ペット飼う中高年増加

ペット飼う中高年増加

高齢者とペット(犬)は永遠のテーマだろう。
以前、団塊の世代に向けて「定年になったらペットと暮らしたいですか?」というアンケートを取った記事があった。かなりの人が飼ってみたいという答えだったと思う。
今日の毎日新聞に「ペット飼う中高年増加」という記事がある。

毎日新聞の記事では、老後犬や猫を手放すケースが少なくないと指摘している。

犬猫の年間飼育費用が記載されている。
犬は エサ代 約6万4千円、医療費 約5万2千円、ワクチン 約1万円。合計約13万円。15年が生涯として生涯費用約188万円と積算されていた。でもこの金額はあくまでも最低の価格だと思う。

わが家は、大型犬なので、食費だけでも月1万円以上。医療費、雑費を合計したら年間30万円はくだらないと思う。15年間共に暮らすとして、終生飼育費用は450万円〜500万円かかることになる。特別な医療費がかかればあっと言う間に数十万円は上乗せとなる。ペットの医療保険を利用しても限度額があるため、大きく減額はしない。

記事の中、I獣医師のコメントに「有料で引き取る民間施設は、小型犬1匹100万円以上、大型犬約500万円かかる。」とあるが、確かにこの数字は妥当な生涯費用だと思う。

では「高齢者はペットを飼うべきではない」と言い切って良いのだろうか?

最後まで面倒をみることは当然なことではあるが、犬と暮らすことで毎日の張りが起き、生きる喜びを感じられる。そして愛犬の為に元気に病気なぞしてられないと思うのが心理状態だと思うのだが。
どんなに健康に自信を持つ人でもある日事故で亡くなることもあるのだ。

高齢者だから、先を見越して飼ってはならないと言うのは、悲しいではないか。
確かに世話が出来なくなったからとこれまで一緒に暮らした犬を捨てて欲しくない。誰か身近に世話をしてくれる人がいたらどうだろうか?

現代の暮らしはギスギスした社会構造であり、独り暮らしの人が増えている。悲しいかな隣人とのつきあいは薄くなり、お互いに助け合うこともなくなってしまったのか?

高齢者と犬の両方を、周りの家族や隣人が見守る環境にあれば、高齢者とペットの暮らしは決して難しい話ではないのである。
高齢者は周りの家族や隣人に「もしかしたら自分が先に逝ってしまうかもと予測して、信頼できる人に相応のペットのための生涯費用を用意しておく」これも一つの考えかもしれない。わが家も中高年である。絶対に愛犬よりも長く生きると思いこんでいるのだが。(2007/3/18)(LIVING WITH DOGS)

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