狩猟罠にかかった野犬

狩猟罠にかかった野犬

鹿や猪用のくくり罠にかかる犬はかなり多く、主にオフリードで行動していている猟犬や野犬が被害に合います。

今回は野犬がかかりました。
あの崖っぷち犬の徳島県でなんとも嬉しいニュースです。

保健所に「可哀そうなので、『崖っぷち犬』のように保護してあげて」という電話が相次いだそうです。

徳島県の動物愛護運動が市民の声から進むのかも知れませんね。
これからはワーストランキングから抜け出せるかも。この犬、仔犬の頃から餌をあげていた人が、飼い主になると約束したそうです。(2007/2/3)(LIVING WITH DOGS)



野犬:悲痛な叫び 首にワイヤロープ、狩猟用わな?でけが 阿南保健所が保護 /徳島

◇「崖っぷち」の次は「首にワイヤロープ」
首に巻き付いたワイヤロープでけがをした野犬が1日夜、阿南市羽ノ浦町古毛で保護された。誤って狩猟用のわなにかかったらしく、阿南保健所の職員が応急処置したうえ、治療のため県動物愛護管理センター(神山町)に移送した。
体長約1メートルの雄で3歳前後。住民によると、3週間前から首にワイヤが食い込み、皮膚が破れて血がにじんだ状態だった。ワイヤは直径約5ミリ、シカやイノシシを捕獲するくくりわなの一部とみられる。犬はわなにかかったものの、ワイヤをひきちぎって自力で脱出したらしい。獣医が診察したところ、のどの辺りに幅約2センチ、深さ1センチの裂傷があった。
昨年11月、徳島市の眉山ふもとで、雌の子犬が保護され、『崖(がけ)っぷち犬』として全国のお茶の間の注目を集めたこともあり、同保健所には「可哀そうなので、『崖っぷち犬』のように保護してあげて」という電話が相次いだ。同保健所は犬が姿を見せる資材置き場など3カ所に、3台のおりを設置。1日午後8時ごろ、餌を食べに山から下りてきたところを麻酔で眠らせ、保護した。
子犬のころから餌を与えていたという近くのトラック運転手、松下董さん(58)は「治療を受けられて良かった。手に収まるほどこまい時から知ってる。引き取って飼いたい」とほっとした表情。同保健所は治療が済んでから、松下さんに引き渡す方針。
同保健所は「農作物を荒らしたり、子どもにかみ付いた野犬の捕獲はよくあるが、保護するのは異例。住民の関心も高く、動物愛護の観点で保護した」と話している。(2007/2/3)(毎日新聞記事より)

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