14年ぶりの子育て (25)姉妹がやってきた

姉妹がやってきた

マリヤは無事に10ヶ月を超し、体重、おそらく25Kg以上(抱っこして計量できなくなりました)、すくすくと育っています。家の前は滅多に車は来ませんが、子供達の通学路ですからオフリードにはしません。

家の側には、自由に走れる廃墟テニスコートや、友人のお庭ではオフリードでのびのびと遊んでいます。犬種特性なのでしょうか、呼べば必ず戻ってくるので広いテニスコートやお庭で遊ばせても心配いりません。

そして社会化はというと毎日のように色々なワンちゃん達と会い、上手に付き合えるようになりました。そして旅行先では、テーブルの下で良い子に出来ますし、部屋の中では静かに吠えることは有りません。
先代犬トレーシーの見本もあり、この子には最高の環境で育てたい、そして持てる限りの愛情をそそぎ、24時間共に暮らす。だから、マリヤも安心して穏やかな犬へと成長していったのだと思います。

私達はトレーシーへの感謝の思いを込めて、マリヤをそうやって育てたかったのです。理想通りの子育てが出来たのかも知れません。ただ、まだ元気が有り余っていますのでちょっとリードを引っ張るのだけが課題ですけど。

そんな穏やかなある日、マリヤの同胎犬が戻されたという知らせが入りました。

この子、当初は繁殖目的である人に渡っていました。この子、鼻に線が入っているからと戻されたそうです。
母犬は、HD、心臓、目とすべてをクリアした雌犬です。そんな雌犬から生まれた子供ですから繁殖させたいと思う人がいてもおかしくはないのですが。

繁殖するならば、ショータイトルは当然チャンピオンを、繁殖の為にDNA検査、そして母犬と同様の遺伝性疾患の検査を実施し、父犬を選ぶにも同様の検査をした最適なオス犬を選ばなければなりません。シリアス・ホビー・ブリーダーであれば、当然のことでしょう。それを干渉と思ったようです。で表向き返す理由が「鼻に線」。

この子が例え、ショーでタイトルが取れない容姿の犬であろうが、この子を迎えたのならば一生面倒を見るのが犬を愛する人間として当然のことでしょう。

「鼻に線」そんな理由だけではないとは思いますが、「返してくれてありがとう!」と、わが家は「ではうちの子にします。」と連れて帰りました。この子が繁殖犬とならずに良かったと思います。

わが家に来たら、自由に楽しく毎日を暮らさせてあげます。
そして「14年ぶりの子育て」はこれからはマリヤとカレンの姉妹の成長記となります。
(2007/5/26)(LIVING WITH DOGS)

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