北海道犬本領の熊追い

北海道犬本領の熊追い

北海道犬(アイヌ犬)と言えば、私が中学3年生の時に家族になった北海道犬クマを思い出します。中型で精悍で私と父にしか馴れなかった犬でした。だけど無類の甘えん坊でもありました。
本来北海道の広い大地で熊や鹿を追うように飼育された犬です。伊那市で北海道犬を熊追いに訓練するという話題がありました。北海道犬の本領を発揮できる仕事についてこの犬たちはきっと幸せでしょう。どのような成果が出るか楽しみですね。(2007/8/29)(LIVING WITH DOGS)


北海道犬を訓練、熊など追い払い 伊那市 
 
伊那市は、北海道犬を訓練し、人里に出てきた熊などの獣を山へ追い払う事業を始める。上伊那では今年も熊の出没が相次ぎ、刺激のあるにおいをかがせるなどお仕置きして放した個体が再び捕まるケースも少なくない。「残飯などの味をしめないうちに、奥山に追い払うことができれば」(小坂樫男市長)と期待している。

市によると、北海道犬は動物を追う能力に長けており熊に対しても怖がらないという。新たに生後4週間くらいまでの小犬10匹を購入し、熊やイノシシ、シカ、猿などを追い払うよう訓練。被害の出ている地域などで住民に飼育してもらい、獣が出没したら出動、追い払うことを考えている。
小坂市長や市内の男性が飼っている北海道犬3匹を使って7月下旬から訓練を試行したところ、成果を得られる見込みがたったという。
訓練は、元北海道大学助教授で動物生態学が専門の鈴木延夫さん=伊那市高遠町=に依頼。犬舎整備や訓練などの費用として600万円を9月補正予算案に計上した。有害獣対策ではほかに、狩猟免許を新規取得する市民に費用の半額、更新では4分の1を補助するため、補正予算案に280万円を盛った。
(2007/8/28)(信濃毎日新聞記事より)

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