犬に輸血 : 動物薬品会社の倒産
犬に輸血 : 動物薬品会社の倒産
動物薬品会社が倒産したという新聞記事を何気なく読んでいたら、その会社、前身は「ブルー十字動物血液センター」であった。当時、破綻したブルー十字は多くの犬達が放棄され、社会的に問題となったことを思い出す。
ブルー十字は犬の血液センターであった。輸血の必要な時は、人で言うところの日赤の血液センターと同じように、その病犬に合致した血液型を用意できる薬品会社であったはずだ。
犬の飼い主にとっては頼もしい会社のはずが、残念ながら破綻し、挙げ句の果て多くの犬達が放棄されたのであった。
その後の名前を変えた会社も犬用血液型判定薬(未承認)を販売したりとしていたようだ。
輸血の必要な犬達は現在も多く、むしろ当時よりも必要性を切に感じているはずである。
我が家のトレーシーは晩年、末期ガンでおまけに白血病であった。放射線治療を行うのに輸血が必要となり、たくさんの友人知人の愛犬の血液を検査させていただいた事を思い出した。結局は放射線治療を途中から断念する事となり、輸血をしないで済んだが。
このような薬品会社がまともな経営で存続してほしかったと思うのは私だけだろうか?
(2009/1/16)(LIVING WITH DOGS)
シゲタ動物薬品工業 : 事実上倒産、負債総額13億円 /富山
動物用薬品メーカー「シゲタ動物薬品工業」(小矢部市小森谷)が事実上倒産したことが6日、分かった。負債総額は約13億円。
民間信用調査会社の東京商工リサーチによると、同社は88年設立。00年に「ブルー十字動物血液センター」から商号変更し、食品のDNA検査なども手掛けた。
未承認の犬用血液型判定薬を販売したとして07年11月に社長のN被告(58)=薬事法違反罪で既に起訴=ら5人が逮捕され、今年2月末で事務所を閉鎖していた。(2008/3/7)(毎日新聞記事より)