繁殖犬の放棄

繁殖犬の放棄

毎日のように遺棄される犬達、中でも産めなくなった繁殖犬の遺棄は悲惨です。
いわゆる悪徳ブリーダーは、産めなくなった犬を飼育する費用を惜しみ、また里親を探す事をせず遺棄します。不要犬として保健所に持ち込まれたりもします。

さすが、保健所も持ち込まれた犬であっても、協力関係の愛護団体に連絡が入り、保護されるケースが増えてきてはいますが。

悪徳業者は、これを良いことに放棄しています。

これを止めさせるには、繁殖犬にはすべてマイクロチップを挿入させることを義務づけるしかありません。もちろん狂犬病予防接種の履行とワクチン接種は必須ですが。
繁殖犬を維持するには、経費がかかり儲からないという実態を作っていかないといつまでもこの状態は変わらないでしょう。また繁殖犬が放棄されました。(2007/3/17)(LIVING WITH DOGS)


“ブランド犬”9匹捨てる? 

中濃保健所郡上センター(郡上市八幡町)と県関保健所(美濃市生櫛)で3月上旬、キャバリア犬とアメリカン・コッカー・スパニエル犬計9匹が相次いで保護された。うち7匹はメスで、繁殖目的で飼育された後、捨てられた可能性もあるという。同一犬種が、これだけまとまって保護されるのは珍しく、愛犬家らは「動物の命を軽視した行為」と憤っている。

郡上センターでは、7日にキャバリア1匹、12日にキャバリア2匹と、アメリカン・コッカー・スパニエル2匹を保護した。すべて出産経験があるメスで、郡上市美並町大原地区で発見された。人間に慣れており、3〜10歳。同センターは収容期間を延長し、新しい飼い主が現れるのを待つという。
関保健所も、7日にキャバリア1匹(オス)と、アメリカン・コッカー・スパニエル2匹(オスとメス)を関市黒屋で保護。14日にはアメリカン・コッカー・スパニエル1匹(メス)を同市下有知で保護した。
保健所に届けられた犬のために活動しているボランティアグループ「飼い主探し隊」では、関保健所の4匹のうち3匹を保護、同保健所にいる残り1匹も引き取る予定。
メンバーのKさん(47)によると、最近、キャバリアのような純血種の捨て犬が目立つ。Kさんは、今回の捨て犬はメスが多いことから、「子どもが産めなくなった犬を、悪質なブリーダーが捨てた可能性が強い」とみている。
動物愛護法では、ペットをみだりに捨てた場合、50万円以下の罰金に処すと定められているが、物のように扱われる犬や猫が絶えない。Kさんは「捨てる人は犯罪だという意識を持ってほしい」と呼びかけている。(2007/3/17)(中日新聞記事より)

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