動物孤児院 (41)In 2008…

「In 2008…」

今年の目標は;

?(ドイツでのように)飼い主を失ったペットたちのために新しいファミリーを探すテレビ番組、つまり、ドイツのほとんどのテレビ局で放映している「ご主人さま募集」のような番組を放映してくれるテレビ局を探したい。ドイツでは視聴率が高く、日曜日、月曜日の午後6時から8時というゴールデンタイムに1時間かけて放映しているテレビ局もあります。(ちなみにヘッセン3というテレビ局では、ペットたちのために新しいファミリーを探す番組が最も古くからある番組だそうです。ヘッセン3は日本のNHKのような、コマーシャルのないテレビ局です。)

これを読んでいらっしゃるかもしれないテレビ局のみなさま! テレビを通じて、たくさんの犬や猫の命を救うことができます。日本でも始めませんか? 企画してくださいませんか?

新しいファミリーを募集する番組の中で、「ハッピーエンド」も紹介されます。私はそれを見るのが何よりも楽しみ。「動物ホーム」から犬(猫)をファミリーに迎え入れた人たちと、今は最高に幸せになった犬(猫)の表情のすばらしいこと。「その犬(猫)がどんなにいい子か」を語る人たちに幸あれ!と、手を合わせたくなること、しょっちゅうです。
これこそが、一石二鳥どころか、一石四鳥。視聴者(私)、新しい飼い主、ファミリーを見つけた犬(猫)、テレビ番組の製作者、つまり、みんながハッピーになる番組なのです。

?(ドイツでのように)新聞で紹介してもらえるよう、新聞社に頼む。写真つきの広告を無料で掲載してほしい。
私が関わっているある日本のグループは、新聞に広告を出して里親募集をする際の広告費の高さを嘆いています。なかなか里親が見つからず、2回3回と続けて掲載しなければならないときは、費用の点で大変です。グループのメンバーは、犬(猫)たちが幸せになってほしいからという理由だけで、広告費も自分たちで出しているのです。新聞社が協力してくれたらどんなに助かることでしょう。

?(ドイツでのように)「殺処分」をなくすには、どうしたらよいか、もっと話題にしてほしい。で、私はいろいろな雑誌に手紙を書いています。
殺処分のないドイツを取材してほしい。取材には私が全面的に協力します。
「通販生活」というカタログ雑誌があります。去年、殺処分になる犬たちの絵話が掲載されていました。悲しい話ですが、「殺処分」について真剣に取り上げてくれる可能性のあるいい雑誌です。内容レベルがかなり高く、この雑誌の読者は、家の犬猫を「殺処分」してもらうために管理センターや愛護センター(どうして愛護センターという名称なんでしょうね。結局は殺すのに。)には連れて行かないでしょうけど。

2年前の「クレア」という雑誌も、「殺処分になるまでの犬たち」を取材記事があって、読んだ後、私は苦しくて眠れなくなってしまいましたが、あの取材記事を掲載した勇気に感心しました。「犬特集」の号でしたから、犬好きな人たちが読んで、ショックを受けた人も少なくなかったと思います。できたら避けて通りたい話題ですからね。あのように、突然、ガーンと見せ付けられると、効果大でしょう。

今日の「ご主人さま募集」記事から・・・。

今日の朝刊です。
雄のロトワイラー(7歳)の写真がでかでかと載っています。彼は今、「動物ホーム」で新しい飼い主が現れるのを待っています。写真の彼は、見るからに大きくて強そうです。ただ、大型犬の7歳は高齢の部類ですから、女性でも散歩に問題はないそうです。
新聞に掲載される犬は、ほとんどこのような大型犬か、闘犬の種類です。そして、問題をいくつか抱えています。彼の場合は、「与えたおやつを取り上げようとしたり」、「いったん与えた玩具を取り上げたり」すると、攻撃的になるのです。この犬の飼い主になる人は、次の条件を満たさないとなりません。

小さい子供がいない家庭。
忍耐強い。つまり、犬が新しい飼い主を信頼して、完全になつくまで待つことができること。

ロトワイラーは一般に短命です。このまま「動物ホーム」で一生を終わらせたくない。もう一度、愛してくれる「ご主人さま」と巡り合わせてあげたいという「動物ホーム」の人たちの思いがこの募集記事の中に込められています。無料でこのような広告を出してくれる新聞社に拍手!

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