縄文時代の犬は人から大切に扱われていた
縄文時代の犬は人から大切に扱われていた
縄文時代の人達は自然植物の採集と狩猟が生きる糧でした。犬は縄文人の大切なパートナーとして一緒に暮らし、食料を探すことも一緒にしていたのでしょう。縄文時代の犬は埋葬されていたそうです。
その貴重な資料が所在不明になっているそうです。貴重な資料ですのに残念ですね。
(2007/5/31)(LIVING WITH DOGS)
縄文期埋葬犬の骨不明 久万高原・上黒岩遺跡
上浮穴郡久万高原町の上黒岩岩陰遺跡から埋葬された状態で見つかった縄文時代早期中ごろ(約8000年前)の犬の骨2体が所在不明になっていることが、30日までに分かった。人が犬を飼っていたことを裏付ける埋葬犬の骨としては、東アジアで最古。専門家から「日本人のルーツを探ることもできる貴重な資料で、大きな損失」との声が上がっている。
同遺跡は旧美川村にあり、慶応大の江坂輝弥現名誉教授らが中心となって1961年から順次発掘し、2体の犬の骨は62年7月の2次調査で出土した。犬の骨としても国内で2番目の古さ。
関係者によると、現在、同遺跡の遺物は、慶応大をはじめ、久万高原町や県歴史文化博物館(西予市)、国立歴史民俗博物館(千葉県)、新潟大のほか、研究者の個人宅でも保管されているという。
しかし、出土品の種類や数などを記したリストや保管場所の詳しい記録など、遺物の全体像を把握する基礎資料は作られておらず、埋葬犬の骨も発掘後、どう扱われたかなどは詳しく分からないのが実情。(2007/5/31)(愛媛新聞記事より)