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 ▼お世話になってます、VET様。  キャッピ 03/6/30(月) 12:17
   ┗うちもセカンドオピニオンから  boncho 03/7/24(木) 23:02
      ┗Re:うちもセカンドオピニオンから  キャッピ 03/7/25(金) 16:54
         ┣Re:うちもセカンドオピニオンから  只野屋不 03/7/25(金) 19:37
         ┃  ┗Re:うちもセカンドオピニオンから  キャッピ 03/7/28(月) 14:45
         ┗Re:うちもセカンドオピニオンから  boncho 03/7/28(月) 1:23
            ┗Re:うちもセカンドオピニオンから  キャッピ 03/7/28(月) 15:05
               ┗Re:うちもセカンドオピニオンから  只野屋不 03/9/12(金) 11:17

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 ■題名 : お世話になってます、VET様。
 ■名前 : キャッピ
 ■日付 : 03/6/30(月) 12:17
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   急に掲示板が増えていてびっくりしました。
我が家にとって獣医さんとの付き合いは避けて通れない重大問題です(大げさかな?)。老犬病犬を抱えている飼い主さんは皆そうだと思いますが。
飼い主同士でも、「良い獣医さんはどこですか?どこの動物病院に行ってるの?」という質問は多いですよね。
獣医さんを選ぶ時のポイントは人により様々だと思いますが、医療内容と料金と人柄が大きいのではないでしょうか?未だに三拍子揃った所は知りません。ウチの犬は何種類かの病気を患っているので、人柄と低料金だけでは選べません、でも、物言わぬ家族の命に関わる問題ですから担当してくれる獣医師と飼い主との信頼関係は何より大事です。
現在、健康で何も問題のない場合はピンと来ないと思いますが、お友達には必ず、2件の動物病院をかかりつけにしたほうが良いと言います。
日常の健康管理や気軽な相談に応じてくれるホームドクターと「もしも」の時に24時間体制で、応じてくれる専門病院です。ウチの場合ですと、血漿輸血が必要になったのでそれに対応してくれる病院に巡り合えて生き延びました。でも、いつものホームドクターは大きい病院での治療に際して、私の気持ちを考え、出来うる限りのアドバイスとセカンドオピニオンをくれました。今も両方の病院のお世話になっています。そして、当然その事は両方の病院に正直に話してあります。大きい病院の先生も、その状況によっては近所のホームドクターの方で対応してもらった方が良い場合は、具体的にアドバイスしてくれます。
幸運なことに、ウチは病院との関係では8割以上旨くいってる方だと思っています。獣医さんとの信頼関係が結べずに、何軒も病院を渡り歩く飼い主さんもいると聞きます。必要な転院はやむを得ないと思いますが、どんな場合でもきちんと率直に話し合うことが何より大切だと思います。質問しても説明しない獣医とは信頼関係は生まれませんが、納得いくまで質問して説明してもらわずに、不満を洩らすのは飼い主の怠慢だと思っています。
どこの病院にお世話になるにしても、飼い主がしっかりと自分の犬の説明ができることが大前提だと思います。獣医師に自分の犬を理解してもらうことがとても大事でした。病名や治療方法は分からなくても、調子の良い悪いの微妙なサインを一番早く敏感に察知できるのは飼い主だけです。病院で余計なことを言うと医者に嫌がられるのではないかしらと躊躇して、つい俎上の鯉になってしまいがちですが、頑張った方が良いと思います。
長くなってしまいましたが、我が家の体験から思った獣医さんとの付き合いです。もしもの時に参考になればと思いました。きっと、いつか最期は、苦しませるのか楽にしてやるのかの辛い選択をしなければならない時が来ると思っています。でも、全く覚悟はできていません。獣医さんとの最終的な信頼関係はそこに行き着くのかもしれませんね…。
長生きして、眠るように静かに老衰で逝ってくれれば…というのが飼い主の都合の良い願望であるとウチの犬に教えられました。(それでも今も、そう願っていますが)。
 ───────────────────────────────────────  ■題名 : うちもセカンドオピニオンから  ■名前 : boncho  ■日付 : 03/7/24(木) 23:02  -------------------------------------------------------------------------
   このテーマでは、はじめましてです。
よろしくお願いいたします。

