夏期の航空機利用 要注意!
夏期の航空機利用 要注意!
日本の航空会社は国内線・国際線共にキャビン内に犬を乗せることが出来ません。残念ながら、世の中のペットと暮らす人が増えている状況に逆行するかのようにキャビン内に犬を乗せることを禁止しています。
欧米はすべての航空会社が可としているわけではありませんが、ペット連れのお客に対してのサービスは過剰ではありませんが、当たり前のようにペットに優しい状況だと思います。
例えば、チェックインカウンターまでロビー内を歩かせられるとか、日本では一般客とは異なるカウンターだったりなんですね。
昨年は、フレブルが事故死したりと危険性を飼い主さんが身にしみて判っているはずなのに、今年も早々に悲しい事故がありました。
日本航空では特定犬種(フレンチブルドック・ブルドック)の機内預かりを7月20日から中止とします。7月2日に告知で7月20日から施行です。
航空会社では、事故の実態を公開していません。事故が起きてしまって、被害者がインターネット上に告発するまで黙っているような状況でしょう。飼い主自らが愛犬を守るしかないのです。
さて、どうしたら、このような事故を未然に防げるかです。
以下は昨年9月に当サイトに掲載した内容ですが再度掲載いたします。
1.飼い主が出来る最低限の安全対策
1) 夏場の旅行は控える。(特に短頭、短足犬種は控える)
2) 出発30分前(出来る限り直前)にチェックインする。炎天下での待機時間を極力減らすためです。
3) 直前まで出来るだけ水分補給と40分前にトイレを済ましておく
4) コックピットに犬が乗っていることを連絡し、カーゴルームの温度調節をお願いする。(機長が犬と暮らしていたら配慮してくれる可能性がある)
5) 到着後、即水分補給をする。
6) もしも異常が見られたら、すぐ獣医師に見せる。
(目的地の獣医事情を事前に調べておくことも必要でしょう)
2. 航空会社が安全対策として示して欲しい事項
1) 安全性についてのガイドラインの見直し
夏場に短頭犬種、短足犬種を乗せることには疑問がある。たとえば、ユナイテッドエアラインでは夏場は乗せないというポリシーをガイドラインに記載しています。
ユナイテッド航空では、皆様の愛犬の安全のため7月15日から9月30日までの期間は、下記の短頭犬種は、チェックイン・ラゲージ扱い、カーゴ(貨物)扱いともに受付いたしません。
来年は、この制限を6月1日から9月30日までといたします。ただし乗客と共にキャビン内でお客様と一緒に同行されるご愛犬についてはこの制限は適用されません。
Boston Terrier、Boxer、English/French Bulldog、King Charles Spaniel、Lhasa Apso、Pug、Shar-Pei、Shih Tzu
AVMA(アメリカ獣医師会)およびユナイテッド航空では、飛行における精神的なトラブルについては予期出来ない部分も多く、AVMAは短頭犬種は高温多湿天候時には、ストレスが悪化する恐れがありますので、飛行機での旅行をすべきではないと思われます。
したがって7月15日から9月30日までの期間は、短頭犬種は、預け荷物扱い・カーゴ扱いともに受付いたしません。2007年、来年以降の制限は6月1日から9月30日までといたします。
2) 各飛行場の担当者全員に、マニュアルを徹底してほしい。
3) チェックインから搭乗までの犬の様子をモニターで見れるような仕組み(実際に犬が積まれるカーゴルームを客室から遠隔で監視できるモニター設備を含む)を作ってほしい。
4) キャビンへの同乗の許可 (複数便ある航路での一部の便のみ数席可と出来ないものか料金は割高でも安全性を望む飼い主さんが多い為)
5) 安全性確認のためのユーザー見学会の実施
(2007/7/7)(LIVING WITH DOGS)