移動火葬業者にトラブル増

移動火葬業者にトラブル増

都内に住んでいた頃、近所のお宅の猫さんが亡くなり、そのときに、移動火葬車なるものがあることを知りました。その飼い主さんは、愛猫の葬儀を自宅で済ませ、道路に駐車している火葬車でお骨となり、骨上げも家族みんなで出来て良かったと話していました。
火葬車は目立たず、この車がまさか火葬車とは思えない仕様になっています。そのときは手頃な料金でしたが、近ごろ不当な料金が請求されるそうです。
猫さんや小型犬の場合、こういう移動火葬車も便利だろうなあと思っていましたが、残念ですね。(2008/1/9)(LIVING WITH DOGS)


ペット火葬:ブーム便乗の悪質業者横行 数十万円の請求も

ペットの火葬をめぐり、トラブルが相次いでいる。焼却炉を備えた車で飼い主宅まで出張した業者が、死骸(しがい)を焼却炉に入れた後に数十万円の高額料金を請求するもの。「嫌なら今すぐ焼却炉から出す」「遺骨を返さない」−−などとすごみ、飼い主の愛情につけ込み金を要求する。ペットブームに便乗した悪質商法に、各消費者センターは注意を呼びかけている。

東京都消費生活総合センターによると、東京都内の50代女性は今年、インターネットでペットの火葬業者を見つけ連絡した。ホームページ(HP)では、体重別の料金を掲載。約20キロの犬は5万6000円で他の料金は一切かからないとあったが、業者は犬を移動火葬車の焼却炉に入れた後、22万円を請求した。

女性は抗議したが「生焼けで犬を返す」などと言われ、やむなく15万円を支払った。業者はその後も電話で執拗(しつよう)に残額の支払いを請求、警察通報後も電話は続いた。
同センターなどによると、業者は違っても手口には共通性がある。HPには小動物から大型犬まで、体重別に1万円台から数万円の料金が表示され、一部に「高速料金がかかる場合がある」などと書かれている場合もあるが、料金が請求されるのはきまってペットを焼却炉に入れた後。大型犬で火葬料金が6万円弱のはずが40万円請求された40代の男性もいた。

料金内訳の提示は書面ではなく口頭だけのことも。全額を払わないと、残額を支払う「示談書」名目の念書を取られたケースもあったという。

動物の火葬業者には基本的に法的規制がなく、同センターは「事前に見積もりを出させるなど料金の確認が必要。納得できない場合は、支払いや書類へのサインを急がないように」と話す。

トラブルは秋以降、関東で目立つ。国民生活センターによると、ペットサービスの相談は04年263件、05年314件、06年405件と増加している。(毎日新聞記事より)

サブコンテンツ

カテゴリー

このページの先頭へ