我が家の犬たち(柴MIX&甲斐MIX)は近所の大手総合動物病院から、里親募集で譲り受けたこともあり、ワクチンや定期検診などすべて診てもらっていました。
娘が生まれて2匹の関係が悪化し、日常生活がままならなくなったときに、
近所の心療内科も行っている個人院を受診し、カウンセリングを受けました。
料金的には決して安いものではなかったけれど、内容・院長の人柄、その後の対応などは誠実なものでした。
犬たち(私たち飼い主)の問題行動が解決し、平穏になったときに下の犬が大量出血。
その時は迷わず個人院の方へ行きました。
総合病院は24時間救急も手術設備も整っていましたが、
病状も特定できない状態で預けることに不安がありました。
それまでの受診・通院などを経てなんとなく蓄積していた疑問が、
ちがう病院を受診したことで顕在化したんだと思いました。

手術してもらった個人院は、特に料金体系の評価が
近所でも分かれるところでしたが、
自分で受診してみて、その不安は払拭されました。
一律の価格基準ではまかなえない治療内容であり、
時に高く感じても、別のケースの場合はボランティアに近い金額だな、とさえ思えることもありましたし。

いろんな経緯を経て、今は大きな信頼を寄せているので、
その個人院にずっとかかっています。
2匹を譲り受けた大病院は、里親募集と称して顧客を増やしているのでは?
と勘ぐりたくなることも多々あり、今は通院していません。

結局、人間の医療と一緒で、治療の質とソフトの部分の満足度によって評価も変わると思います。
「リーズナブル」であるかどうか、を見極めるためにも
日常的にセカンドピニオンを兼ねて、複数の医療機関にかかることで
従来の医療行為や医療機関の質や程度がおのずとわかりますよね。
今は個人院のみですが、またケースにより他を受診するかも。
でもその前に個人院の先生が紹介してくれると思いますが。

ちなみに娘(ヒト)は喘息児ですが、かかりつけの先生の他に、もう一院も定期受診しています。
かかりつけを信頼していないのではなく、親として、
娘がいま受けている治療行為がどんなものか、客観的に知りたいからです。
その病気の治療トレンドのなかでどんな位置を占めているのか。
素人である自分が納得して受療するためには、
多角的な診断や多様な考え方を知ることが大事だったので。
 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:うちもセカンドオピニオンから  ■名前 : キャッピ  ■日付 : 03/7/25(金) 16:54  -------------------------------------------------------------------------
   bonchoさん、初めましてこんにちは。

動物病院の選び方、付き合い方は本当に大変ですよね…。実際に生命に関わる病気や事故に遭わないとなかなか真剣にはならないのかもしれませんが、その時には飼い主がパニック状態で、冷静に選択する気持ちの余裕なんてなかったりすると思います。
―まさに自分が恐慌状態になったもので、お恥ずかしい話です。

bonchoさんが仰るように、治療内容や水準如何で動物病院の値段は大きく違うことを知りましたが、これもまた、飼い主自身が納得するしかないのかもしれませんね。麻酔の種類から医療器具まで、医療保険制度のない動物病院では全てが診療代金に反映されてしまうのかもしれません。

お役所仕事の問題なのでしょうが、動物病院の診療科目や診療水準の目安を表示してもらえれば、飼い主はとても助かるのにと思います。
我家の実体験に即して言えば、何としても緊急の場合血漿輸血でアルブミンを入れてもらいたかったのですが、輸血が可能かどうかさえ、タウンページで片っ端から電話をして聞くしかありませんでした。
結局、地域に掲載されている動物病院全てに聞きましたが、全血輸血を行ってくれる病院でさえ、2軒のみ、代用蛋白の備えのある病院も殆どなく、血漿輸血は全敗でした。
具体的な診療の表示が許可されていれば、こんな余分な時間と労力は必要なかったのにと思います。
ちなみに、「全血輸血は対応できると思います。」と答えて下さった病院のうち一軒は、そこで飼っている小型犬から輸血すると言われました…。ウチの犬はキャバリアです、真っ白の小さいスピッツから採血したら命がけです…、そんな事出来る訳ありません。
動物病院の数だけは多いのに、これが現状です。事故にしろ病気にしろ輸血の必要な事態は少なくないと思うのですが、少なくともうちの近所では絶望視するしかないということになります。

考えてみれば人の場合でもどの病院に行けば安心などとは言えないご時世で、犬の病気で考えさせられたこと沢山あります。

お子さんが喘息とのことですが、ご苦労も並大抵ではないでしょうね。…喘息には辛い思い出があります。どうぞ、無理だけはなさらないように。私には子供もおりませんで、お力にはなれませんが、快癒なさるよう心から応援いたします。
 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:うちもセカンドオピニオンから  ■名前 : 只野屋不  ■日付 : 03/7/25(金) 19:37  -------------------------------------------------------------------------
   >キャッピさん、bonchoさん、初めましてこんにちは。
只野屋不(ただのやぶ)と申します。宜しくお願いします。

