(6)Noahの行動

(6)Noahの行動

NoahのLeash Aggression(繋がれたときの攻撃性)の問題ですが、先日ドッグランでちょっとした事故がありました。Leash(リード)をしていた時ではないのですが、Noahとボール投げで遊んでいたところ、ちょっかいを出してきたハスキーとNoah がちょっとしたいさかいになり、このハスキーが(あとで聞いたところ大きい体の割にはまだ5ヶ月のパピーだそうです)大声で泣き喚きながら走って逃げたため、そこら中の犬が追いかけてきて吠えまくり、このパピーはパニックに陥りました。この間私はNoahとHollyを呼び寄せ、それぞれにStayをかけていたので、ハスキーが大勢の犬に囲まれていたところは遠くからしか見えませんでした。一段落したところでハスキーの飼い主(まだ若いカップルの女性の方)が私のところにやってきて、Noahが彼女のハスキーの舌を噛みきったと言うのです。とにかくHollyとNoahを車に入れにいき、戻ってハスキーの様子を見せて欲しいと言ったところ、“舌は大丈夫だけど、耳に穴をあけられたので縫ってもらわなければならない”と言います。水で洗ってみましたが、歯がぶつかったかという感じに少し血が滲んでいましたが、とうてい手術を要するような怪我ではありません。この女性の飼い主が“この仔は私のベビーなのよ!!”を連発するので、Noahは予防接種はすべて済んでいることを伝え、もし獣医さんに診てもらうようなら治療費を払いますからと、電話番号を渡しました。でも当のハスキーはもう他の犬と追いかけっこを始めていましたし、3日経った今でも連絡がないところをみると、たいしたことはなかったものと安心しています。

それにしても、Noahのこうした行動が最近とても気になっています。実はその2日前、たまたま近所の本屋さんで、警察犬他の使役犬を沢山トレーニングしているカナダ人のDale Stavroffというプロのトレーナーが、“Let the dog decide”という本の出版に際しレクチャーをしているのを見かけました。このStavroff氏のトレーニングは個人レッスンが主で、犬とアイコンタクト(視線を合わせる)ことを重点に、Positive Motivation Reinforcementという方法を薦めています。陽性強化を行うことで自分で今何をすべきかを理解して行動する、すなわち自分の意思で行動を起こさせる訳です。従って本の題名も“Let the dog decide”(犬に決めさせよう)となるわけです。私は このStavroff氏にNoahのことを相談しました。攻撃性のある犬のクラスに入って4回授業を受けたところ、リードをしている時に他の犬に出会うと、神経質になり鼻に皺を寄せたり、吠えてかかっていこうとしたりするようになってしまったけれど、どうしたらいいかと尋ねました。Stavroff氏はNoahがリラックスして楽しみながらレッスンを受けられないのならそのグループレッスンは止めたほうがよく、できれば個人レッスンを受けさせるべきで、社会性を身につけるのが目的なら、ドッグラン(アメリカではOff-Leash Parkという)などのオープンな場所で他の犬達と接するようにすればよいと答えてくれました。

そんな矢先のドッグランでのいさかいでした。リードをつけていなくてもこんな風にけんかになるなんて。それも相手の犬に怪我までさせてしまって。。。本当にトレーニングクラスを止めさせるべきなのか。何とか乗り切って、他の犬達がいても何の心配もいらないんだということをそのうち分かってくれることを期待しているのだけれど。。。とにかく次回のクラスは、あの2匹のグレートデーンが欠席すると言っていたので、前回よりは少しましになるのではないかとの期待をまだ捨ててはいません。(2007/5/24)(MaxHolly&Noahのママ)

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