老犬との暮らしMax(9)てんかんの薬

老犬との暮らしMax(9)てんかんの薬

ほっとしたのもつかの間、Maxはちょうど一週間後の四月一日(日)の夜11時にまた発作を起こしました。もう4度目なので最初の兆候で“あっ、又来たか”と分かるようになりましたが、とにかく発作が終わるまでなにもできることはありません。一時も落ち着いていられないかのように、ドタドタと家中歩き回るので体力を消耗させないようユーティリティールームに入れてドアを閉めました。部屋の角のほうにフラフラと行っては壁と床に頭を押し付けて吐こうとしますがヨダレしか出てきません。そしてグゥーというような低いうめき声を出しています。しばらくしてリビングのMax専用のソファーの上に落ち着かせることができ、ウトウトし始めましたが、それでも15分から20分ごとに、急に起き上がって歩きだします。どこからそんな力が出てくるのかと不思議に思うほど。あるときはあまりに強度の発作のためか、頭を床に激しく押し付けすぎたために、でんぐり返しをしてしまうほどでした。あの大きな身体がまるで自分の意思でない何者かに操られているがごとく方向性もなく歩き回るのを見るのは恐ろしいものでした。特にゴードンが日本に行ってしまって私一人なので不安になりました。やっと午前2時半ごろMaxは眠りについてくれたので、そのままソファーに寝かせ、私も自分のベッドに入りました。

翌朝は6時を廻った頃Hollyの声で起こされましたが、Maxは相変わらずソファーで眠っていました。呼吸をしているので安心しました。結局HollyとNoahに朝食をあげても起きて来ず、水分も拒否。そのまま10時まで寝てやっと起き上がりました。庭でおしっこを自力でしました。私は会社に遅れる旨連絡を入れてあったので、Maxが自力で歩けるうちに獣医さんに連れていき、Dr.Lambertに診て頂きました。おそらく脳腫瘍が脳神経を圧迫しているのだろうということで、発作を抑えるPhenobarbitalという薬を使ってみることにしました。(2007/8/28)(MaxHolly&Noahのママ)

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