子供達は本来は動物に優しい

子供達は本来は動物に優しい

動物虐待をしている子供は、成長過程で命の大切さを教えてもらっていない子達である。
あちこちで動物虐待の現場報道がされいるが、虐待のおぞましさばかりに目を向けられ、動物愛護の行動を紹介したニュースは少ない。
優しい心温まるニュースこそ毎日のように報道されなければならないと思う。

先日の崖っぷち犬のいる愛護センターの近くで、保護した子犬達の里親探しをしていた小学生達がいた、この子達の優しい気持ちを大切にしたいと思った人はたくさんいるだろう。
今日は那覇で老犬を助けた小学生の話題があった。この犬があといくばくもない余命であることは誰もが確信しているが、この子達の優しい気持ちが嬉しい。

この犬は飼い主である大人が、おそらく「老犬の最後を見たくない」として?捨てたのかも知れない。

せっかくの優しい子供達の心を傷つけない為にも、是非、この犬の飼い主さんは名乗り出て欲しいと思う。
あといくら生きられるか、この犬は、自分の最後を看取ってくれるのは愛しい飼い主さんだけと思っているだろう。
動物愛護をより推進するには、子供時代の教育が一番大切だ。人を含め、生きているものへの尊厳を尊重する精神を養う教育をし、命の大切さを知る必要がある。(2007/1/31)(LIVING WITH DOGS)

排水溝に犬!児童救出 飼い主さん迎え来て(那覇・さつき小)

 「さっちゃんの飼い主さん、早く迎えに来て」―。那覇市立さつき小学校(盛島明秀校長)の児童四人が、登校中に学校近くの排水溝に挟まり動けなくなっていた白い小型犬を救出した。犬はメスのプードルで、推定12歳。衰弱していたが歩ける状態まで回復した。校名にちなみ「さっちゃん」と名付け、現在は同学校職員室で保護している。児童らは「元気になってうれしい」と喜び、自作のポスターで飼い主を探している。
三年生の谷藤緒美さんと赤嶺有沙さんが今月十八日午前、排水溝から甲高い鳴き声がするのに気付いた。中をのぞくと汚れた小さな犬がぶるぶると震えていた。どうすればいいのか分からず二人は途方に暮れていた。

通りかかった五年生の石川侑希さんと譜久村沙水さんが加わり、犬を助け出した。学校で飼育しているウサギのかかりつけ獣医師の元に運び、診てもらった。犬は両目とも視力をほとんど失い、足腰もかなり弱っていた。人間の年齢では百歳に相当する老犬。毛はトリミングの跡がある。

獣医師は「子どもたちの気持ちを大事にしたい」と、四日間入院させ、ボランティアで面倒を見た。獣医によると余命はそう長くはなく、できれば飼い主の元で最期を迎えた方がいいとアドバイスした。
四人は毎日学校で犬の世話をする一方、飼い主を探すポスターを作り、学校周辺に張った。
石川さんと譜久村さんは「かわいそうだったから何とかしてあげたかった」。谷藤さんと赤嶺さんは「私たちだけだったら、助け出せなかった。お姉ちゃんたちがいて本当に良かった」と振り返る。

同校の兼浜みどり教頭は「命を大切にする子どもたちの優しい心に感動した」と話し、児童の取り組みを温かく見守っている。(2007/1/31)(沖縄タイムス記事より)

 

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