沖縄の捨てられた犬クイナを補食か
沖縄の捨てられた犬クイナを補食か
希少動物であるヤンバルクイナがどうも捨て犬が野犬化して補食しているという情報があった。県の自然環境を守るには、県民が協力しなければ出来ない。沖縄は捨て犬が多い県ではあるが、声を大にして犬や猫を捨てる事は恥と周知徹底するべきであろう。
先日、長野県のある町で、ゴミ焼却炉の誘致を巡って大騒動があると聞いたばかりだが、地元出身者は何故、危険物に鈍感に出来るのだろうか?都会からの移住者の方が自然環境保護を唱える人が多いように思うのだが。(2007/4/26)(LIVING WITH DOGS)
クイナ、捨て犬が捕食/国立環境研 付着DNAから判断
絶滅の恐れがあるヤンバルクイナやケナガネズミを、野犬が捕食している可能性が高いことが25日分かった。国立環境研究所(茨城県)が、1〜4月にかけて国頭村や東村で発見された死体に付着した唾液のDNAを分析した。同方法で野生動物の捕食者を特定したのは国内で初めて。やんばるでは以前から、捨てられたペットの野生化が深刻な問題となっており、「どうぶつたちの病院」の長嶺隆獣医師は「犬はもともと山にはいない動物。ペットを捨てて、希少種を絶滅に追い込んでいるのはウチナーンチュ自身だ」と怒りをあらわにした。
個体に付けた発信機を追うテレメトリー調査などで見つかった死体は、ヤンバルクイナ四羽とケナガネズミ一匹。かみ傷から検出されたDNAや食痕から、捕食者は犬と判断された。ヤンバルクイナの一羽は、猫に口で運ばれているところを発見され、ももからは犬のDNAが検出された。
環境省那覇自然環境事務所の澤志泰正野生生物課課長補佐は「ヤンバルクイナは現在、繁殖期で活発に行動中だ。ゴールデンウイーク後は捨て犬や猫が増える。飼い主にはきちんと飼育してもらいたい」と訴えた。(2007/4/26)(沖縄タイムス記事より)