行政の避妊去勢手術助成金
行政の避妊去勢手術助成金
すべての地域で助成金が実施されているわけではないのですが、京都市が助成金を増やしたところ手術の実績が増え、不要犬の引き取りは減ったそうです。
不要犬の引き取りが殺処分対象の大半を占めている行政で、まだ助成金を実施していない行政は、是非避妊去勢手術の助成金を予算してみて下さい。
また、飼い主さん達は不要犬にしないためにも、望まれずに生まれる命を作らないことでしょう。
うちの子の赤ちゃんを見てみたいと言って産ませる飼い主が多いのですが、犬や猫の出産は多頭数です。生まれたら終生面倒をみる。小さな命も生きる権利があります。
(2007/11/20)(LIVING WITH DOGS)
犬猫の避妊・去勢、助成件数が増加 京都市、共生へさらに奨励
犬、猫の避妊・去勢に対する京都市の助成件数が、本年度上半期で前年度を上回ったことが、18日までに分かった。本年度から助成の予算額を増やしたことが主な要因で、これに応じて市が引き取る犬も徐々に減少傾向にあるという。避妊・去勢については動物愛護の立場から議論はあるが、市は「ペットブームの中、数を調整する必要がある」として、さらに奨励する方針だ。
市内在住の飼い主への避妊・去勢助成額は、登録届が出され、年に1回、狂犬病予防注射をしている犬に対し、雄5000円、雌6000円、猫は雄、雌とも3000円が支給されるほか、市獣医師会も同額助成している。
市では助成予算として毎年度150万円を確保し、これまで犬の場合、130件前後、猫で250件前後を助成してきた。昨年度実績では犬137件、猫247件だったが、本年度から予算を250万円に増額したところ件数が増え、4月から9月までの上半期で犬が146件、猫も265件と前年度を上回った。
一方、飼い主からの依頼で市が引き取る犬は、昨年度260匹、本年度上半期は108匹となっている。市は、引き取り数は年度によって異なるが、避妊・去勢件数が増加すれば、確実に減少するとみている。
市生活衛生課では「いわゆる野良犬(猫)に対する苦情も多い。ペットと共生していくには、飼い主がマナーを守り、数が増えた場合も考え、避妊・去勢などの処置をしてほしい」としている。
(2007/11/19)(京都新聞記事より)