仙台の多頭飼育現場
仙台の多頭飼育現場
日本中どこにでもある多頭飼育現場通称「犬捨て山」です。知らないうちに増えてしまって100頭、という多頭飼育現場が仙台にもありました。
飼い主の知識不足が大きな原因ですが、ちゃんと管理して避妊去勢をしていたら増えませんが、野放し状態で捨て犬もこの敷地に捨てられてしまいます。
結局はそこにいる犬達が不幸なだけなんですが、地域の優しい主婦達が立ち上がって、この犬達に終生のすみかを作ろうと頑張っています。社会貢献の為にペット関連で儲かっている企業が寄付してくれたら良いんですけど。(2007/7/1)(LIVING WITH DOGS)
ワンちゃん100匹SOS 施設建設協力呼び掛け 仙台
仙台市泉区の民家の敷地で、約100匹の犬が放し飼いに近い状態になっている。もともとは、家主の男性(73)がペットとして数匹を飼っていたが、心ないほかの飼い主が敷地内に捨てていくケースが相次ぎ、縄張り争いで命を落とす犬も。市内のボランティア団体は「これ以上、犬が犠牲になるのは悲しい。清潔で安全な場所で育てたい」と避難施設の建設を計画し、資金集めなどで協力を呼び掛けている。
計画しているのは、仙台市内の主婦らが2001年8月に結成した「150匹犬猫ボランティア」(佐藤順子代表、約30人)。これまでにも男性の了解を得て、敷地内に犬舎3棟を建設。避妊手術や散歩、食事の世話などにも取り組んできた。
男性宅は周囲を農地や山に囲まれた約600平方メートルの広さ。最初は数匹を飼うだけだったが、十数年前から犬や猫が捨てられるようになり、繁殖も進んで一時は約150匹が居つくようになった。
男性は「飼い犬は大事な生き物。命ある限り育てたい」と話すが、多頭飼育のために衛生状態が悪く、皮膚病やけんかで死ぬ犬が少なくない。
ボランティアはこれまで約20匹を里親に譲り渡したものの、新しい飼い主になつかずに逃げ出す犬もいた。このため、現在は里親探しをやめ、募金で集めた金など約300万円で購入した約1600平方メートルの敷地(青葉区)に、避難施設を建てることを目指している。
ただ、街頭で月2回実施している募金では、餌代や薬代など60万円を捻出(ねんしゅつ)するのが精いっぱい。建設資金約600万円を工面するめどは立っていない。S代表は「今年に入って4匹が死んだ。行き場をなくした犬を助けるため、早く建設したい」と訴える。
捨て犬などを管理する仙台市動物管理センターは「ボランティアが世話するようになって周辺住民の苦情も減った」と活動を評価。移転については「動物管理に関する法令をクリアすれば、施設をつくることはできる。ただ、まだ相談を受けていないので何とも言えない」と見守っている。 「150匹犬猫ボランティア」の連絡先は、090(1931)1750。(2007/7/1)(河北新報記事より)