犬の鑑札付けていますか?
犬の鑑札付けていますか?
各地方自治体の畜犬登録をすることは飼い主としての義務です。そして狂犬病予防接種を行うのも当然のことです。登録をした犬には鑑札が配布されます。超大型犬も超小型犬も同じ大きさの、楕円のメダルのような鑑札です。
装着は義務づけられているんですけど、皆さん、愛犬に装着していますか?
わが家は、家の中では首輪無しにしてますので、お散歩時にほんとうは装着していなければならないのですが、どうもしっくりしないので付けていないんですね。
愛犬の鑑札は、お父さんの鍵の束に一緒にぶら下がっています。愛犬に付けなければと思いつつも、デザインはどうも味気ないし、機能的ではないし。
迷子になったら、付けておけば良かったとは思うのでしょうが...。
世田谷区ではデザインを一新するそうです。おしゃれな鑑札だったら皆さん進んで装着しますよね。
(2007/8/14)(LIVING WITH DOGS)
犬鑑札 デザイン変更 ファッション性高め装着率アップへ
飼い犬に義務づけられているがあまり付けられない「鑑札」のデザインを、東京・世田谷保健所は09年度から変えることを決めた。著名な商品デザイナーに委託してファッション性を高め、装着率を上げて、殺処分される迷い犬を減らす狙い。鑑札は今春からデザインが自由化されたが、変更方針を明らかにしたのは初。同様の悩みを抱える他の自治体にも影響を与えそうだ。
デザインを担当するのは、携帯電話や電気製品など多くの商品デザインを手がけ、毎日デザイン賞も受賞した深澤直人さん(51)。現在の鑑札は縦35ミリ・横25ミリの楕円(だえん)形のステンレス製で、デザインは50年以上、ほぼ変わっていない。
迷子になったり放置された犬が保健所に保護された場合、鑑札を付けていれば飼い主が分かるが、付けておらず飼い主が見つからないと、1週間程度で殺処分されることが多い。非政府組織(NGO)「地球生物会議」によると、05年度の殺処分は全国で13万頭を超えるという。
処分される犬の問題に取り組む世田谷文化生活情報センター・生活工房の「ただのいぬ。プロジェクト」が飼い主にアンケートしたところ、付けない主な理由は
▽小型犬には大きい
▽おしゃれじゃない
▽取り付けが難しい
−−などだった。このため同プロジェクトは、厚生労働省が3月に鑑札のデザインを自由化したことを受け、同保健所に見直しを提案、採用された。
同プロジェクトのメンバーで、保健所に保護された犬の写真集も出版したカメラマン、服部貴康さん(37)は「すべての犬が登録され、鑑札をつければ処分数は半減するはず。車のナンバープレートのように鑑札が当たり前の社会になってほしい」と話す。
【鑑札】 犬を飼った人は保健所に登録し、交付された鑑札などを装着するよう、狂犬病予防法で義務づけられている。しかし保健所への飼い犬登録自体が半数程度しかないと推計されるうえ、登録しても鑑札を付けない人が多いという。(2007/8/14)(毎日新聞記事より)