老犬との暮らしMax(3)若犬に刺激を受けて

3.若犬に刺激を受けて 

さて、Hollyが来てからのMaxは本当に若返りました。散歩も2kmぐらいは楽に歩いたり時には走ったりできるし、二匹して同じところを嗅ぎまわったりして、“ああ、私達人間には判らないけれど彼らには判って分かち合えものがあっていいな”なんて思ったりしました。時には助べえ爺さんぶりを発揮して、Hollyの上に馬乗りになろうとして怒られたりする元気なMaxでした。

前述の関節炎と白内障のほかに、Maxの肉体的老化を示すものとしては、左目の瞼の中に腫瘍のようなものができてだんだんに大きくなってきたこと、お腹のあたりに複数の脂肪の塊ができてきたこと、声がだんだん掠れて張りがなくなったこと、後肢の筋肉がすっかり削げ落ちてきたこと、体重が減ってきたこと、顎の下の皮膚が角質化して痒がること、老犬特有?の臭いがするようになったこと、などがあげられます。また老化のせいで、放尿は肢を上げずに雌犬のようにしゃがんでするようになりました。でもそれ以外は、食欲旺盛、散歩大好き、ドッグパークでは他の犬達にも興味いっぱい、とまだまだ現役でした。

ところが、2005年6月末のある日、急にびっこをひき始め翌日にはとうとう立てなくなってしまいました。やっと立ち上がってもよろよろと右のほうに傾いてしまっておしっこもままならない状態になりました。ご飯の間も自力で立っていられないので、正座した私の膝の上にお尻を乗せて食べさせました。65ポンドもあるのでこのまま立てなくなったらどうやって介護しようかと悩みましたが、幸い一週間ほどでまた立てるようになりました。
どうやら散歩の途中かなにかに右後肢を捻挫したようでした。でもそれ以降、後肢の衰えに拍車がかかったようで散歩も日によっては途中で引き返してくることもあります。引き返すまではいかなくても、帰り道は後肢を少し引きずっていることもよくあります。それでも、散歩は欠かせません。こうして毎日散歩をしている限り彼の肢の筋肉はその働きを止めずにいてくれるような気がするのです。

まだまだリードを引っ張り、リスを見れば追いかける元気もあります。公園内ではMaxのリードを放してあげます。端から端まで知り尽くした公園ですから、たとえ目がよく見えなくても大丈夫。ただ困るのは、最近耳もほとんど聞こえなくなってしまったので呼んでも聞こえないことです。昔は口笛を吹くとすぐに飛んできましたが、今は私のほうが目を放さないようにしています。でもいつまで続けられるかわからないこの公園の散歩をできるだけ自由にさせてあげたいので、人気のないこの公園では危険もないので放してやっているのです。(2007/6/16)(MaxHolly&Noahのママ)

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