飼い主の遺産で幸せな犬達
飼い主の遺産で幸せな犬達
もしも世話をする人が先に亡くなったら、愛犬はどうしたら良いのか?愛する犬と暮らしている人ならば「愛犬を看取ること」それはいつも考えていることですよね。
もしも飼い主が先に逝くかも知れないとき、あなたはどうしますか?
ある人は、信頼する犬友に愛犬を託し、持参金を用意してその生涯を幸福にしてもらう約束をしたそうです。
私も、昨年の闘病生活で、健康への自信はなくなりましたが、愛犬たちを残して先に逝くとは思ってはいませんけど。もしも夫婦共に事故にでもあったらと考えると悩むところです。
もしもの時の為に犬達に財産を残した人がいました。アメリカで、犬3頭が遺産を相続し、幸せに暮らしているそうです。(2008/1/4)(LIVING WITH DOGS)
イヌ3頭、遺産40万ドルと住居を相続 悠々自適な生活
米メリーランド州のヘイガースタウンで、飼い主が亡くなって1年がたつものの、食べ物や暮らす場所に困らず、悠々自適な生活を送るイヌ3頭がいる。好物は、ガーリック・ブレッドとミートボールを添えたスパゲッティという献立だ。
3頭は故ケン・ケンパーさんが飼っていたビーグルと、ラブラドールの雑種2頭。いずれも野良犬だったところを、ケンパーさんが引き取って、面倒を見ていた。
しかし、ケンパーさんは2006年に死去。遺産40万ドル(約4500万円)と、80万ドル(約9000万円)相当の住居を3頭に残した。
現在は、3頭の世話をするロイ・グレイディさんと一緒に暮らしている。グレイディさんによると、好物の献立を出す金曜を、ちゃんと分かっている様子だという。
3頭の名前は、バックショットとケイティ、オブジェット。医療的にも手厚い保護を受けている。
例えば、昨年ケイティが家の敷地から外に出てしまい、車にはねられる事故があった。ケイティは40回以上も獣医師のところに連れて行かれ、骨折した足と腰を治療。総額6000ドル(約67万2000円)がかかっている。
ケンパーさんは、米国の公的報道機関ともいえるボイス・オブ・アメリカに勤務。海外での任務を終えて帰国後、野良犬を保護していたという。
ケンパーさんの長年の友人で、遺言執行人のカリン・アンダーソンさんは、この3頭が死んだ場合、遺産はすべて動物保護のチャリティに寄付すると話している。「彼は本当に動物を愛していた」から、寄付はおそらく、ケンパーさんが望んでいることだと思うから、としている。
動物が多額の遺産を相続した例としては、昨年夏に死去した米ホテル女王、レオナ・ヘルムズリーさんの愛犬マルチーズが、1200万ドルを相続している。 (2008/1/4)(CNN記事より)