「京都のお寺」犬禁
「京都のお寺」犬禁
京都は、国宝級の神社仏閣がたくさんありますが、京都の飼い主さん達はどこでお散歩をしているのでしょう。犬と暮らしはじめてもう20年近く京都には行ってませんが、京都にはもちろん公園はあるでしょうが、町全体が名所旧跡の観光地なわけで、公園も名所の中になんて状況なんでしょうね。
気になる記事を発見しました。これまでは黙認されていた犬の散歩が、犬の排尿による建物被害や、オフリード散歩による被害などがあり「犬の散歩禁止」の張り紙するそうです。
これは、文化財を守るという意味では当然なことですが、飼い主のマナー違反が大きな要因と思えます。
でも文化財の柱にマーキングとはとんでもない話ですよね。放置糞に至っては情けないの一言なんですが。
せっかくこれまでは犬の散歩が黙認されていたのに、マナー意識の高い飼い主さん達であれば、柱にマーキングなぞさせないでしょうし、放置糞などあり得ません。どうにか善処できたのではと思うと残念でなりません。
このお寺で散歩していた飼い主さん達は、今からでも遅くありませんから、お寺の境内の清掃や、お散歩をしている飼い主さん達に向けて啓蒙活動を始めるキッカケになるのではと思いますが、いかがでしょうか?
ローマはそれこそ町中が文化財ですが、犬と散歩する飼い主さんは多く、広場の噴水に飛び込む犬の姿が見られたりします。ただローマの文化財は石造りなので少しくらいマーキングしても問題はないのかも知れません。でも日本の文化財は木材で作られていますから、やはりマーキングは御法度ですね。
犬と一緒に文化財のある公園で散歩できるような社会にしたいものです。
犬に対する理解とマナー意識の高い飼い主さんばかりになれば不可能ではないと思います(2007/12/30)(LIVING WITH DOGS)
犬の散歩、新年からお断り 左京・金戒光明寺、尿で建物被害も
浄土宗の宗祖・法然ゆかりの寺で、「黒谷さん」の名で親しまれる京都市左京区の金戒光明寺は、新年の元日から境内での犬の散歩を禁止する。年配の参拝者の安全確保や、おしっこによる建物の傷みを防ぐのが目的で、寺は「わざわざ車で犬を連れてきて散歩させる人もいる。人と文化財を守る措置なので理解してほしい」としている。
大規模な寺院としては珍しく、これまでは境内での犬の散歩を黙認していた。境内に18の塔頭があり、生活道路の確保のために夜間も閉門できないことも、散歩を禁止しなかった理由という。
寺によると、数年前から犬のふん尿処理のまずさが目立つようになってきた。1854(嘉永7)年に再建された山門のケヤキの柱に、犬のおしっことみられるものがかかっているのを僧侶が毎日のように見掛けるようになり、寺は「柱の下部が白く変色している原因の一つ」とみている。京都府文化財保護課も「湿気が上がって柱の下部が変色することはよくある。原因は特定できないが、犬のおしっこの可能性もある」とする。
また、犬のふんが境内に放置され、1週間でポリ袋3つ分を処理するようになった。今のところ被害はないが、大型犬を境内で放す飼い主もおり、寺の職員からは年配の参拝者や境内の幼稚園に通う園児を心配する声も出ていた。
寺は散歩禁止の予告を境内に掲示して、飼い主に理解を求めている。(2007/12/30)(京都新聞記事より)