補助犬訓練の人材育成

補助犬訓練の人材育成

日本の障害者補助犬のうち介助犬・聴導犬を専門に訓練する人材を育成する学院が出来るそうです。

これまでは、犬の訓練士になりたい人は、独自に犬の訓練所に弟子入りして、その先にある補助犬の訓練士には、訓練所内で先輩に教えてもらいながら自己努力で補助犬訓練士となっていました。
現在、日本盲導犬協会に人材育成の学校があるくらいで、介助犬・聴導犬の為の人材育成の場はなかったと言っても良いくらいでした。
あの日本聴導犬協会の中に訓練士学院が出来るのは喜ばしいことですね。
これで、犬の専門知識はもちろんですが、人の介助に必用な障害者福祉も学ぶことが出来、総合的な補助犬育成の為の人材育成が可能になりますね。
(2007/12/19)(LIVING WITH DOGS)


聴導犬訓練の人材養成に「学院」 宮田の協会09年開設へ
 
「日本聴導犬協会」が宮田村に建設する新施設の模型。施設内には「日本聴導犬・介助犬訓練士学院」を開設する。
上伊那郡宮田村町一区の社会福祉法人「日本聴導犬協会」(有馬もと会長)は18日、協会施設を村内に新設するのに合わせて、聴導犬や介助犬の育成を担う人材を養成する「日本聴導犬・介助犬訓練士学院」を施設内に開設すると発表した。犬の訓練に加えて、犬の医療のほか障害者福祉についても学ぶことができる全国的にも珍しい拠点になる。有馬会長は「日本での補助犬普及に役立ちたい」と話している。

同協会によると、受講期間は1年半で、第1期は2009年2月〜10年8月。08年1月から希望者を募り、5〜10人程度を受け入れる予定だ。授業料は75万円。
犬の訓練については、「国際アシスタンスドッグ協会(ADI)」の国際認定インストラクター資格を持つ有馬さんらが指導に当たる。動物保護団体などから犬を譲り受け、歩行や介助動作などの訓練を行う。
講義は、動物行動学を専門とする大学教員や獣医師、作業療法士らを講師に迎え、犬の生態や学校や病院に犬を連れていく際の注意事項などに加え、障害者福祉についても学ぶ。
同協会の現施設の南東にある村民会館近くで、村土地開発公社から土地約560平方メートルを購入済みだ。ここに協会が入る「日本聴導犬・介助犬元気いっぱい訓練センター(仮称)」を建設する。木造2階建て延べ約490平方メートルで、1階には訓練スペースや研修室、浴室、宿泊室を設ける。2階には協会や学院の事務所などが入る。

08年3月に着工、同8月に完成の予定。日本自転車振興会からの補助金と寄付金を充てる。

厚生労働省地域生活支援室によると、国内では1日現在、22団体が聴導犬、25団体が介助犬を育成している。同協会はこれまでに聴導犬5匹と介助犬3匹を無料で国内の障害者に貸与している。問い合わせは同協会(電話0265ー85ー4615)へ。(2007/12/19)(信濃毎日新聞記事より)

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