ニュースになる犬
ニュースになる犬
近ごろの日本では崖っぷち犬に始まり、大量放棄されたブランド犬などが良くニュースに取り上げられますよね。まあこれまでのペット関連消費を煽るようなニュースももちろんありますけど、日本がほんとうの動物愛護先進国へ向かおうとしている過渡期なのかもと思うのですが。
米国の犬がらみのニュースに、サーファーが波にさらわれた犬をたすけたという話題がありました。不思議なのは、飼い主や犬の名前が判らないこと。米国らしいと言えばそうなんですけど、助けていただいてさっさといなくなる飼い主って何なんでしょう。
日本だったら、どこそこのAさんの飼い犬Bちゃんが、無事助けられました。なんてあちこちのマスコミで一斉に報道されるのに。何か事情があるんでしょうかね。(2007/9/20)(LIVING WITH DOGS)
波にさらわれたイヌ、サーファーがサーフボードで救助
ミシガン州グランドヘイブン──米国北部ミシガン湖で今月11日、高波にさらわれておぼれかかったイヌを、サーファー2人がサーフボードを使って救助する出来事があった。
救助の一部始終を目撃していた警官のロイス・ロジャースさんによると、サーファーのひとりがイヌをサーフボードに乗せて、もう1人のサーファーと協力して救助したという。
この日、非番だったロジャースさんは、自分の愛犬を連れて、ミシガン湖のほとりに散歩にやってきた。防波堤を歩いていたが、波がとても高かったので、危険に思って引き返したところ、近くにいたイヌの姿が見えないのに気付いたという。
イヌは波にさらわれて、水の中を泳ごうとしていた。しかし、波が高くて、うまく泳げない様子だったという。波にさらわれたイヌの飼い主は、助けを求めて叫んでいたという。
これを見ていたサーファーのマット・スモレンスキーさん(25)が、イヌの首輪をつかんでサーフボードに乗せ、近くにいたジョー・ライオペルさんがスモレンスキーさんのボードを引く形で、岸辺にまで連れ戻した。
スモレンスキーさんは、「何百万回もイヌを見ているけど、どのイヌもみんな、波に向かってほえて、波が押し寄せると後ろに逃げるってことを繰り返してるね」と、犬の習性を話している。
目撃者のロジャースさんによれば、救助されたイヌの飼い主は、スモレンスキーさんらにお礼を言ったあと、すぐにその場から立ち去ったという。名前を聞く暇もなかったらしい。(2007/9/18)(CNN記事より)