日本の絶滅危惧固有犬種「大東犬」
日本の絶滅危惧固有犬種「大東犬」
ウィキペディアによると大東犬(だいとうけん)は沖縄県の大東島のみに生息し、日本犬の一種。起源がはっきりしないので血統書はない。
特徴は、足が短く、がに股。気性はやや荒い。が、主人には忠実。顔は紀州犬に似ている。耳は立ち耳、尾は巻き尾。毛色の制限はない。
日本犬の固有犬種として、知っているだけでも柴犬、土佐犬、秋田県、四国犬、北海道犬、紀州犬、甲斐犬、川上犬などがある。
ウィキペディアで日本犬として調べてみると実に地域ごとに独特な犬種がいたことが判り興味深い。しかし日本オオカミと同様に絶滅した犬種も多く残念である。
絶滅危惧犬種の大東犬の生き残りの子孫である仔犬が大東島に戻ったそうです。これで絶滅は免れるだろうか?でも時間の問題でしょうね。
(2007/2/17)(LIVING WITH DOGS)
大東犬 故郷に帰る 子犬2匹 南大東村に寄贈
絶滅が危ぶまれる南大東島の「大東犬」の子犬2匹が16日、つがいで飼育しているMさん(53)=名護市=から同村に贈られた。絶滅の危機を知ったMさんが、自身が飼っている犬の孫に当たる2匹の寄贈を決めた。Mさんは2005年、自宅の新築祝いとして友人からつがいでプレゼントされた。生まれた4匹の子犬を県内外の友人へ譲った後、本紙の報道で大東犬が島に数頭しかいないことを知り「大東犬を南大東島へ」と準備を進めてきた。
同村に贈った2匹は、Mさんが鹿児島県の徳之島の友人に譲った2匹から06年9月に生まれたきょうだい。いずれも大東犬の特徴である「胴長短足で、がにまた」をしっかり受け継いでいる。
犬を受け取った同村の総務課長は「保護の必要性が指摘される中、寄贈は大変ありがたい。島で大事に守っていきたい」と喜んだ。
Mさんと妻のMさん(41)は「無駄にほえない番犬向き。むくむくした体形がかわいらしい。いつか島を訪ねたい」と別れを惜しみつつも、島での成長を期待した。
同村によると、十六日現在、村が確認した島内の大東犬は四匹で、すべて雄。寄贈された二匹は、飼い主が決まるまで役場で飼育するという。(2007/2/17)(沖縄タイムス記事より)