フォスターファミリー体験記 – Annie, Angel(3)

フォスターファミリー体験記 – Annie, Angel(3)

Angelの離乳は順調に進み、もうパピー用のKibblesをふやかさなくても食べてくれるようになりました。2匹のクレートもバスルームからうちの犬たちと一緒のユーティリティールームに移し、夜は5匹が同じ部屋で眠っています。Annieは毎日うちの仔たちと散歩するようになってから、群れの一員になれたようです。

Angelも3本足でかなり早く走れるようになり、ダイニングと居間の10センチほど段差も、上手に飛べるようになりました。そして12月22日、母娘は一緒に避妊手術を受けました。その晩Angelはいつもどおりの食欲で元気でしたが、Annieのほうは具合が悪く、水さえ飲もうとしません。でも翌日の夕方にはいつもの食事が食べられるようになりました。そして獣医さんの話では、Angelの短いほうの前足は切除する必要がないとのことで、ほっとしました。

以前フォスターした同じ名前のAngel(http://living-with-dogs.com/modules/xfsection/article.php?articleid=1676)やJake(http://living-with-dogs.com/modules/xfsection/article.php?articleid=2031)は共に左後肢切除手術を受けました。この2匹の経験から3本肢でも普通の生活に不自由はないことは立証されていますが、こんなに小さなAngelのこの短い前肢は残しておいて欲しいと願っていました。今ではそれが彼女のトレードマーク、Angelという仔の一部なのですから。先のツルっとしたこの小さな手がいとおしくてなりません。

クリスマスにはまたまたうちの3匹と一緒にグランマの家に泊りがけで出かけました。

Angelはまたみんなの人気ものです。クリスマスが過ぎてからPetfinderに2匹の写真と説明文を載せると、早速問い合わせがきました。Angelの手のことも正直に書きました。それにもかかわらずAngelを欲しいというメールが8通も入りましたが、お母さんのAnnieのほうはたった2通。でも両方とも引き取りたいという人も現れました!ただ残念なことにこの人は母親の具合が急に悪くなり結局犬を飼うどころではなくなってしまいました。そうこうするうちに私のほうも、「この2匹にそれぞれよいファミリーを探してあげれば、そこでたくさんの愛情をもらって一生幸せに暮らせるのではないだろうか」と思えるようになってきたのです。

その背景には、AnnieがときどきAngelのことをうるさそうにすること。特に夜は一人でゆっくり眠りたいのか、一緒のクレートに入れるとガウガウ言う声が聞こえることがありました。そこで試しにAngelだけをキッチンで寝かせると、なんとAngelのほうもうんともすんとも言わずに朝まで寝てくれました!もちろんお気に入りの大きな猫のぬいぐるみと私のマフラーで包んで寝かせましたが。

それでもまだ「2匹一緒にもらってくれる人」を探すのを諦めたわけではありません。もちろんパピーが6匹も7匹もいれば、当然のように皆親兄弟から離れ離れになるのです。でもAnnieが、兄弟犬のいないAngelの遊び相手になっている姿を見ていると、なんとかしてこのまま一緒に暮らさせてあげたいと思ってしまうのです。飼い主にとっても、この2匹の世話は本当に簡単で、昼間仕事で留守にする間も、2匹ならさびしくないし。

けれどその反面、「Annieといつも一緒だとAngelはいつまで経っても一人前として扱ってもらえないのではないだろうか。AngelにもAnnieのベビーとしてではなく、Angelという一匹の犬としての犬生を送らせたい。AnnieもまたAngelのママとしてではなく、一匹の犬として人間との強い絆を作るチャンスを与えたい。」と考え始めました。

AnnieとAngelを別々に寝かせるようになって一週間後、たまたま同じ日に新たな問い合わせのメールがAnnieとAngelそれぞれに入ってきました。まずお母さんのAnnieに興味のあるLisaという人は4年前に早期定年退職してからManzanitaというビーチに一人で住んでいます。実はこの我が家から車で2時間弱のManzanitaというビーチは、この夏末娘が5ヶ月間住んでいたところでした。そのため私と主人はうちの3匹を連れて何度も一泊どまりで遊びに行ったほど、お気に入りのビーチなのです。Lisaという人は1年前に12年一緒に暮らした犬を亡くし、それ以来友達の犬をたまに預かったりしたけれど、自分の犬を再び飼う決心がつかなかったそうでした。PetfinderでAnnieを見つけるまでは。電話でかなり長いこと話し、この人ならAnnieはきっと強い絆で結ばれるだろうと思いました。

その晩、今度はAngelに興味があるというCaroleという私と同じ町に住む人とも電話で話し、すっかり意気投合してしまいました。Caroleとご主人のGaryは、15年間ドーベルマンのレスキューをしてきたそうなのです。でも腰や膝を痛めもう大型犬は体力的に無理だと気づいたので、今度は小さい犬を探していました。たまたまPetfinderでAngelを見つけ、早速連絡をくれたのだそうです。このご夫婦なら、安心してAngelを委ねられると思いました。CaroleはAngelにセラピードッグとしての資格を取らせたいとのことでした。こんなに社会化がよくできていて、賢いAngelですから、きっときっと素晴らしいセラピードッグとなってお年寄りや長期入院中の子供たちの心を和めてくれることでしょう。

そんなわけで、同時にそれぞれにぴったりのファミリーを見つけることができ、1月7日の昼休みにAnnieとAngelのアダプションを無事に終えることができました。その朝、これが親娘最後の写真になると思って撮った記念写真です。ほっとした反面、この2ヶ月の2匹の成長ぶりを振り返って、ちょっぴりセンチメンタルになってしまった私でした。よくがんばったね、二人とも!幸せになってね!

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