと思いますが(違っていたらごめんなさい)僕は中立という曖昧な立場です。ですので、できれば皆さん立場を抜きにして知っておられる限りのメリットとデメリットは書いていただければと幸いです。 |
一応、(ヤブではありますが)今手元にある情報を述べます。 牝犬における避妊手術と乳腺腫瘍発生率の関係 初回発情前に手術を実施した場合・・・発生率は0,05% 第二回目までに実施した場合・・・・・発生率は8% それ以降に実施した場合・・・・・・・発生率は26% ただし、この数字は文献によりやや異なり、第二回目以降に実施した場合だと発生率が50%と言う報告もあるそうです。 また犬の乳腺腫瘍は「フィフティーフィフティルール」といわれ、悪性と良性が半々(50%づつ)とされていました。が、近年「特に小型犬では7割近くが悪性」という報告がありました。(発表会場は騒然となったそうな) 悪性の場合は遠隔転移(他の臓器やリンパ節への転移)を伴います。 古いデータで申し訳ありませんが、129頭の牝犬(某自治体で捕獲された)のうち生殖器に何らかの障害を持っていたのは73%、同じくオス犬174頭では39%。 また、デメリットをかなり気になさる方がいます。 曰く「肥満が」「ホルモンバランスによる脱毛が」「麻酔が」「尿失禁が」 残念ながら、早期に不妊手術をしても太らない犬は太りません。生後5、6ヶ月で行なった犬も何頭飼いますが太ったのは少数です。 不妊手術してなくても太ってる犬は多いですよ。 ホルモンバランスで脱毛と言う方もいますが、逆に不妊手術をしなければ治らない脱毛も存在します。(特にポメに多い) 麻酔、ですが確かに怖い。だから慎重に導入していきます。こちらもそういう事で死なせたくはありませんから。 なお、麻酔薬に鎮痛作用が無い、と言うのは間違いです。その麻酔の種類によって作用の強弱や作用点が異なるのです。誤解の無いように。 いわゆる尿失禁ですが、これは子宮卵巣を全部摘出した場合にみられます。もしも心配ならば、卵巣だけの手術を。(残った子宮はいづれちぢんで小さく萎縮します。なお、未妊娠の子宮は発情していなければそんなに大きくありません。) 精神的な面ですが対人の攻撃性は変わりませんが、オス同士の攻撃性は60%の犬で減少するといわれます。性格までが変わるかどうかはきわめて疑問です。 オスの去勢手術で防げるのは前立腺疾患だけではありません。会陰ヘルニア、肛門周囲の腫瘍、精巣の腫瘍などがあります 精神的に幼くなると言うのは疑問です。何故なら、介助犬は不妊手術を受けていますが、そんなことはないからです。(要は飼主次第でしょうね、きっと) ・・・・以上の事はかなり前から知られていますし、発表されています。しっかりした書籍にも記載されています。 子犬の早期不妊手術についても長年合衆国で実施している先生の本もありますし、日本で実施していた先生によるHPもあります。 私の感想ですが、犬も猫のように発情期になるたびにギャンギャン大騒ぎするのならば、殆どの方が手術を希望するのではないか、と思っています。(猫では「可哀相」といくらためらっていても、発情が来て大騒ぎされるともう耐えられずに手術を決心する飼主が殆ど) だから、不妊手術を受けるかどうかは結局は、飼主の許容範囲に納まるかどうかじゃ無いかと思っています。 なので不妊手術の話はするのですが、私は強要はしません。最後は飼主の判断と責任にゆだねます。 が、いざそういった病気になると「(悪化するまで)気がつかなかった(!)」「何とかしてくれ」となる方が多いのも事実です。(こちらとしても、何とかして差し上げたいのですが、「・・・・」という状態の場合も少なからずあります。) 疑問があるなら、まずはかかり付けの先生に聞きましょう。その根拠は何かも聞く事。獣医師による健康相談のあるサイトでセカンドオピニオンを取るのも良いと思います。 以上。 |
▼只野屋不さんへ 早速のお返事ありがとうございます。勉強させていただきました。 失礼ですが、獣医師の方ですか? |
そうです。東日本で開業しています。 獣医師であると同時に犬&猫の飼主でもあります。 (きゃつらは私には良い教師となっています。) 未熟者なので勉強の毎日でございます。(自爆) |
只野屋不さん、はじめまして、ジャckと言います。 >ただし、この数字は文献によりやや異なり、第二回目以降に実施した場合だと発生率が50%と言う報告もあるそうです。 そうなんです。僕のような素人だと雑誌で書いておられる先生の意見とわざわざ図書館まで出掛けて行って調べた(ハードカバーの)本の先生の意見が正反対だと、ついつい後者の先生の意見を信用してしまいがちです。 また、名のある先生であった場合も信用しがちです。 麻酔の件でご指摘いただいてありがとうございます。訂正しておきます この件でも只野屋不さんと同意見も聞きましたが、僕が書いた事は親しい方からだった為もあり僕はそちらの意見を優先してしまいました。 少なくとも但書きが必要でしたね。 とにかく、素人の飼い主の僕にとっては非常に難しい判断を強いられ躊躇してしまい、家の犬の実際の手術は延び延びになってしまっています。 >精神的に幼くなると言うのは疑問です。何故なら、介助犬は不妊手術を受けていますが、そんなことはないからです。(要は飼主次第でしょうね、きっと) 僕も性格に関しては全く同感ですし感じ方も人ぞれぞれですし。また、太るだとかも個体差があり書いて良いものかとも思ったんですが、そう考えはじめると何も書くことが出来ないので、一応、複数のHPであるものを紹介しました。 実は、初めは引用の部分はひとつひとつに引用先のアドレスを張りつけたんですが、かなり多くなり見苦しく、もしかしたら何かの違反行為になると思い控えました。 只野屋不さんの話ではいろいろと発見もありました。どうもありがとうございます。先生が神戸近辺で現在開業されているならば伺いたいほどです。 |
■デメリットの(1)を訂正します。 >(1)麻酔に関する危険性、ショックやショック症状など。 > (ショック症状は薬剤の量に関係なく起こるものだ) > (通常、犬の麻酔薬には鎮痛作用はない) > ※(麻酔が効くと痛がることが出来ないので痛がらない) 上記の3番目はお医者さんの指摘では鎮痛作用があるそうです。 |