もしも飼い主が病気になったら
もしも飼い主が病気になったら
わが家は、ここ20年、猫と犬と暮らして、飼い主である私達夫婦が重大な病気になったことはありませんでした。
犬と共に高原に暮らしたい、という念願を昨年末にかなえ、その前に万全な健康診断をすませ完全な状態で移住したはずなんですが。
今年の8月の末、私が動けないほどの重病になり病院に入院するという事態になってしまいました。歩けないことはもちろんですが、高熱との戦いで絶対安静、パソコンはもちろんダメ、何もできない日が2週間以上続きました。
わが家は、やんちゃ盛りの犬が2頭、耳の聞こえていない老猫が1頭の家族です。
私の入院という突然の変化に、主人が昨年末で長年の会社勤めを辞めていてくれたおかげで、どうにかこの危機を乗り越えることができました。こう言うとき自由業というのは実に応用が利いて良いですね。
しかし、今まで、二人で分担しながら犬達と猫の世話をしていましたから、さぞや主人の負担は大きいでしょう。今更ながらに主人に感謝です。
子供を育てるのも同様でしょうが、犬達や猫も、私達夫婦の双方が元気でないと満足なケアが充分に出来なくなります。
今、まだ病床の中で思うことですが、何があっても治さなければ、絶対に元気になってあの子達との暮らしを再開しなければと思うこの頃です。そして改めて、子供達を見送る責任の重さを実感したのです。この子達を見送ってからでないと私達は死ねないのだと。
以前、愛犬を残して逝ってしまった友人がいましたが、残された犬のことが不憫で、消息を聞いたりしていました。パパを亡くして数年後、彼も虹の橋を渡ったと聞きました。
(2007/9/17)(LIVING WITH DOGS)