山に捨てられる犬
山に捨てられる犬
以前、マルコ・ブルーノさんの故郷オーストリアで、セントバーナード犬ウォリの話がありました。ウォリは山奥に繋がれていましたが、大きく吠えて周りの人達が気がつき、収容施設に入り、幸せになりました。
「幸せな捨て犬ウォリ 日本とぜんぜん違うオーストリアのお話」
日本では山に捨てられた犬の末路はとっても悲惨です。
八ヶ岳南麓にも毎年、別荘族が去る時期に犬が放棄されます。地元民の中でまた犬が捨てられたと話題になります。すべての犬を保護することも出来ず、また捨てられた犬は、飼い主の車かと近寄り交通事故で亡くなる場合もあります。
何気なく散歩していると、犬の飼い主さんに会いますが、「この子は保護した犬です」と幸せになった犬に出会います。特に猟期の後に捨てられる猟犬は引き取り手は少なく、最後は餓死するのでしょう。
これまでは、このようなニュースを取り上げるマスコミはありませんでしたが、岡山県で白骨化した犬が見つかりました。
動物愛護法が日本国内の隅々まで浸透し、勝手に犬を捨ててはならないことが当たり前になって欲しいものです。(2007/7/15)(LIVING WITH DOGS)
飼い主放置? 山中で犬白骨化
岡山県矢掛町宇内の山中で、体長約50センチの黒い犬が木につながれた状態で死んでいるのを近くの住民が見つけた。犬は首輪の鎖が枝に掛けられ、前脚がやや浮いた状態。井原署は飼い主が放置した可能性があるとみて、動物愛護法違反の疑いで捜査を始めた。現場は県道笠岡美星線の西約600メートルの農道脇の柿の木。6月末、犬が数日間にわたって鳴いているのを住民が聞いており、死後1週間余りとみられる。
(2007/7/11)(中国新聞記事より)