どこでも誰でも出来る小さな草の根活動
どこでも誰でも出来る小さな草の根活動
犬と暮らしている人は、知らずうちに愛犬から受ける癒し効果を皆さんは知ってますよね。
そして老人ホームや、養護施設などに犬や猫を連れて訪問すると、入院患者さんへの話しかけるキッカケが出来るという訪問活動の効果も報告されています。
だけどすべての犬が訪問犬に向いている訳ではありません。犬にとっては無理を強いている場合もあって、苦痛の時間になってしまうこともあるのです。
愛犬の個性や、性格を知れば、この子は訪問犬としてやれるかどうか判るでしょう。
愛情深く育てられた犬で、誰にも優しく接することが出来るような犬であれば、癒し犬として活動できるでしょう。
さて、全国をキャンピングカーで旅をしながら、愛犬2頭を伴い、犬とふれ合う機会を作っているご夫婦がいました。「ドッグセラピー」を知ってもらうために旅をしているそうです。
皆さんも地元で愛犬とお散歩中に、近所の子供達とふれあう機会を作ってみたらどうでしょうか?
そんなささやかな愛犬家の行動が、犬嫌いを減らす、犬との暮らし方を知ってもらう、そして小さな命の大切さを広めることにつながるのではと思うのですがいかがでしょう。(2007/5/3)(LIVING WITH DOGS)
ドッグセラピーで全国行脚 広島のHさん
犬とのふれあいで人の心を癒やす「ドッグセラピー」を知ってもらおうと、愛犬2頭を連れて全国を旅している広島市佐伯区の開業医Hさん(65)がこのほど神戸を訪れ、三宮センター街に立ち寄った。二頭は大型種のサモエド。柔和な表情と白い毛から「癒やし犬」とも呼ばれる。街頭には多くの人が集まり、2頭をなでるなどした。桧田さんは「忙しくて悩み多き現代には癒やしが必要。多くの人に、二頭に触れてもらい笑顔になってほしい」と旅を続ける。
ドッグセラピーは、欧米では高齢者らの心を癒やす治療法として知られ、日本でも普及が進む。
HさんはH病院の名誉院長。2005年に米国の論文を読んでセラピー犬を知り、サモエド2頭を飼い始めた。
生まれたばかりの兄弟で、名前は「エルシド」と「ロレンス」。病院で2頭を連れて回診すると、寝たきりで目も開けなかった高齢の患者が、手をたたいたり涙を流したりして喜び、表情が明るくなったという。
「この癒やしを全国に届けたい」と、1年前から妻初枝さんとともに行脚を始めた。2カ月に1度、体長約1メートル50センチの2頭をキャンピングカーに乗せて旅行し、行く先々で散歩して回る。
来神は2度目。三宮と、兵庫区の新開地を歩いた。
女性や子どもらが「かわいい」と歓声を上げて集まり、頭をなでたり写真を撮ったり。人だかりができて、三宮センター街を通り抜けるのに3時間もかかった。
Hさんは「動物と触れ合うと心が優しくなる。暗いニュースが多いなか、犬と触れ合って一瞬だけでも優しい気持ちになってほしい」と話していた。(2007/05/03)(神戸新聞記事より)