>bonchoさんが仰るように、治療内容や水準如何で動物病院の値段は大きく違うことを知りましたが、これもまた、飼い主自身が納得するしかないのかもしれませんね。麻酔の種類から医療器具まで、医療保険制度のない動物病院では全てが診療代金に反映されてしまうのかもしれません。
>
>お役所仕事の問題なのでしょうが、動物病院の診療科目や診療水準の目安を表示してもらえれば、飼い主はとても助かるのにと思います。
>具体的な診療の表示が許可されていれば、こんな余分な時間と労力は必要なかったのにと思います。
>動物病院の数だけは多いのに、これが現状です。事故にしろ病気にしろ輸血の必要な事態は少なくないと思うのですが、少なくともうちの近所では絶望視するしかないということになります。

何故、具体的な診療科目や診療水準を明記できないか?何故診療費を標準化できないのか?
理由は簡単です。法律上、これらの行為は禁じられてしまっているからです。
別に役所がおさぼりしてるわけでも、病院側が怠慢なわけでもありません。やりたくてもできない。これが現状だからです。
そうなんです、動物病院は法律上「広告の制限」があるのです・・・。
だからほら、待合室に「診察料金のめやす」を出す病院はあっても、病院の外にそれを掲げているところってないでしょ?広告してる、ってなっちゃうから。そういうことなんですよ。
さらに診療費ですが、これは「自由診療」の為、規制をかけて診療費を均一化することはできないのです。何故なら「独占禁止法」違反になってしまうから、なんです。
じゃあ、HPは?と言うと、これが何故か「広告とはみなさない」と言う見解なんです・・・・。なんでやねん!!

実例の「全血輸血」も可能な病院、と言うとやはり「大学病院」「献血犬のいる大きい病院」になってしまいます。さらに「血漿輸血」となると・・・。製品としては「犬プラズマ」があるぐらい。(これは日本では、の話です。合衆国の事情は不勉強なので知りません)

じゃあ、最新設備を整えて人間並の医療体制に、と言いたいところですが、これが温度差が激しくて。このサイトに参加するぐらい意識が高くて必死に病院に食らいついてくる飼主は実はまだそんなに多くはないんです。治療を途中で放棄、つまり通院を止めちゃうなんてのも珍しくないし、治療を開始しようと話をしても拒否されるなんてこともけっこうあります。(飼主曰く「人間みたいには手をかけられない」「動物にそんなお金は・・・。」人間みたいに長く生きないからお金かけても、ということらしいです。)
実際に人間並の病院もありますが、全国でも本当に少ないです。
大体、夜間の救急体制だって確立されてないんだから。(地域によっては地元の病院が連携して行なっているところもありますが・・・。)
 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:うちもセカンドオピニオンから  ■名前 : キャッピ  ■日付 : 03/7/28(月) 14:45  -------------------------------------------------------------------------
   ▼只野屋不さんへ
>>キャッピさん、bonchoさん、初めましてこんにちは。
>只野屋不(ただのやぶ)と申します。宜しくお願いします。

こちらこそ、初めまして、どうぞよろしくお願いします。

>さらに診療費ですが、これは「自由診療」の為、規制をかけて診療費を均一化することはできないのです。何故なら「独占禁止法」違反になってしまうから、なんです。

法律で禁止されているというのは、何だか聞き知っていましたが、「独禁法」なんですね!驚きました。利用者側としては、せめて診療科目位出してくれたらなぁ〜と思っちゃいますね。

>実例の「全血輸血」も可能な病院、と言うとやはり「大学病院」「献血犬のいる大きい病院」になってしまいます。さらに「血漿輸血」となると・・・。製品としては「犬プラズマ」があるぐらい。(これは日本では、の話です。合衆国の事情は不勉強なので知りません)

本当に、厄介な病気になってしまいました…。

>じゃあ、最新設備を整えて人間並の医療体制に、と言いたいところですが、これが温度差が激しくて。このサイトに参加するぐらい意識が高くて必死に病院に食らいついてくる飼主は実はまだそんなに多くはないんです。治療を途中で放棄、つまり通院を止めちゃうなんてのも珍しくないし、治療を開始しようと話をしても拒否されるなんてこともけっこうあります。(飼主曰く「人間みたいには手をかけられない」「動物にそんなお金は・・・。」人間みたいに長く生きないからお金かけても、ということらしいです。)

我家もジリ貧デス!

