愛犬に人工呼吸
愛犬に人工呼吸
家庭で犬に人工呼吸って実はとっても難しいんですね。犬の口は大きくてそのすべてを通常のマスクでは被えません。小型犬ならば人用のマスクでも可能かも知れませんが。
わが家の愛犬トレーシーが生前、呼吸困難になったときにと酸素吸入の機械を何ヶ月か借りていたことがありました。人用のものです。人用のマスクはついていましたが、トレーシーの口には合いません。そこで、考えて頭の部分をすべて被う大きめなビニール袋を被せ、そこに酸素を送るよう備えていました。実際には酸素吸入器は使用しないで済んだのですが。
アメリカで愛犬に人工呼吸でよみがえらせたケースがありました。応急処置を知っていれば死なせずに済むことがありますね。(2007/3/12)(LIVING WITH DOGS)
愛犬に人工呼吸 一命救う
米国・ネブラスカ州の男性がこのほど、おぼれた愛犬を人工呼吸でよみがえらせた。元空軍のランディー・ガーチンさん(51)は、ブルドッグのルーシー(雌10歳、23キロ)が、アヒルを追って自宅近くの凍りかけた湖に飛び込むのを目撃。助けようと、氷の上に足を踏み出した。
「氷が割れ始めていた。すぐに彼女を抱き上げたよ」とガーチンさん。ルーシーは血の気を失い泡を吹いていたため「もう死んでしまったと思った」が、軍隊での経験を生かして応急処置を開始した。
ルーシーの口を手でふさぎ、鼻に自分の口を付けて息を吹き込んで胸を押した。すると息を吹き返したと言う。
ガーチンさんは戦争でイラクやアフガニスタンの空を飛んでいたが、2005年に背中の負傷で引退。つえをついて歩く生活だった。妻のケリーさんは「今回の“救出任務”を遂行するまでは、一度だって犬を愛してるなんて言ってなかったのに」と、喜びを隠せなかった。 (2007/3/12)(スポーツ報知記事より)