>実際に人間並の病院もありますが、全国でも本当に少ないです。
>大体、夜間の救急体制だって確立されてないんだから。(地域によっては地元の病院が連携して行なっているところもありますが・・・。)

いろいろ、詳しく教えていただいて本当にありがとうございました。病院や病気のことは、やっぱり不透明なことも多いので、また教えてくださいね。
 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:うちもセカンドオピニオンから  ■名前 : boncho  ■日付 : 03/7/28(月) 1:23  -------------------------------------------------------------------------
   ▼キャッピさんへ

レス、遅くなってしまいました。すみません。
ご丁寧な返信、ありがとうございます。
いろいろ考えさせられました。
キャッピさんのところのワンさんは今夏はご健勝ですか?

ちょっとズレてしまうかもしれませんが、
医療は仁術であると同時に、やはり究極のサービス業だと私は思っています。
よいサービスは、最適な技術や知識、経験をベースにした
「誠実であたたかみのある」接遇が絶対条件だと思います。

医療従事者の職業倫理とか理念とか、疑われるようなことが少なくないなか、
「よいお医者選び」は、受療側の見識も試されているんだなぁ、
という思いを強くしました。

★自分の病気だとつい立場的に弱気・受け身になりがちだけど、
イヌやコドモの時は、言いたいこと・聞きたいこと・やってほしいこと
何でもぜ〜んぶ言います。
きっとめんどくさい患者(の家族)です。
でも、相手の真意も誠意もよくみえることが多々あります。
今のお医者さんは、とてもGOODです。
 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:うちもセカンドオピニオンから  ■名前 : キャッピ  ■日付 : 03/7/28(月) 15:05  -------------------------------------------------------------------------
   ▼bonchoさんへ

ありがとうございます。キャッピは元気?にしています。特に今年の7月は涼しくて助かっています。

>★自分の病気だとつい立場的に弱気・受け身になりがちだけど、
>イヌやコドモの時は、言いたいこと・聞きたいこと・やってほしいこと
>何でもぜ〜んぶ言います。
>きっとめんどくさい患者(の家族)です。
>でも、相手の真意も誠意もよくみえることが多々あります。
>今のお医者さんは、とてもGOODです。

ウチも全く一緒。犬の病気のこととなると、必死です。
病院に行く時は、忘れないように前日にメモする用意周到さです。何といっても全くの素人には病気の話は難しいデス。
やっぱりめんどくさい飼い主ですね!
病院もこのままで、やっていくと思います。どちらの病院も親切で丁寧です。幸運だと思ってます。
 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:うちもセカンドオピニオンから  ■名前 : 只野屋不  ■日付 : 03/9/12(金) 11:17  -------------------------------------------------------------------------
   ▼キャッピさんへ
>▼bonchoさんへ

ずいぶん遅い横レスになりました。ごめんなさい。

>ありがとうございます。キャッピは元気?にしています。特に今年の7月は涼しくて助かっています。
>
>>★自分の病気だとつい立場的に弱気・受け身になりがちだけど、
>>イヌやコドモの時は、言いたいこと・聞きたいこと・やってほしいこと
>>何でもぜ〜んぶ言います。
>>きっとめんどくさい患者(の家族)です。
>>でも、相手の真意も誠意もよくみえることが多々あります。
>>今のお医者さんは、とてもGOODです。
>
>ウチも全く一緒。犬の病気のこととなると、必死です。
>病院に行く時は、忘れないように前日にメモする用意周到さです。何といっても全くの素人には病気の話は難しいデス。
>やっぱりめんどくさい飼い主ですね!
>病院もこのままで、やっていくと思います。どちらの病院も親切で丁寧です。幸運だと思ってます。

いや,めんどくさい飼主ではありません。熱心な飼主だしそれが正解だと思います。良い病院に出会えて良かったですね。
素人だからこそ,メモって文章にしておいてから質問したほうが混乱が起きなくて良いと思いますよ。耳から聞いただけだと聞き違いやお互いの勘違いがありうるし。その防止にもなりますよ。
これをうざったがるセンセイもおりますが、説明だって診察料のうちなんだけどね。
わからないんだから,それをわかるように説明するのがプロ,と昔聞きましたっけ。(その為に,いろんなお勉強して備えてるんですが・・・。)
これを自戒の言葉としております。今も反省の毎日です。
関東地方は残暑が厳しいので,飼主が看病疲れにならぬようご自愛ください。
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